皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害SST」についてです。

発達障害の影響で、上手くコミュニケーションを取ることが出来ない。

このようなお悩みはございませんか?

実はSST(ソーシャルスキルトレーニング)を通じてコミュニケーションを円滑することが出来る場合があります。

コミュケーション能力が発達すると、社会、日常において生活の質を向上させることが出来ます。

今回は、発達障害者に効果的なSSTを5つご紹介します。

まずは挑戦してみませんか?

発達障害に効果的な5つのSST

①ロールプレイ

一つの課題に対して、場面や役を作り、実践的な行動のリハーサルを行う訓練方法です。

実践を行った人に対して、第三者が「良かったこと」「こうすればもっと良くなること」を伝えます。

ロールプレイに参加しなかった人も学びなる事も、大きなメリットになります。

②ディベート・ディスカッション

一つのテーマに対して、参加者の想いや意見を発言することで、言葉のキャッチボールを行います。

ここで大切なのは、相手の意見を受け入れることです。

他人の意見を受け入れ、自分の頭で整理して発言する訓練に繋がります。

③共同作業

楽しいと思うゴールに複数人で目指す作業です。

例えば料理等も代表的な共同作業です。

「みんなで頑張って、楽しくおいしい料理を作ろう」というテーマに沿い、料理完成のゴールを目指します。

達成感と実施プロセスを通じて、協調性や、助け合う心を養います。

④ゲーム

ゲームと聞くと、悪影響ではないか?と思う方も多いかもしれません。

しかし同じ興味、同じ価値観で一つのことに取り組むことで、会話が円滑になり、より協調性が生まれます。

例えば、すごろく。

脳を活性化させるためには非常に効果的と言われています。実際に活用している動画も是非参考にしてみて下さい。

⑤絵カード・ワークシート

絵カード

動物や果物等の絵カードを使い、その物と発音の関連性を円滑に学ぶことが出来ます。

ワークシート

例えば、アルファベットのA~Zを点で繋ぐと、動物の絵が完成する。といったものです。

実際に自分で描くことで、脳の活性化に繋がります。

SSTの進め方

SSTは以下の6つのプロセスで進めていきます。

  1. 挨拶
  2. ウォーミングアップ
  3. 目的の説明
  4. 目線や動作などのポイント確認
  5. ルールの確認
  6. 訓練

具体的な進め方については以下の動画で分かりやすくされています。是非参考にしてみて下さい。

SSTの3つの利点

利点①自己表現が上手くできるようになる

発達障害のある方は、他人とコミュニケーションを取ることが困難な場合があります。

自分の考えを表現することが苦手。これは多い理由の一つです。

SSTによって、少しずつ自己表現が出来るようになることが自信となり、他人とコミュニケーションを取る大きな一歩となります。

参照:一般社団法人SST普及協会白百合女子大学

利点②社会的スキルの取得

コミュニケーションを取ることが出来るようになると、社会的なスキルの向上にも繋がります。

  • 他者の表情や視線を読みとれるようになる
  • その場に適した言動ができるようになる
  • 他者との関わりが自然ともてるようになる

思いやりの感情、他人を大切に思う感情を上手に表現出来るようになります。これは社会において非常に大切なことです。

利点③日常生活レベルの向上

今まで出来なかったことが出来るようになる。

社会的なシーンだけではなく、日常生活レベルの向上にも大きく繋がります。

例えばストレスコントロールが出来るようになり、怒る前に考えることが出来る。また、日常で使う技能面での向上により、生活の質の向上に繋がります。

SSTは訓練の場所だけで行うのではなく、家庭や生活の場でも意識して実践することで、より高い効果を発揮します

参照:一般社団法人SST普及協会

実際にSSTを受けた方の体験談

違いに気付く

こちらはSSTを受けたことで、自分と他人の違いに初めて気がついたという事例です。

注意も必要

こちらは、SSTは無理強いをしては意味がなく、あくまで本人の困っていることに注目して行う必要があるという意見です。

このように、SSTを受けて効果を実感している方がいる一方、SSTを実施するには注意が必要だという意見もあります

大切なことは、SSTを実施する目的を見失わないことです

なぜSSTが必要なのかを意識し、それに基づいたプログラムを工夫する必要があります。

では、SSTはどのような場所で受けられるのでしょうか。

SSTを受けられる場所について紹介します。

SSTを受けられる場所

検索方法

「お住まいの地域 SST」

インターネットで検索すると、その地域でSSTを実施している施設を調べることができます。

SSTは以下のようにさまざまな場所で実施されています。

  • 医療機関
  • 職場
  • 学校

大人の場合

精神科や全国各地の福祉施設などが実施しているワークショップなどでSSTに参加することができます。

子供の場合

児童デイサービスでSSTに参加することが可能です。

大阪府のライズ児童デイサービスでは、365日ひとりひとりのお子さんの可能性を伸ばすためのプログラムを実施しています。

苦手なことの克服など、個々のお子さんの成長の様子に合わせた支援を行っていますので、ぜひ一度のぞいてみてください。

参考:大阪府 ライズ児童デイサービス

まとめ

今回は、発達障害者に効果的なSSTを5つご紹介しました。

  1. ロールプレイ
  2. ディベート・ディスカッション
  3. 共同作業
  4. ゲーム
  5. 絵カード・ワークシート

個人に合うSSTを実施することで、社会的なスキルの向上や日常生活レベルの向上に繋げることが可能です。

コミニケーションの取り方でお悩みの方は、是非挑戦してみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。