皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 すぐ泣く」についてです。
発達障害をお持ちのお子さんの中には、普通の子に比べるとすぐに泣いてしまう子がいます。中には感情の制御ができず、周りも驚くくらい大泣きする子も。
- 何が不満なのかわからない……
- どう対処すればいいの?
この記事では、「すぐ泣く」子への正しい対処法や、やってはいけないことについて解説します。
目次
「発達障害児+すぐ泣く」以外の選択肢を知ってください
発達障害を持っていて「発達障害すぐ泣く」子は、泣く以外の選択肢を持っていないため、「泣く」しか感情の表現方法がないことが考えられます。
また「泣く」以外の表現手段をすでに教えていたとしても、すぐに理解することや使用することが難しいため、「泣く」という簡単な手段を使ってしまうのです。
「泣く」しかない選択肢がないという状況から、「言葉で伝える」「動作で伝える」など感情表現の選択肢を増やしてあげれば良いのです。
本人も保護者も周りも傷つかない方法を確認していきましょう。
「泣く」のが最良の手段だと思っている場合も
実は、発達障害のお子様にとっては「泣くことが最良の手段である」と思っている場合が多いです。なぜでしょうか?
人間は赤ちゃんの時、「泣く」ことを使って、「お腹すいた」「オムツが気持ち悪くなった」などの意思表示をします。幼い子どもにとっては泣くことで「自分の望み通りになる」ということを感覚として記憶しています。
つまり遊びが続けられる、いやだと思うことをやらなくて済む、親からなだめてもらえて甘えられる、周りの注目や関心を集められる……泣くという手段は望みを叶えることのできる簡単で手っ取り早い手段なのです。
発達障害の子は「すぐ泣く」傾向にある
発達障害を抱えるお子さまの特徴として、感情移入が偏っていたり、赤ちゃんの時に「泣くと気持ちが伝わる」経験を強烈に記憶していたりすることが多く見受けられます。
成長するにつれて赤ちゃんの時と状況は異なってきます。
健常の子は言葉で伝えることを自然に覚えていくのですが、発達障害の子はそ疎い場合が多いため、泣くだけではなにを求めているのか、周りには伝わりません。より欲求を伝えることが大事になってくるのです。
言葉やジェスチャーで伝える手段を教えよう
続いては言葉やジェスチャーで感情を表現する手段について解説していきます。
まずは選択肢を増やそう!
泣く以外に言語化したりジェスチャーを使うなど選択肢が増えれば、泣くよりもわかりやすい表現方法があるんだ!とお子さまも徐々に気がついてくるかもしれません。
やりたいことがあるのにやめるように促されたり、不快に感じたことがあったりしたならば「だめ」「いや」という言葉があることを教えてあげましょう。ネガティブな欲求を伝える言葉です。
- 泣く手段を取る前にどうしたかったのか?
- なにを望んでいたのか?
そして自分が思っていることの説明ができるように、伝え方のレパートリーを教えてあげましょう。
例えば、次のような具合です。
- おもちゃを片付けるよう言われたとき……
- 「まだ遊びたい」、「やめたくない」とちゃんと言う。
- 「~をしたい」という自分の要望を伝える言葉があることを教える。
ジェスチャーは言葉以上に伝達力が高い!
ジェスチャーは言葉よりも簡単に教えられます
ジェスチャーなら、否定する時は首を横に振る、肯定する時は首を縦に振る、わからないなら首を傾げる……など多くの方法があります。
普通の子どもにも当てはまることが多いですが、特に発達がゆっくりな子にはもっと根気強く時間をかけて教えることが必要です。ネガティブな欲求を伝えられるようになれば、コミュニケーションを円滑に取れるようになるでしょう。
親御さんも、ゆっくりでいいんです
続いては親目線について。無理せず、子供と向き合っていきましょう!
「焦らない」が効果的なことも
泣いてばかりだと、保護者の方も気が滅入ってしまいますよね。
無理に泣き止ませる必要も、焦る必要もありません。お互いに落ち着きを取り戻したら、仕切り直してゆっくりと教えてあげれば良いと思います。普通の子よりは時間がかかるだけ。誰のせいでもない、となんとか割り切りましょう。
気持ちが焦ってしまえば保護者も本人も疲れてしまい、子ども本人にも伝わりより癇癪が激しくなる・一層泣き止まないといった悪循環にもなりかねません。
だからこそ、焦っても何もいいことはないと知るべきです。
幸せになる方法は、たくさんある
当たり前ですが、身体的精神的問わず暴力も虐待も犯罪です。加害者も被害者も大きな傷を残すことになってしまいます。
もし周りの理解が得られない環境に置かれているならば、思い切って変えてしまうのも一つの選択肢です。
「すぐに泣く」の対処法と同じように、選択肢をいくつも用意しておく越したことはありません。
下のユーチューブ動画を見ると、よその子の現状としてご自身とお子さまを客観視するきっかけになるかもしれません。ご興味のある方はご覧ください↓
まとめ
いかがだったでしょうか? この記事では発達障害ですぐに泣いてしまう子どもの、泣いた時の対処法についてまとめました。
- 泣き止んだところで、どうしたかったのかを聞く
- 言葉やジェスチャーを使って泣く以外の表現手段を身につける
- すぐに理解してもらえなくても暴力を使ってはだめ
他にも、「言葉で伝える」「動作で伝える」など、便利な感情表現の選択肢があるんだよ?と、ゆっくり教えてあげましょう。
その子自身も心の中でどうすればいいのかわからないままでいます。このままでいいのか気がついていない場合もあるし、周りと違うことに違和感があるのかもしれません。この記事が困っている方の参考になれば幸いです。