皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害チック」についてです。

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橋口
わざとではないのに、同じ動きや声をくりかえしてしまうチックの症状のあるお子さんは多いですよね。
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都築
他の発達障害と併発してチックの症状に悩んでいる方もいますね。
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小野田
チックは大人になるにつれて症状が良くなる人がほとんどです。チックを指摘すると症状がひどくなる場合もあるので、周りの方は指摘しないことが大切です。

今回は、発達障害のひとつであるチックについてお伝えします。

チックは指摘しない方が良いといわれている理由について、くわしくみていきましょう。

発達障害のチックは指摘しない方が良い理由

発達障害のひとつであるチックは、本人の意思とは関係なく身体の一部が動いたり声を発したりしてしまうことをいいます。

チックは指摘しない方が良いといわれていますが、その理由は次のとおりです。

チックは指摘しない方が良い理由

・成長にともない、自然と良くなることがほとんどであるため
・本人の意思で症状をコントロールできるわけではないため
・本人が気にすると意識がチックに向いてしまい、悪化する恐れがあるため
・良いところに注目して自信をつけると、症状が良くなる場合があるため

このように、チックの症状を良くするためには、本人も周りの人も症状を気にしないことが一番であるといえます。

チックはひどい場合には薬などを使って治療する必要がありますが、ほとんどの場合は成長にともない自然と良くなるため、無理に治そうとする必要はありません。

チックを指摘すると本人の意識がチックに向いてしまい症状が悪化する可能性もありますので、周りの人はチックの症状に注目しないようにしましょう。

また、良いところを褒めてもらうことで自信がつくと症状が良くなる場合もありますので、良いところに注目し自信を増やすための支えになりましょう。

参照:東大病院 こころの発達診療部

次の動画では、お子さんがチックと診断された場合の対処法について解説していますので、参考にご覧ください。

では、チックにはどのような種類があるのでしょうか。症状を指摘しないためにも、チックについての理解を深めていきましょう。

チックの種類

チックには大きくわけて「運動チック」と「音声チック」の2種類があります。そして、複数の運動チックとひとつ以上の音声チックが1年以上続く場合には「トゥレット症候群」と呼ばれます。

それぞれの症状について、くわしくみていきましょう。

運動チック

運動チックは、本人の意思とは関係なく身体の一部がくりかえし動いてしまうことをいいます。

具体的な症状は次のとおりです。

運動チックの症状

・まばたきをたくさんする
・鼻をひくひく動かす
・口をまげる
・口をあける
・舌を出す
・首を動かす
・腕を動かす
・足を動かす
・お腹を動かす

参照:東大病院 こころの発達診療部

音声チック

音声チックは、本人の意思とは関係なく声をくりかえし発してしまうことを言います。

具体的な症状は次のとおりです。

音声チックの症状

・風邪ではないせきやせきばらいをする
・鼻をならす
・舌をならす
・叫ぶ
・「あ」や「お」など声を出す
・言葉を連発する
・「うるさい」など汚い言葉をいう

参照:東大病院 こころの発達診療部

トゥレット症候群

トゥレット症候群は神経発達症のひとつであり、複数の運動チックとひとつ以上の音声チックが1年以上続くことをいいます。

子どもの頃に発症し、増えたり減ったりをくりかえす場合があります。

他の発達障害と併発することも多いため、併発する症状を含めて理解し、社会に適応できるように支援することが求められます。

参照:NPO法人日本トゥレット協会

では、そもそもチックの症状はなぜおこるのでしょうか。チックの症状がおこる原因についてくわしくみていきましょう。

チックの症状がおこる原因

チックの症状がおこる原因ははっきりとは解明されていません。

しかし、次のような原因が考えられています。

チックの原因と考えられているもの

【遺伝要因】
脳内回路や神経伝達物質の異常

【環境要因】
テレビの見過ぎによる目の疲れ、結膜炎による目のかゆみ、風邪により咳がくせになった、など

【心身要因】
不安、緊張、疲労、興奮、ストレス

このように、生まれつきの要因と、生活環境による要因が考えられています。

脳内の異常については自分の力で改善することは難しいですが、環境要因や心身要因については生活を見直すことでチックの発症を防ぐことができるかもしれません

環境や心身の要因はチックだけでなくさまざまな疾患につながる可能性もありますので、日頃からできるだけ抱えないよう配慮しましょう。

参照:NPO法人日本トゥレット協会

では、実際にチックの症状を抱えている方は、どのような体験をされているのでしょうか。

実際の声を聞いてみましょう。

チックやトゥレット症候群を抱えている方の体験談

チックを発症している方は、生活の中でさまざまな困難を体験しています。

しかし、その中でうまくつきあうための方法を模索している方もたくさんいます。

実際にチックの症状とどのようにつきあっているのか、体験談をみてみましょう。

トゥレット症候群は 辛く苦しく 孤独になります。

だから その気持ちをわかってくれる友達。友達。わかってくれる、普通に自然に 寄り添ってくれる友達

家族がいてくれたら どんなに心強いかとおもいます

友達。友達。友達。

友達に出会えたらいいな

引用元:ツイッター

こちらは、トゥレット症候群(チックが1年以上続いている状態)は苦しくて孤独なため、その気持ちを理解してよりそってくれる友達に出会いたいという声です。

こちらは、周りの方がチックを理解し、ガマンしなくていいという環境をつくってくれたという声です。
こちらは、トゥレット症候群の症状を周りが理解してくれるため、安心して仕事ができるという声です。

昨日久々に焼肉屋さんへ。

息子が 「ここだったらオレでも働けるかも!こんなにザワザワしてるなら大丈夫そう!」 と言っていた。

普段ボーッとしている中2男子だけど 先々のことを考えてる?

音声チックがあると 生きづらいことが多いけど 上手く共存していく道を 息子は模索しているのかな。

引用元:ツイッター

こちらはザワザワしている環境なら音声チックがあっても働けるかもしれないと将来を模索している方の声です。

また、有名人の方にもチックやトゥレット症候群と向き合っている方がいますので、紹介します。

こちらは若者に大人気のアーティストです。トゥレット症候群であることを隠さずにインタビューに応じています。

このように、チックやトゥレット症候群とうまくつきあうためのキーワードは「周りの理解」です。

周りの人が理解をすることで、チックの症状をガマンする必要がなくなり、安心して人との時間を過ごすことができます

勇気のいることですが、周りの理解を得るためにもチックやトゥレット症候群であることを周知したり、それらに関する知識を広めていくことが大切であるといえます。

まとめ

今回は、発達障害のひとつであるチックについてお伝えしました。

・チックは指摘してはいけない

・チックは環境や心身を整えることで、発症を防げる可能性がある

・チックとうまくつきあうためには「周りの人の理解」がとても大切である

以上のことを理解し、ご本人と周りの人で連携してチックとうまくつきあっていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。