皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のテーマは「発達障害の見分け方」についてです。
近年、大人になってから「発達障害」と診断されるケースが増加しています。
学校や会社などで、期限のあるものの提出を忘れていたり、ミスなどの不注意が他の人と比べて多かったりという経験はありませんか?
この記事では、自分が発達障害であるかどうか疑いがある場合の見分け方について紹介していきます!
目次
発達障害を疑った場合の見分け方!
結論から言うと、自分が発達障害かどうかを見分けるためには、
1.セルフチェックを活用する
2.支援機関や医療機関に相談する
この2つを行ってみるとよいでしょう。では、それぞれ具体的に見ていきます。
見分ける方法① :『セルフチェック』で自己診断してみよう!
まず、セルフチェックで自己診断してみる方法です。セルフチェックは数個から数十個の設問に回答するだけで、症状の簡易的な自己診断が行うことができます。
・「病気かな?」と思った時に、気軽にチェックできる
・簡単に自分がどの程度の状態にあるのかが把握できる
・症状によって、急を要するかどうか見分ける事ができる
発達障害においてのセルフチェックは、専門科である病院や支援センターなどのWebサイトで気軽に行うことができます。
セルフチェックができるサイトはこちら!
見分ける方法② 支援機関や医療機関に相談する!
次に各区市町村の保健センターなどの支援機関、または医療機関に相談してみることも考えてみましょう。
例えば各区市町村の保健センターでは、未成年だけでなく、成人の方に対しても相談を受け付けています。また、医療機関を紹介してくれる場合もあるので、どこの病院に行くべきか迷っているときなどは連絡をしてみるとよいでしょう。
日常生活に支障をきたしている場合は、医療機関へ早めの受診をおすすめします。セルフチェックは簡易的なものであり、発達障害の診断は原則医師にしか行えませんので、お近くの精神科医院や総合病院などへ直接相談してみることも考えてみましょう。
①専門の職員や社会福祉士がいるので相談しやすい
②支援機関では専門の医療機関を紹介してくれる場合がある
③日常生活や様々な場面についての相談、アドバイスをしてくれる
④医療機関では発達障害の診断を行ってもらえる
ここでは関西地方の支援機関や専門の医療機関をいくつか紹介しますので、相談や受診の際に参考にしてみてください。
そもそも発達障害とは?
発達障害とは、簡単に言えば生まれつきの脳機能の発達に偏りがある場合に起こる障害のことです。しかし、単に発達障害と言ってもその症状は個人によっても様々です。発達障害はその行動や特徴から主に3つの障害に分類されます。
1.自閉症スペクトラム障害(ASD)
人と接することが苦手、強いこだわりを持っているなどの特徴がある先天的な障害です。主に幼少期から症状が見られますが、大人になってから診断を受ける方もいます。
女性に比べ、男性の方が2~4倍ほど症状を持つ人は多いと言われています。
・相手の話を理解すること、自分の考えや気持ちを言葉で伝えることが苦手
・言葉による表現がわかりづらい
・環境の変化を苦手とし、同一の環境を求めるなど、こだわりが強い
・予定外の対応などにストレスを感じたり、パニックになる
・光や音に敏感
2.学習障害(限局性学習性)
知的や視覚に障害がないにもかかわらず、「読み書き」「算数」などで特定の学習の遅れが出てしまう障害です。苦手な分野に関しては知的な遅れが見られないのもあり、診断の難しい障害でもあります。
また、限局性学習性やLDとも呼ばれ、こちらの障害は前述した「読み書き」「算数」の大きく2つに分かれています。
1.読み書き障害
読み書きに関する動作を困難とする障害です。
・漢字を思い出しにくくなる
・文字の形を認識することが困難
・文字を読む際に時間がかかる
2.算数障害
数字そのものの概念に関する認識を困難とする障害です。
・「1.2.3…」の基本的な数字が認識できない
・数の大きい、小さいが理解できない
・文章問題が苦手、理解できない
3.注意欠如・多動性障害
「ADHD」という言葉を最近耳にする機会が多いのではないでしょうか?「ADHD」別名、「注意欠如・多動性障害」とも呼ばれています。
- 人より多くミスが目立ってしまうなどの「不注意性」
- じっとしている事ができず、動き回っているなどの「多動性」
- 考えもせずにすぐ行動に移してしまうなどの「衝動性」
ADHDには、これら3つの大きな特徴があります。
こちらも自閉症スペクトラム障害同様、男性のほうが女性よりも多い傾向にあります。また、人によっては「不注意性」が強かったり、逆に「多動性」は弱かったりと症状の現れ方にも違いがあります。
・単純なミスやなどの不注意が目立つ
・日常から忘れっぽい
・集中力が持続しない、気が散りやすい
・手足をそわそわさせじっとしていられない
・一方的にしゃべってしまう
1.「自閉症スペクトラム障害」
2.「学習障害」
3.「注意欠如・多動性障害」
この3つの障害に分類され、その総称として発達障害と呼ばれているよ!
実はグレーゾーン?発達障害の診断がつかないパターンも!
発達障害におけるグレーゾーンとは?
医療機関に受診をした際、発達障害の症状は見られても診断基準を満たしておらず医師から診断をもらえない、いわゆる『グレーゾーン』の方もいます。
発達障害の方は本人の調子の良し悪しで症状が変わってきますが、グレーゾーンに該当する方も同じように症状の触れ幅が出てきます。
普段は診断基準に満たない場合でも、調子の悪いときなどは診断域まで症状が達してしまうということも起こりえます。
グレーゾーンも対処が大切!
発達障害と同様、グレーゾーンに属している人も早めの対処が必要です。
診断がないために、発達障害と同等の症状に悩まされ、回りの理解を得られずに生活を続けていれば、うつ病などの精神疾患を併発してしまう可能性もあります。出来ない自分を責め続けていれば、誰だって精神的に参ってしまいますよね。
グレーゾーンの対処法は、発達障害を疑った場合と同様、支援機関や医療機関へ相談するとよいでしょう。グレーゾーンに関して、精神科医が詳しく解説している動画もありますので参考にしてみてください!
▼こちらの記事もあわせてお読みください。
まとめ
発達障害を疑った場合の見分け方や、発達障害の特徴などについて紹介しました!
・発達障害を疑った場合はセルフチェックの活用、支援機関や医療機関へ相談する!
・発達障害は「自閉症スペクトラム障害」「学習障害」「注意欠如・多動障害」の3つに分類!
・発達障害には「グレーゾーン」が存在し、発達障害と同じく対処が大切!
自分が発達障害であるかどうか、上記のような方法で見分けることも大切ですが、自分が「生きづらさ」感じないためにも、周りの人からの理解を得ることも大切になってくると思います。
不安な時は気軽に支援機関や医療機関へ相談してみましょう。あなたの踏み出した一歩に、必ず手を差し伸べてくれます。