皆さんこんにちは!本日も知って役立ち情報を皆さんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 反抗期」です。

反抗期は、その時期や内容、反抗している期間の長さも人それぞれでしょう。
しかし、発達障害のあるお子さんはより気を付けなければいけない点があります。

それは悪化しやすいと言うことです。
悪化すると二次障害を起こして本人も周りもどんどん苦しくなってしまいます。

二次障害を防ぐ効果的な言葉、それは「ごめんね」と「ありがとう」です。

反抗期に効く魔法の言葉

自己肯定感を高めていくことは子どもの発達にとても重要です。


自己肯定感が低いと、自分は受け入れられないダメな人間という否定的な考え方になってしまいます。
やがて諦めの気持ちと周囲に対する怒りの気持ちが大きくなってしまうのです。

これは周囲の接し方に大きく影響されています。

でも、どんなことをすればいいの?

そこで進んで使ってほしい言葉が「ごめんね」と「ありがとう」です。

反抗期に効果大

どんなお子さんにも言えることですが、みんな自分の気持ちを分かって欲しい、自分を必要として欲しいと思っています。

この気持ちを伝える魔法の言葉が「ごめんね」と「ありがとう」です。

言っているつもりでも、案外言えていないものです。
特に身近な家族には、言わなくてもわかるという甘えがお互いにあるのでしょう。

意識して口に出していると、そのうちに慣れてきて自然と言えるようになりますよ。

「ごめんね」

もしあなたの言動に対してお子さんが嫌な気持ちになってるな、傷ついたかなと思ったら。

いろいろ理由はあるでしょうが、まずは「ごめんね」といいましょう。
そのあとであなたがしたことの理由を伝えていきます。

例えば

・子どもの持ち物を片付けたら怒りだした…勝手に触られて嫌だった気持ちに対して謝って、片付けた理由を伝えましょう。

・他の兄弟を優先したことで癇癪を起した…待たせたことを謝ってから、1対1で対応しましょう。

あなたが謝ることで、お子さんは自分の気持ちを受けとめてもらえたことが分かります。
受けとめてもらえて気持ちが落ち着くと、後から自分が間違ってたなと思うことだってあるんです。

すぐには受け入れないかもしれませんが、続けていると伝わります。
根気のいることですがお子さんの苦しい気持ちに思いを寄せて伝えてください。

「ありがとう」

お子さんの行動に対して「ありがとう」と言えるポイントを探して積極的に言ってください。

当たり前の行動も実はなかなか難しいものです。

例えば

・すれ違う時にちょっと避(よ)けて先に通してくれた
・テレビのリモコンを取ってくれた
・部屋にあるゴミを言われなくても捨ててくれた
・自分の使ったコップだけど台所にさげてくれた

すごく些細なことでもお子さんがポジティブな気持ちで行ったことに対して「ありがとう」を言うことで、認めてもらえたと言う気持ちと役に立ったと言う喜びが沸きます。

これってとても気持ちのいい感情でしょう?

慣れてくると自然に言えるようになります。

もしかしたら最初は拒否反応があるかもしれませんがあきらめないで欲しいです。

このときの「ありがとう」の言い方はさりげなく。
大げさな言い方は2~3歳くらいまでしか通用しませんよ!

反抗期は成長のあかし

反抗期はお子さんが成長・発達している証拠です。

反抗期とは

反抗期(はんこうき)は、精神発達の過程で、他人の指示に対して拒否、抵抗、反抗的な行動をとることの多い時期のことである。子どもから大人へと成長する過程で誰もが通るものとされている。

Wikipedia「反抗期」

思春期の反抗には子ども扱いされることへの反発があります。
子ども扱いせずに一人の人として認めてあげることで徐々に落ち着いてきます。

もちろんまだまだ未熟な部分はたくさんありますが、お子さんは今成長しようと頑張ってるんだな、と分かってあげて欲しいところです。

成長を見守るということ

今まで口出ししていたことを止めるのは難しいです。

大事な子どもが辛い思いをしないよう、守りたいからいろいろ言うんですよね。

でもこの気持ちがお子さんに対して、時にはうるさく縛り付けに感じられるでしょう。

障害があっても成長し、みんな大人になっていきます。
そして自分で出来るようになることも、したいことも増えてくるのです。

ちゃんとしないとダメになる!!
と必死に働きかけることが、お子さんを苦しめ成長をさまたげているのです。

口出し、手出しは最小限にして、あとは様子を見てあげてください。
放置するのではなく「見守る」のです。

難しいですよね(笑)。

でもこのことがちょっとでも頭の隅にあれば変化は起きます。

発達障害のお子さんの反抗期

発達障害をお持ちのお子さんは一般より反抗期が遅い、分かりにくい、悪化しやすいという特徴があります。

遅い反抗期

精神年齢が実年齢より低いと、一般的な時期より遅くに反抗期が訪れるというのは良くあることです。
気にする必要はないでしょう。

一般的に反抗期と言われる期間は

  • 第一次反抗期…2歳~4歳
  • 第二次反抗期…11歳~17歳

です。

発達障害のみられるお子さんはだいたい3年から5年幼いと言われています。

少し遅れてやってくる反抗期。
成人してから現れることも珍しくありません。

また、最近では反抗期の見られないお子さんも増えています。

反抗期と問題行動の境目が分からない

発達障害特有の問題行動と反抗期の境目が分かわかりにくいという話をよく聞きます。

いつまで続くのか、どう対応したらよいのか不安になってしまいますよね。

今現れている反抗がどちらなのかというのはとても分かりにくく、専門家でも判断には時間がかかります。

どちらなのかを確認するよりも、何が理由で問題が起きているのかを考えることの方が重要でしょう。

それは問題行動には目的があるからです。

自分でやりたいのか、構ってほしいのか、それとも何かほかに目的があるのか。

日常の活動が困難なお子さんは、ストレスを抱えやすい環境にあります。

お子さんが今、何に困っていてどうしたいのかという気持ちに思いを寄せてあげたいですね。

反抗期がない

よくあることで、特に心配する必要はありません。

最近は反抗期の見られないお子さんが全体的に増えてますが、お子さんの性格や環境が理由だと考えられています。

表には表れていなくても、本人の心の中ではそれなりに葛藤していて、自分なりに解決し乗り越えているかもしれません。

大人が抑えつけているのでなければ大丈夫。

ただし、自閉スペクトラム症のお子さんのなかには「親に反抗するのは悪いこと」という強いこだわりによって反抗を止めている可能性もあります。

激しすぎる反抗(二次障害)

お子さんの反抗が度を越している場合、二次障害を起こしている可能性があります。

二次障害とは、もともとの障害が悪化してさらに難しい問題を抱えてしまうことです。

これには環境や家族の接し方がとても大きく影響しています。

こちらは二次障害を簡単に分かりやすく解説してくれる動画。
環境の大切さが良くわかりますよ。

発達障害のお子さんは、日頃から怒られ注意されて自信を無くしていることが多いでしょう。

そこに反抗期が重なると、今まで以上に周囲に対して批判的、攻撃的になります。
その態度をさらに周りから厳しく追及されたらどうなりますか?

とても苦しく辛い気持ちになっているに違いありません。
改善が難しくなる前に周囲のかかわり方を変えていかなければなりません。

「反抗挑戦性障害」

二次障害の一つで、主に9才から思春期にかけて見られます。

反抗挑戦性障害の特徴

  • 攻撃的で挑発的な態度
  • 規則や権力者に対する強い反発
  • 繰り返される反抗

お子さんの問題行動に対して、圧力や否定的な対応をするとこのように悪化してしまうのです。

反抗挑戦性障害の主な定義

少なくとも6か月持続する拒絶的、反抗的、挑戦的な行動様式で、以下のうち4つ(またはそれ以上)が存在する。

1.しばしばかんしゃくを起こす。
2.しばしば大人と口論する。
3.しばしば大人の要求、または規則に従うことを積極的に反抗または拒否する。
4.しばしば故意に他人をいらだたせる。
5.しばしば自分の失敗、無作法を他人のせいにする。
6.しばしば神経過敏または他人によって容易にいらだつ。
7.しばしば怒り、腹を立てる。
8.しばしば意地悪で執念深い。
 ※ アメリカ精神医学会

Wikipedia「反抗挑戦性障害」

診断や治療にはとても時間がかかります。
当てはまるときは早めに心療内科や神経科などの専門家に相談されることをお勧めします。

病院検索ホスピタ
反抗挑戦性障害についての解説と、神経科や心療内科などを検索できるサイトです。

お母さんにだけ反抗的

これもよくある問題ですね。

日頃から近くにいて、一番お子さんをコントロールしているのがお母さんだった。
そしてお母さんは感情的になりやすい。

これがお母さんにだけ反抗の矛先が向く原因のようですね。

誰よりも我が子を心配して、なんとか幸せにしたくて頑張っているだけなのに…。

でもお子さんも成長しているのです。
いつまでも親から頻繁に指示や制限を受けていると反発するでしょう。

失敗しながらでも自力で成長する力を信じて、少しだけ手を放してみましょうか。

大人も無理しない

忙しい大人

仕事のことや家のこと、他の兄弟のことなどを一度にこなしているあなたはとっても忙しいですよね。

そんな時に一人のお子さんが反抗して物事が進まなくなると、もうイヤになってしまいます。

「あ、しんどいな」と感じたら一旦、自分を休ませてあげましょう。

  • 一人でお美味しいものを食べる
  • ご飯を手抜きで済ませる
  • 映画を見に行く

あなたのしたい事なら何でもいいでんす。

お子さんの年齢や障害の程度、あなたの環境によってそれは簡単ではないかもしれません。

でも元気じゃないと、どんなことだって頑張れませんよ。
スーパーマンじゃないのですから。

同じ悩みを持つ人の話を聞いたり、誰かに今の気持ちを聞いてもらうだけでもスッキリします。
自分の気持ちを整理することもできるので「話す」はおすすめです。

一人で抱えず、周囲の協力を得ることも忘れないでください。

うちの子はADHD 反抗期で超たいへん! 税込み1,540円(楽天ブックスより参照 2021年1月現在)
著:かなしろにゃんこ。 監:田中 康雄  講談社
ADHDと軽い自閉スペクトラム症のある中学生の息子さんが反抗期を迎えたときのドタバタを明るく描いた漫画です。
著者であるお母さんの頑張りや息子さんの成長がみられ、読んでいて気持ちが明るくなります。

まとめ

反抗期は子どもの成長段階の一つ。
分かっているけど、親は大変です。

お子さんの「大人になろう」とする気持ちと、「分かって欲しい」「認めて欲しいとい」う欲求がいつも以上に本人を不安定にしています。

私たちにできるのは

  • 「ごめんね」と「ありがとう」という言葉を意識して使う
  • 子供の成長を信じて「見守る」

一見とてもシンプルで簡単そうですが、なかなかハードルは高いですね。


私も最初は抵抗があってすぐには実戦できませんでした。

それでも意識して試しているうちに、いつしか自然に出来るようになり、今ではみんなが気持ちよく声を掛け合えるようになりました。

試しに最初の一言から始めてみませんか?