皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!
今回のキーワードは「子育て 母親」についてです。
子育てをしていて、ふと漠然と「母親ってなんだろう?」って思うことはありませんか?
私は子どもを厳しく叱ってしまい「母親失格だ」と落ちこんでしまうことがよくあります。
その後で、「良い母親にならなくては」と反省することの繰り返しでした。
子どもにとっての母親の存在や役割とは何でしょうか?
また、子どもに必要不可欠なものが不足したときに起きる問題や、子どもにとっての良い母親についても考えていきます。
目次
子どもにとって母親とは
特に乳幼児期の子どもにとって、母親とは世界のすべてであり、何にもかえがたい存在です。
子どもは母親が大好きで、母親からいつも愛されたいと思っています。
子どもは母親が近くで見守っていてくれることで安心感を覚え、育っていくことができるのです。
だから母親の行動や考え方に子どもは大きな影響を受けます。
母親の愛情の深さが子どもの脳の成長を左右するとも言われています。
これらは子どもの性別に関わらず、男女どちらにも言えることですが、母親への思いは男女で変わってくることもあります。
男の子にとっての母親の存在とは
男の子にとっては母親は「世界で一番大好きな人」と言っても過言ではないくらいの存在です。
男の子は「お母さんにいいところを見せたい!」「お母さんを喜ばせたい!」という思いが強く、母親に「忠誠心」を抱いています。
男の子にとって母親はとても安心できる存在です。
大好きなお母さんが応援してくれるから、男の子は困難なことにも立ち向かっていけます。
お母さんの「大丈夫」という一言で男の子は自信を持てるのです。
「お母さんはぼくのことが大好きなんだ」という自信が、男の子の自己肯定感につながります。
子どもに「いつでも味方で大好きだよ」と伝えることが、男の子を育てる上で大切です。
女の子にとっての母親の存在とは
女の子にとっての母親の存在は、「人生における生き方のお手本」です。
女の子は同性である母親の生き方をまねして大きくなるので、男の子よりも母親の影響を強く受けます。
毎日をポジティブに楽しんでいる母親であれば、娘も楽しみをみつけることがうまくなります。
女の子は成長していく上で、困ったときの相談相手として母親を必要とする時期がきます。
「いつでもお母さんに相談できる」ということに女の子は安心感を感じ、自分自身で考えることのできる大人に育っていくのです。
女の子の母親として大切なことは、母親自身が自分の人生を楽しむことと、いつでも相談できる関係性を作っておくことです。
子育てにおける母親の役割
子育てにおける母親の役割とは何でしょうか?
母親にはどんなことが期待されているのでしょうか?
子どもに愛情を持って接する
子育てをする上で最も重要なのは、子どもへ愛情をかけるということです。
子どもは母親からの「愛情」と「安心」を求めています。
親がそれらを返すことで親子の信頼関係が生まれ、やがて他者とも信頼関係を築いていく土台となっていきます。
母親に絶対的な信頼感を感じることで、子どもは他人も信じてみようと思うのです。
親と子の強い信頼関係が子どもの自尊心と自己肯定感の向上につながり、情緒を育みます。
ありのままの我が子を受け止める
母親に必要なのは、ありのままの我が子を受け止める「包容力」です。
子どもの良い部分だけではなく、嫌な部分も受け止めて、包み込んであげることが母親の役割として大切です。
愛され、認められて育った子どもは、自分が愛されるのと同じように、他者も愛し、認めることができます。
子どもは成長するにつれて、自分自身と向き合い、悩むことも増えます。
悩んでいるときに受け止めてくれる存在があれば、子どもはたくましく困難に打ち勝つことができるでしょう。
「どんなあなたでも大好きだよ」「いつでも味方だよ」
子どもにそんな言葉をかけていきたいですね。
愛着障害とは!?足りないのは愛情
子育てで最も大切なのは「愛情」をかけることだとお話してきました。
それでは愛情をかけられなかった子どもはどうなってしまうのでしょうか?
愛情をかけられなかった子どもは、愛着障害という対人関係のトラブルを抱えることがあります。
愛着障害とはどんな障害なのでしょうか?
愛着の意味
愛着とは、養育者との心理的な絆のことです。
養育者はおっぱいをあげたりおむつを替えたり、身の回りのお世話をする母親であることが多いです。
子どもは生後3カ月頃までは、誰にでもほほ笑みますが、生後3カ月を過ぎるといつも自分のお世話をしてくれる母親とそれ以外の人を区別します。
これが母親との愛情形成のはじまりです。
愛着障害の特徴
愛着障害には大きく2つの特徴があります。
うまく人に頼ることができない(反応性愛着障害)と誰にでも無差別に甘える(脱却性型愛着障害)があります。
- 笑顔がなく無表情であることが多い。
- わがままでときに乱暴である。
- 自己評価が低く、傷つきやすい。
- 自傷行為や他害がある。
- あからさまなうそをつく。
- 食事をあまりとらず、体調不良になることが多い。
- 人をひどく警戒し、誰とも近づこうとしない。(反応性愛着障害)
- 知らない人との距離感がわからず、誰にでもなれなれしい。(脱却性型愛着障害)
これらの特徴は発達障害の特徴と似ています。
しかし、発達障害は脳の先天的障害ですが、愛着障害は後天的な環境によって発生するものです。
まれに発達障害の育てにくさから愛着障害を併発する場合もあります。
発達障害と愛着障害の特徴については、詳しく説明している別記事がありますので、そちらをご覧ください。
子どもにとっての良い母親とは
子どもにとって何よりも母親の深い愛情が必要なことはわかりましたが、子どもにとって良い母親とはどんなものでしょうか?
笑顔で気持ちの良いあいさつを
母親の笑顔は家庭を明るくします。
子育て中はイライラする事も落ち込むこともあると思いますが、自分なりのリフレッシュの仕方を工夫して、笑顔を心がけましょう。
笑顔が多くあたたかい家庭は、子どもが安心できる場所です。
また、子どもは親のことをとてもよく観察しています。
笑顔であいさつをする母親を見て育った子どもは、自然とあいさつのできる子になることが多いです。
完璧を辞めて妥協点を見つける
良い母親=完璧な母親ではありません。
母親だって人間です。子どもを感情のままに怒ってしまうこともあれば、家事が十分にできないことだってあります。
そこで落ち込み過ぎないでほしいのです。
子どもを感情のままに怒ってしまったら、素直に謝る。
家事ができなければ、家族に協力してもらう。
子どもが小学生くらいになるとできることも増えるので、時には子どもに甘えて、「頼りにしているよ」とお願いしてもいいのです。
完璧を求めず、子どもとともに成長していきましょう。
「いいお母さんより幸せなお母さん!」という動画がとても心に響きますので紹介します。
子どもとほどよい距離感を持とう
子どもとほどよい距離感を保つことが、良好な親子関係です。
子どものことを思うあまり、その距離感がとても近くなってしまうことがあります。
子どもの人生の主役は子ども自身です。
母親は子どもの力を信じて、一歩引いたところで見守ることが大切です。
しつけも完璧にしようと思うのではなく、ちょっといい加減な方がうまく行ったりします。
例えば、子ども達が遊んでいてけんかが始まったとします。
そこですぐに仲裁にはいるのではなく、しばらく見守ることが大切です。
子どもが自分で解決できる力を信じて、「待つ」ことが必要なのです。
まとめ
子育てをする上で最も大切なことは子どもに「愛情」をかけることです。
いつでも子どもの味方で大好きだということを伝え、そのままの子どもを受け入れて愛することが母親の役目です。
母親からの愛情不足は、子どもの愛着障害を引き起こす可能性があります。
子どもにとっての良い母親とは、笑顔であいさつのできる人ですが、良い母親が完璧な母親というわけではありません。
子どもとほどよい距離感で、あたたかく見守ることを心構えとして、肩の力を張らずに、すてきな母親を目指していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。