こんにちは!今回も皆さんが知って得する情報を共有していきたいと思っています!テーマは「発達障害 運動療育」です。

発達障害といっても種類があり、またその種類によって特徴が異なります。自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群はコミュニケーションが苦手で、一般的に空気が読めないと言われています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)はじっとしているのが苦手で、突発的に走り出したり、忘れ物が多いのが特徴的です。

学習障害は文字の読み書き、計算、推理、会話などが極端に苦手で、単語は読めても、文章になると文字が読めなくなるといった特徴が見られます。

これらの特徴以外に、一般的に発達障害の子たちには運動のぎこちなさや、不器用さが目立ちます。

近年、発達障害を持った子どもは増加傾向にあります。

運動を取り入れた療育は心身ともに成長する優れたツールです

結論から言うと、運動を通した療育は心身の成長にとって優れたツールであるといえます。

理由としては後の文章で詳しく書いていきますが、発達障害のある子供には先天的な不器用さや、ぎこちなさがよく見られます。

それらを遊びを交えた専門的なレッスンで補正し、リハビリの資格を持った先生が直接指導してくれるからです。

子供たちも楽しくレッスンを受け、運動能力の向上も実感できるため、子供も親も喜びます。

DCD:発達性協調運動障害

発達障害の中でも、極端に運動が苦手という「発達性協調運動障害(DCD)」という種類もあります。

この発達性協調運動障害を持つ子どもの特徴として、お箸はもちろん、スプーンやフォークを使って食事をするのが難しく、こぼしてしまう事が多い。ハサミなどの道具がうまく使えない。走り方や歩き方がぎこちない。力加減の調節が苦手。バランスを取るのが苦手などがあげられます。

原因としては、脳が体をコントロールする指令を出しているのに、それが末端にうまく伝わらなくて、不器用な体の使い方が目立ってしまうようです。

発達障害と療育

療育とは発達障害のある子どもや発達障害の可能性のある子どもに対して、成長段階やその子の特性に応じた支援を行う事です。

療育を通して、自分の障害とうまく付き合っていく方法を学び、コミュニケーション能力を高め、社会性の向上も同時に図っていきます。

療育を受ける場所として「児童発達支援」があります。基本的に未就学児が対象です。

利用にあたっては児童発達支援を行っている事業所に問い合わせて、療育が必要か等の相談して、お住いの市町村福祉窓口にて「通所受給者証」の申請を行い、ご両親の意志が決まったら事業所と契約を結び、療育を開始していきます。

発達障害における運動療育

発達障害における運動療育とは、発達障害が持つ体の動きのバランスの悪さや不器用さなどを運動を通して改善していく事です。

主には器具や道具を使った遊びやゲームのようなことを通して、楽しみながら、目的となる動作を取り入れて、改善、強化、安定を図ります。

運動療育をすることで、運動を通して脳へ刺激が伝わり、脳の成長を促していきます。子供が興味があるようなことに関連付けて運動を行い、気が付いたら運動に集中していたという状態を作るのが運動療育の持ち味です。

発達障害と診断を受けた児童に対して専門的な運動療育を検討する場合、専門的なリハビリテーション施設や放課後デイサービスを利用するのがお勧めです。

筆者の子供も発達障害を持っており、放課後デイサービスに通っていますが、そこでは作業療法士の先生がいて、専門的なプログラムを取り入れて支援を行っています。

また地域によっては子供向けの運動スクールで運動療育を取り入れているところもあり、筆者の子供も地元の運動スクールで運動療育を受けています。

まとめ

運動療育を療育に取り入れることで、発達障害の子供がもつ不安定なバランス感覚や、不器用さが改善されて、なおかつそれまで出来なかったことが運動を通して出来るようになるという達成感を覚えます。

また放課後デイサービスや子供むけ運動スクールの運動療育の場では子供が集中しそうな遊びを取り入れて無理なく集中させて運動を行うことが出来るので、楽しみながら心身の発達を図れます。。

筆者の子供も運動療育を通して体幹が強くなり、バランス感覚が高まりました。また運動療育を通してお友達も増えて、楽しく参加しています。

これから運動療育を取り入れていこうと思われているお母様、お父様の参考になれれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。