皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「療育教室」についてです。
「療育教室」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、一体何をやるところなのかをご存知でしょうか?
「教育」という言葉は日頃から聞き慣れていますが、「療育」となると「専門的な難しいことなのかな?」とか「本当に効果があるのだろうか…」というように何を教えてくれるのかが分からない親御さんも多いと思います。
結論を言うと、療育は「やれば伸びる可能性がある」ということになります。
今回の記事では「療育」についての基本的なことや、「療育教室」ではどんなことが行われるのかを私の息子の体験も交えながらお伝えできればと思います。
目次
療育って何?
最近では「発達支援」という言葉でも浸透してきていますよ。
目的は、身体的障害・発達障害・知的障害を抱える子供に対して、日常生活あるいは社会の中で自立できるようになるために行うトレーニングになります。
ただし、個々によって知能、身体能力は違うので同じ療育を受けても同じようにできるとは限りません。
早く開始したから、多くの回数をこなしたから良いということではありませんので、その子に合ったプログラムを先生方と相談して行うことが大切です。
療育はいつから始める?
療育を受ける子に年齢制限はありません。赤ちゃんの頃からでもその子にあったプログラムを組んで受けることができ、早く取り組めば取り組んだ分だけ、その子の成長に繋がります。
療育の種類・教室ですることは?
次に療育で行われることについてお伝えします。よく耳にする言葉が「PT・OT・ST」ではないでしょうか?
それぞれの概要はこちらです。
理学療法(Physical Therapy)のことで、立ち方・座り方・歩き方等といった、運動発達のトレーニングを理学療法士の方が行います。
幼児期からは「歩く・座る・ボールを投げる」等の遊びを交えた運動をします。
作業療法(Occupational Therapy)のことで、日常生活の動き・運動・手先が不器用な子へのトレーニングを作業療法士の方が行います。
言語聴覚療法(Speech Language and Hearing Therapy)のことで、摂食能力向上、発声・言語・聴覚のトレーニングを言語聴覚士の方が行います。
また、発声・発音練習、カードやおもちゃを使いながら「聞く・見る・まねる」の理解力、コミュニケーション能力向上の支援を行います。
療育教室で行われることは?
療育教室では発達障害を持つ子一人一人にあわせて様々な方法が行われます。
全員が同じことができるとは限らないので、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の資格を持った方達がその子にあわせたトレーニングを行ってくれます。
因みに私の息子は1歳前から通っています。行っている療育は下記の内容になります。
・0〜1歳→ハイハイや寝返り、座る動作
・1〜3歳→歩行トレーニング(階段やスロープ、すべり台を使ったりも)
・足の裏が地面に着く際の接地面の矯正
・ひたすらボール投げ(息子が好きなので…)
・服の着かた(頭と腕を通す練習)
・スプーンを使っての食べさせ方(これは親向けの指導です)
・コップやストローマグを使ってのお茶の飲み方
・指差しでのコミュニケーション(これ・あれ)
療育を通じて得たもの
私の息子は約3年ほど、週に1〜2回のペースで療育教室に通っています。
始めは何をして良いのか分からずに戸惑いだらけの日々でしたが、それぞれの先生方が親切に教えて下さいました。
回数を重ねる度に、ほんの少しづつではありますが成長を感じています。
療育を通じて得たものとしては、
- 子供の成長が見え始めている
- お友達ができ、悩み等を相談できる
- 親の知識が増え、育児に対する不安が少しづつ減っていく
といったことがあります。
まとめ
療育教室は通ったからといって全てのことが出来るようになるわけではありません。
その子の発達の状況や障害特性に合わせた関わり方をすることにより、できることを増やしたり、隠れている力を引き出すことができます。
「やれば伸びる可能性がある」ということなので、子供の可能性を信じ、様々なことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!