こんにちは、今回も知って得する情報を皆さんと共有していきたいと思います。テーマは「発達障害 食事 レシピ」です。
発達障害をもっている子供の中で、「偏食」がある子供は多いと言われています。
今回は偏食があって、偏りがちな栄養素を補える食事のレシピや、なぜ発達障害の子供に偏食が多いのか、その理由などを詳しく書いていくので最後までお付き合いください。
目次
発達障害がある子供の偏食は障害の特性が原因だった!
発達障害をもった子供に偏食が多いのは、障害の特性が原因と考えられます。
発達障害は脳神経細胞の一部が未発達なためにおこる障害です。この脳機能の障害によりさまざまな感覚が敏感になることを感覚過敏と言います。
感覚過敏
たとえば、サクサクした揚げ物ですが、発達障害の子供によっては口の中に針が刺さっているように感じてしまう場合もあります。
逆に、パサパサ、ドロドロなどの食感が苦手で食べられない子供もいます。
このほかにも、食べ物をかむ音が耳障りで食べたくないと主張する子供や、音や臭いについても同様の感覚過敏の症状が確認され、食事がとれない原因となっています。
これらは家庭での食生活が原因ではなく、発達障害の特性によるものとされています。
発達障害の偏食との向き合い方は?
発達障害による偏食は従来の「好き嫌い」ではなく、障害による生理的な問題です。まずはそのことを理解して接していきます。
発達障害の感覚過敏はその子供によって異なります。その子供の感覚過敏の特性に合わせて食事の工夫をします。
たとえば、かたいものが食べられない子供にはミキサーにかけたり、ふやかしたりして食感を軟らかくします。
逆に軟らかいのもが苦手な子供には素材を素揚げしてサクサクの食感にします。
また、イラストなどを使って、これは食べられる食材だと示し、子供に安心感を与える工夫をするのも良いです。
発達障害の子供に必要な栄養素は?
発達障害をもっている子供に取らせたい栄養素について説明していきます。
ビタミンB
ビタミンBは体の代謝に欠かせない栄養素です。
発達障害の子供は、代謝がスムーズにできない子も多いため、積極的に摂取をすることが望ましいです。
ビタミンBを多く含む食材として
- 肉類(豚肉は特に多い)
- 豆類(豆腐や納豆など)
- たまご
- うなぎ
- アーモンド
- 魚介類
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の材料となり、また精神の働きを安定させる効果があります。
また人の体の中で一番量が多く存在しているミネラルでもあり、体の中で中心的な役割を果たしている重要な栄養素です。
カルシウムを多く含む食材として
- 豆類(豆腐や納豆など)
- 小魚(しらす干し、さくらえび、ししゃもなど)
- 海藻類
- 野菜類(小松菜、菜の花、水菜、切り干し大根など)
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
カルシウムはビタミンⅮと一緒に取ると吸収が良くなります。魚類はカルシウムもビタミンⅮも含まれているので積極的にとりたい食材です。
おすすめレシピを紹介
ここでは発達障害の子供に食べさせたい料理とレシピを紹介していきます。
切り干し大根と豚肉の煮物
材料:乾燥切り干し大根、人参、豚バラ肉、油揚げ、ごま油、だし汁
だし汁:3倍濃縮のめんつゆに適量の水を加えておく
- 乾燥切り干し大根を水に浸し、約20分ほどあく抜きをします。
- 豚バラ肉、人参、油揚げは好みのサイズにカットしておきます。
- あく抜きした切り干し大根を水でよく洗い、好みのサイズにカットします。
- フライパンでも小鍋でもよいです。ごま油をひいて、熱します。
- 好みのサイズにカットした豚バラ肉を先に炒めて火を通します。
- 豚バラ肉に火が通ったら、切り干し大根と人参を入れて軽く炒めます。
- だし汁を加えて強火で煮ます。
- グツグツと煮えだしたら中~強火で煮ていき、煮汁が少なくなったら火を止めて完成です。
そのまま食べても良いですが、ご飯と混ぜて、ゴマをふって食べても美味しいです。
鯖缶の竜田揚げ
材料:鯖缶(味付け)、かたくり粉、揚げ油
- 揚げ油を準備して180度の温度に設定する。
- 鯖缶を開けて、中身を取り出し、かたくり粉を全体にまぶす。
- 180度の油でサバの表面がカリッとなるまで揚げる(もともと火は通っているので、短めの時間で大丈夫です)
- 揚げたら、ペーパータオルを引いたバットなどに取り出して、盛り付けて完成です。
サバはカルシウムも豊富ですが、ビタミンⅮも豊富なのでカルシウムの吸収も良く、積極的にとりたい食品です。
味付けの鯖缶ならかたくり粉をまぶして揚げるだけなので、比較的簡単に調理出来ます。
ただ、油が跳ねやすいので注意が必要です。
まとめ
発達障害を持つ子どもの偏食は障害がもつ特性が原因ということがわかりました。
従来の好き嫌いとは違うため、無理に食べさせるのではなく、食べやすくするための工夫が必要です。
子供の特性に応じて、食事形態の見直しや工夫を行い、食事を楽しめるようにしていきましょう。
最後まで見てくれてありがとうございました。