皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「子育て 家」についてです。
家族で楽しく健康的に住める家ってどんな家ですか?
最初はアパートや団地に住んで、子供が増えてきたら手狭になり、一軒家を建てたり借りたりマンションを購入したり、色々なパターンがあります。
住むにあたってすごく大事な事なので、これから家を建てる買う引っ越す等検討している方、ぜひぜひこの記事を読んでいただき再検討していただけたら幸いです。
目次
子育て中の家はカビの生えない健康な家
家を建てるときに、住宅メーカーさんが「子育てしやすい家」とうたっていたら
- 子供がどこにいるのか見渡せるようにオープンキッチン、カウンターキッチン
- リビングの隣に和室を作って、子供の遊び場にする
- 大きなウットデッキで水遊び、バーベキュー
- 2階は子供が大きくなったら個室にできるように、3部屋位
この提案はすごく良いです。
大事な事があります。
高気密高断熱住宅で快適な家
間取りも大事ですけどやはり健康の事を考えたら、カビがはえない家が最強だと思います。
そしてカビのはえない住宅というのが、高気密工断熱住宅なのです。
高気密工断熱とはどのようなもの?
ぶ厚い断熱材で家の壁屋根全体をおおい、そして気密をとるために気密シートや気密テープを隙間に貼り付けて、高気密工断熱の出来上がりです。
他にも大事な施工があります。窓のダブル・トリプルガラスで、サッシは樹脂サッシ、もしくは木枠です。
換気も重要で今の住宅は法律で換気を定められて、家中きちんと換気をしないと、これまたカビの原因に・・・
そしてこの高気密工断熱工法で家を建てると、結露しない冬暖かい夏涼しい快適で省エネな家になります。
ZEH(ゼット・エネルギー・ハウス)
最近はZEH(ゼッチ)といって、10年以上前よりかは高気密工断熱住宅が 見直されてきました。
ZEH(ゼッチ)とは、電力を極力家で自給自足し、なるべく電力を使わない省エネな住宅の事です。
ソーラー発電や電気自動車を使って、災害時で停電になっても暮らせる家なのです。
↑こちらに詳しく載っています
ただ、なんちゃって高気密工断熱をうたっている、ハウスメーカーがほとんどです(2021年時点)
そして、「高気密工断熱ってなに?ZEHってなに?」と何も知らず、ハウスメーカーの営業マンさんの提案にしたがって、家を建ててしまう人がほとんどというのが今の現状なのです。(営業マンですら高気密高断熱住宅の知識を知らない・・・・)
何でカビがはえるの?
家の外と家の中に温度差があると、結露します。
そして結露防止の為、家の壁に分厚い断熱材、ダブルガラス、トリプルガラス、サッシ(樹脂、木)にすると、外の空気が家に侵入しずらくなり、結露しにくくなります。
何十年か前の、コンクリートで作られた断熱材の入っていない団地アパートだと、北側の壁はビショビショに結露してしまいます。
全部の壁や窓の水分を拭き取ればいいのですが、朝、夜、風呂上がり、と何度も何度も水滴がついて、結局のところ断熱材の入っていない家は、カビだらけになってしまうのです。
ヒートショックを防ぐ
最近お風呂上がりに、風呂場から脱衣所に移動したときの温度差で亡くなってしまうという突然死が注目されてきました。
もちろん家全体が暖かければ、風呂からあがったとき脱衣所で「さむーい」ってことは少なくなります。
高気密工断熱住宅はカビが生えにくいので、健康を考えて冬暖かい夏は涼しい高気密工断熱住宅を建てよう!
そして家族全員、元気に活動的になれます。
高気密高断熱住宅の得意なハウスメーカー、工務店の選び方
「うちは高気密高断熱の仕様で建てます」といきなりうたっても、技術もない予算がかかり、子育て中の施主も「高気密高断熱ってなに?値段も高いから別にいいや」それより「外観の見た目、豪華なキッチン」子供が小さいなら間取りを工夫。
それで施主さんも満足して、高気密高断熱を知らずに結露する家を建ててしまうのです。
なんちゃって高気密高断熱住宅とは?
ZEH(ゼッチ)が政府で始まり、どこのハウスメーカーも高気密高断熱住宅をうたい始めました。
そこで、本物の長年にわたって高気密高断熱住宅を建てている住宅メーカーと、最近ZEHをうたって高気密高断熱住宅を始めたばかりの、なんちゃって高気密工断熱メーカーを比較してみます。
ベテラン高気密高断熱 | なんちゃって高気密工断熱 |
従業員が家の知識を 知り尽くしている | 営業マンが 家の知識を知らない |
窓が断熱の大部分を 損失すると知っている | 明るい部屋がいいと大きい 掃き出し窓を南側に沢山付ける |
掃き出し窓は 気密が取れにくいと知っている | 掃き出し窓が気密に影響するとか 関心がない |
サッシは樹脂サッシ又は木枠のサッシ アルミサッシは絶対に使わない | 樹脂とアルミの混合サッシ又は アルミサッシ |
気密施工が上手い | 気密にこだわりがない |
値段がそれなりに高い | なぜか値段が安い |
何件か、様々な家におじゃまさせてもらった事があるのですが、なんちゃって高気密工断熱の家は、リビングにとっても素敵な吹き抜けがあっても
高気密工断熱
メーカーで
家を建てた人
と後悔している人が沢山いました。
本物の高気密工断熱メーカーの見分け方
まずホームページを見てみましょう
- 最初のページで、「冬暖かく、夏は涼しい」「高気密工断熱」「快適な家」をうたっていたら、OKです。
- さらに何十年前から家の勉強をして、どんどん新しい知識を取り入れてる勉強熱心な工務店なら、なお良いです。
- 輸入住宅で「北欧の快適な住まい」とかでもいいです。
- 海外の北の国は、昔から高気密高断熱住宅が当たり前です。
それよりも、「¥1000万円でこんなおしゃれな家が建てられる!」等の見た目、値段をうたっていたら、なんちゃって高気密工断熱ですら無い工務店だと思いますので気をつけて下さい。
あと、家の構造よりもキッチンの豪華さや、バスルーム等の設備を紹介しているのも怪しいです。
床下エアコン
最近広まってきた工法で、冷気は下に下り、暖気は上に上がる特性を上手く使っている工法で、床の下の基礎を基礎断熱にして、そしてエアコンを基礎の中に入れて基礎の中を暖かくします。
逆に夏は天井にエアコンをを付けて、家中に冷気を送ります。
冬は床暖房まではいかなくても、部屋の中の温度と床が同じ温度になるので、体感温度がいい感じに暖かくなると思います。
この工法は賛否両論があるみたいですけど、床暖房よりローコストで家全体が暖かくなるので、最近では床下エアコンの工法を取り入れている工務店は増えてきました。
高気密工断熱住宅は施工が難しいです。
でも高気密工断熱が得意なハウスメーカーは昔から施工していて、知識も建築数も豊富なので、ホームページや資料で工務店のこだわりを見分けましょう。
子育て中の家造りの提案
冒頭でも話した通り、間取りの工夫も子育て中には必要ですよね。
カビの生えない家を紹介してきましたが、子育てするにあたって便利な間取りを提案します。
キッチンはリビングを見渡せる
リビングで遊んでいる子供達が見渡せるオープンキッチン、カウンターキッチンは、リビングと一体感があるので、家族とのコミュニケーションがとりやすいです。
玄関収納
玄関に収納があると便利です。
- 靴
- 傘
- 園芸道具
- 子供の遊具
- スポーツ用品
- DIY用品等等
発達障害で忘れ物が多い場合玄関に収納があれば、わざわざ部屋まで忘れ物を取りに行かなくて済む工夫もできます。
例えば専用の箱を作り、学校に持っていく・ハンカチ・ティッシュ・マスク等入れておけば、朝、玄関収納の箱の中から取り出してバッグに入れたりと忘れ物の防止の工夫が出来ます。
玄関の外の近くに水道
子供は外で遊ぶのが大好きなので、小さい子供は泥遊び、小学生になるとサッカー等のスポーツで帰りにドロドロになって帰ってくるときがあります。
玄関の近くに水道があれば、ドロを流してから家の中に入れるし、子供が大好きな家庭用プールを準備するのも簡単です。
玄関の近くにバスルームを設置すれば、すぐドロを洗えるので検討してみてみるのも一案で、掃除も楽になるのではないでしょうか?
ベランダはいらない
一軒家のベランダはいらないと思っています。
ベランダではなく洗濯機が置いてある場所の、一番近くの庭の外に洗濯を干すのが一番楽じゃないかと。
洗濯機が置いてある部屋をいっそランドリールームにするのも有りで、換気がちゃんとしていれば、物干し竿を付けられる雨の日でも洗濯物を干せます。
もう一つデメリットとして、ベランダのメンテナンスは大変です。ベランダの裏がカビだらけ苔だらけになる場合もあり、ベランダの防水加工も劣化して、リフォームで塗装し直さないといけないので、費用がかさみます・・・
賃貸に住む場合
転勤が多かったり、少し低収入だっだりで、家を建てる事が難しい子育て中の家庭の方もいます。
せめてものサッシはダブルにしたいところですが、アパートの築年数が浅い場合でも、不動産屋も高気密工断熱にこだわってなく、窓はダブルかシングルか紹介していない物件がほとんどです。(最近はダブルサッシを売りに紹介している物件も見かけます)
この場合、もしかしたら不動産屋も窓については知らない場合が多く、できるだけ物件を探すときや、内覧するときに窓がシングルかダブルか確かめましょう。
結露しない工夫
シングルガラスの場合は、工夫が必要です。
ホームセンター、百均、ネットで結露防止グッズが沢山売っています。
商品概要 | プチプチシートを窓ガラスに貼って冷気を防ぐ |
価格 | ¥1000前後 |
特徴 | 空気がシートに入っているので窓の断熱になって省エネになる |
メリット | 貼り付けは、窓に水分を付けて貼るだけなので簡単 |
デメリット | 見た目が安っぽい |
よく包装に使われる、プチプチシートです。見た目的にどうなのかな?と思い、でも買ってみました。透明なので部屋の明るさは失われません。空気が入っていて断熱性があるので、暖かさも保たれます。シングルガラスでも結露しませんでした。電気代も安く済みました。子供がいるのでカビがはえず、掃除も楽なので助かります。
引用Amazon
カーテンは床に付く位の長さ
カーテンのサイズは床に付く長さにしましょう。
コールドドラフトといって、窓の冷たさが窓の下から冷たい空気を部屋に送られてしまう現象で、カーテンを床に付ければコールドドラフトの冷気を防ぐことが出来ます。
内覧、問い合わせで、ダブルサッシか確かめる。
ホームセンターや100円ショップ等で、窓の断熱グッズを使って冷気を防ぐ。
カーテンは床に付く長さ。
まとめ
いけないと思います。
家で温かい部屋からトイレに行くと寒いし、冬はこたつで背中を丸め動かないでいるのはあまり健康的ではないし・・・
でも断熱の機能が良いと家中が暖かくなり、子供達が冬でも家を走り回ったりでき、子供が大きくなれば自分の部屋でくつろぎ、友達を呼んで部屋で遊んだりもできます。
大人も家が結露しなければ、掃除も楽になるばかりでなく、換気も万全なら洗濯も家の中で干しても臭くなりません。
家族全員が快適に過ごせる家、カビの無い、暖かくて涼しい、清潔な家が子育て中の家ではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。