皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回は発達障害の方々へ向けた音楽療法の効果と重要性についてお話していきます。

普段通りお話したいのに、上手く会話を合わせる事が出来ず、コミュケーションがなかなか取れない。そんなお悩みを抱えていませんか?

意思疎通が出来ているつもりが、お互いに一方的になっている場合もあります。

音楽療法は発達障害の子供たちへ、コミュケーションを上手く取りながら、身体的、精神的、社会的な健康を得るための援助方法の一つです。

そのプロセスと効果を理解して、是非実践してみませんか?

音楽療法でコミュニケーション行動を育てる

音楽療法による言葉の発達

  1. 言葉の理解
  2. 言葉の表現
  3. 言葉のコミュニケーション

音楽療法ではステップ3であるコミュニケーションが円滑に取れるようになるための援助を行います。

発達障害の場合、言葉のコミュケーションにたどり着くまでの土台である「興味・関心」や「注意」、「要求」といった複数の能力の一部が抜けています。

この抜けた部分をサポートして埋めることで、言葉のコミュケーションへと繋がっていきます。

音楽療法のプロセス

①分析・判断

発達障害の子供たちは、健康に対するニーズが違います。音楽療法では、まずそのニーズを見立てることから始まります。

②実績・記録

そして様々な楽器や音楽を使い、最適とされる方法で実践します。子供たちがどのような反応を示したか、記録を取りながら進めていきます。

③結果

実践後、どのような結果となったかを見て、悪ければもう一度分析を行います。良い反応が見れたなら持続的に実践を続けていきます。

具体的な効果

音楽療法には、言葉の発達だけではなく、様々な効果が期待出来ると言われています。より具体的な効果を以下の通りです。

音楽療法の効果

【精神面】
・精神の機能回復
・心の発達支援
・不安や不穏の軽減
・集中力が高まる

【身体面】
・身体の機能回復
・発達支援
・疼痛緩和
・免疫に関係するNK細胞の活性化

【行動面】
・積極性が生まれる
・意思疎通できるようになる
・感情表現ができるようになる
・人の話が聞けるようになる
・周りの人と協力できるようになる
・人との関わりを楽しめるようになる
・発語を促す
・行動変容
・生活の質の向上

音楽療法と癒しは違う

音楽療法の定義

avatar
都築
音楽療法と聞くと、「癒し効果」のイメージがありますよね。
avatar
小野田
確かに音楽療法と聞くと「癒し効果」ばかりを連想してしまいがちですが、発達障害のある方にとっての音楽療法は、コミュニケーションを促進する効果があるんです。
音楽療法の定義

対象:障害のある方、ご高齢の方、闘病中の方など
目的:心身の機能回復、行動変容、生活の質の向上
内容:歌う、演奏する、身体を動かす、音楽をつくる、音楽を聴く、瞑想する
実施者:音楽療法士

参照:一般社団法人日本音楽療法学会 全国音楽療法士養成協議会

音楽療法の定義は、それを行う団体により違いがありますが、共通している内容は以下のとおりです。

音楽療法を行う目的は、精神面での癒し効果を得ることだけではありません。

音楽療法とヒーリングの違い

音楽療法の注目するべき目的は、心理面や生理面に働きかけることで行動変容をおこし、生活の質を向上させることです。

発達障害のある方は人と関わることが苦手な場合が多いため、コミュケーションを促進することを目的に音楽療法を利用される方がたくさんいます。

音楽療法の実際の様子

レッスン形態

音楽療法は、個人レッスンからグループレッスンまでさまざまな形態があります。

それぞれの実際の音楽療法の様子を次の動画でご覧ください。

こちらは個人レッスンで、さまざまな楽器を使って音楽を楽しんでいる動画です。全身を使って表現しているいきいきとした様子が伝わります。
こちらはグループレッスンで、先生が歌ったリズムをみんなで順番に真似している動画です。輪になってコミュニケーションをとりながら楽しんでいる様子が伝わります。

このように、個々の状況に合わせてさまざまな楽器をとりいれながら、全身を動かして音楽を楽しんでいます。

こちらは音楽療法士の方がレッスンをする上で大切にしていることについてのツイートです。

楽しみながら行動を変える

また、レッスンの流れで先生や他の生徒さんとの関わりが生まれ、自然と笑顔でコミュニケーションできています。

音楽療法は、意識して何かの能力を身につけるというよりも、楽しんでいるうちに自然な流れで行動を変えることが可能です。

では、実際に音楽療法を受けたことのある方は音楽療法についてどのように感じているのでしょうか。

当事者やご家族の声を聞いてみましょう。

音楽療法を受けた当事者や家族の声

音楽療法を実際に受けた方は、次のような感想をもたれています。

こちらは講習会に参加した方のツイートです。音楽をとおして楽しみながら発語を促せるところなどが素晴らしいという声です。
こちらはお子さんが音楽療法を受けていたというお母さんの話です。音楽療法のおかげで音楽が大好きになり、手話ソングを披露してくれるようになったという声です。
こちらはデイサービスでの音楽療法についてのツイートです。障害の種類に関わらず、みんな音楽療法を笑顔で楽しんでいるという声です。

このように、さまざまな立場の方が音楽療法を楽しんでいます。

楽しく過ごす中で自然と言葉や音楽を習得し、社会性を身につけています。

発達障害により精神面や身体面、行動面に悩みを抱えている方は、音楽療法を試してみてはいかがでしょうか。

では、音楽療法は実際にどのような場所で実施されているのでしょうか。音楽療法を行っている場所について、詳しくみていきましょう。

音楽療法を受けられる場所

音楽療法はおもに病院や福祉系施設、音楽教室などで実施されています。

インターネットで通いたい地域を入力して「音楽療法 地域」と検索すると、その地域で実施されている音楽療法の情報が得られる場合もあります。

また、音楽療法を実施している全国の病院や施設を一覧表にまとめたサイトがありますので、参考に紹介します。

音楽療法を実施している病院

こちらは音楽療法を実施している全国の病院の情報です。

見学が可能な病院もあります。まずは最寄りの地域の病院を確認し、気になる方は一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

参照:音楽療法を実施している病院

音楽療法を実施している施設

こちらは音楽療法を実施している全国の施設の情報です。

高齢者の施設が目立ちますが、子どもや成人を対象としている施設もあります。

病院同様、見学が可能な施設もありますので、雰囲気を知りたい方は一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

参照:音楽療法を実施している施設

ここまで音楽療法の効果や実施場所についてお伝えしましたが、そもそも音楽療法を実施している「音楽療法士」とはどのような職業なのでしょうか。

音楽療法士という職業についてくわしくみていきましょう。

音楽療法士とは

音楽療法士に資格は必要?

音楽療法士は現在国家資格ではなく、民間の資格です。認定校の卒業と試験の合格にすることで与えられる資格です。

資格を取得するための条件は、団体により異なります。

次の民間団体で音楽療法士の認定を行っているので、音楽療法士という職業が気になる方は一度HPをのぞいてみてください。

音楽療法士の資格を認定している団体

参照:一般社団法人日本音楽療法学会全国音楽療法士養成協議会

音楽療法士を目指す方に向けた動画がありますので、参考にご覧ください。

こちらは、音楽療法士を目指す方に向けた動画です。

必要なスキルは?

音楽療法士の仕事は上の動画にもあるとおり、音楽だけでは成り立ちません。音楽療法士にとって、最も大事なことは対象者と向き合う心です。

対象者の状態は個人によってバラバラであり、全員が同じ療法で改善に向かうわけではありません。一人一人の対象者の反応を細部まで分析し、適切な方法でコミュニケーション行動を引き出す必要があります。

諦めない、根気強さも必要になるでしょう。

まとめ

今回は、発達障害のある方に効果がある音楽療法についてお伝えしました。

音楽をとおして人とのつながりが生まれ、苦手だったコミュニケーションを楽しいものに変えてくれるのが音楽療法の驚くべき効果です。

発達障害により悩みを少しでも抱えている方は、ぜひ一度音楽療法を体験してみてください。

生活を良い方向に変化させてくれる可能性のある音楽療法を、有効に活用していきましょう。