皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「子育て犬」についてです。

皆さんは犬を育てたことがありますか?犬は従順な生き物で、癒やしを与えてくれる存在です。

アニマルセラピーと言われ、自閉症等の発達障害を持つ子供や大人にとっても、精神の落ち着きや自立支援や補助の一環としても活用されています。

しかし、犬は好きだけれど、発達障害や小さな子供の子育てをしながら一緒に暮らせるのかな?と不安に思っている人もいるでしょう。

そんなあなたに犬が与える効果や注意点等の事例を交えて紹介します!

犬が与える子育てへの良い効果とは?

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都築
犬を飼うことで良い効果が出ると言われていますが、具体的にどのような効果がありますか?
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小野田
様々な良い効果があります。下記の4つを紹介します。
犬が与える良い効果

1.リラックスできる
2.ソーシャルスキルが高くなる
3.命の大切さを学べる
4.発達障害を持つ子供のケアにもなる

また、学術的にも「セラピー犬とのふれあいがもたらす心理的変化」の研究結果が出ています。

参考文献:日本心理学会大会発表論文集

それぞれどんな良い効果があるのかを紹介します!

1.リラックスできる

犬と暮らすと愛くるしい表情やしぐさから癒やされることが多くなります。

仕事や子育てに疲れた時に、そっと寄り添ってきたりされると落ち着きますよね。

また、子供と犬が無邪気に触れ合っているのを見ているだけでもリラックスできます。

2.ソーシャルスキルが高くなる

犬とふれあうことでソーシャルスキル(対人関係)が向上します。

お世話するということは、「今、何を考えているのだろう?」・「どうしたら喜んでくれるかな?」といったように、犬のことを考えるようになります。

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都築
相手(犬)を観察することによって、他者とのコミュニケーション能力を高めることにもつながるのですね♪

3.命の大切さを学べる

犬と暮らすということは、「生きているものと接している」ということです。

命には限りがあるもので、いづれ「死」という場面に直面します。だからこそ毎日の生活や人との関わり方の大切さを子供の頃から知ることで命の大切さを学べるのです。

4.発達障害を持つ子供のケアにもなる

犬にはペットとしての役割だけではなく、「介助」・「補助」といった場面でも役立つ存在でもあります。

中でも、盲導犬・聴導犬や介助犬といった言葉はよく聞きますが、海外では「自閉症児向け介助犬」という役割を担った犬たちも多く存在しています。

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日本ではあまり聞き慣れた言葉ではないかもしれませんが、
海外では発達障害児のケア等にも活用されています。
次の章で詳しく説明します。

自閉症児向け介助犬(Autism Assistance Dog)とは?

自閉症児向け介助犬とは、発達障害・自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子供のケアを目的とした訓練を受けた犬のことです。

海外では広く認知されていますが、日本での認知度は高くありません。アメリカにある、子供向け介助犬養成・派遣団体として「4 Paws for Ability」という組織があります。

下記のリンクには、自閉症児向け介助犬の活用事例が記載されています。

全て英語での表記になりますが、「翻訳したい文章をドラッグ指定 → 右クリックで翻訳を選択」すれば、日本語に翻訳できます。(ご使用のパソコンによって異なる可能性があります)

しかし、翻訳するのがめんどくさいという方の為に、このリンクの中の活用事例に書かれているものを抜粋してみました!

4 Paws for Abilityの活用事例

1.パニック時になだめてくれる
2.外での安全確保
3.睡眠障害の改善
4.他の子供たちとの橋渡し
5.責任感の芽生え

それぞれについて解説していきます。

1.パニック時になだめてくれる

自閉症の子供の中には、予想していない出来事の時にパニックを起こしてしまうことがあります。

そんな時に犬が、子供に寄り添ったり、顔をペロペロとなめたりしてパニックを落ち着かせてくれます。

2.外での安全確保

外に遊んだり、お出かけしたりした時には迷子にならないか心配してしまいますよね。

訓練された犬は、もし迷子になった時には子供の臭いで認識して場所まで連れて行ってくれますし、事故に巻き込まれないように安全確保してくれます。

犬がそばにいて止まれば、子供も一緒に止まり安心するでしょう。

3.睡眠障害の改善

睡眠障害を持つ子供に対しての利点は、犬が添い寝をしてくれることで安心感が生まれ睡眠をサポートしてくれることです。

夜中に目を覚ました場合でも、寄り添って行ってくれます。

4.他の子供達との橋渡し

自閉症の子供の中には、人との接し方が苦手な子もいます。

犬と一緒にいると、興味を持った他の子供たちが近づいてくることで自然に子供同士が話をしたり、遊んだりとコミュニケーションを取ります。

1人では出来なくても、犬を介することでコミュニケーション能力の向上につながるでしょう!

5.責任感の芽生え

犬と一緒に暮らすようになると、「餌やり」・「ブラッシング」・「散歩」等のお世話するようになります。

いつも一緒にいるかけがえのない存在である為、子供にも「犬を守らなければ」という責任感を持つ機会が与えられることにより、ライフスキルの成長につながるでしょう。

子育てしながら犬と暮らす時に注意することは?

犬と一緒に暮らす中にも注意しなければならない点があります。それが下記4点になります。

犬と暮らす時の注意点

1.犬にもお金が必要
2.犬アレルギー
3.ご近所トラブル
4.犬が死んだ時のショック

それぞれ説明していきます。

1.犬にもお金が必要

これは当たり前ですよね。一緒に暮らすということはご飯・トイレ・首輪やリードといったものが必要になります。

また、ケージが必要だったり、犬が病気になった場合は病院代もかかります。

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都築
この他にも「予防接種・トリミング代」という費用も発生しますね。

2.犬アレルギー

ママ・パパ、子供の中には犬や猫に対してアレルギーを持つ方もいるでしょう。

事前に調べておいた方が良いかもしれません。

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小野田
鼻水やくしゃみ、皮膚炎といった症状に注視して下さい。
また、重度なアレルギーになると呼吸困難を引き起こす場合があります。

3.ご近所トラブル

犬によっては、よく吠える時があります。

昼も夜も関係なく吠えた場合、ご近所に迷惑がかかります…
場合によっては、プロにしつけを依頼したほうが良いでしょう。

4.犬が死んだ時のショック

命あるものですから、いずれは「死」という場面に直面します。

家族・兄弟同然に過ごしてきますので、死んでしまった時には相当のショックを受けるでしょう。

命の大切さを学べる貴重な体験ではありますが、周りのフォローが重要になってきます。

まとめ

犬と一緒に暮らすということは良い面もあり、発達障害を持つ子供にとってはコミュニケーション能力の向上や、かけがえのないパートナーになる可能性もあるでしょう。

しかし、子育てとの両立が大変な時や家計の負担を圧迫してしまう可能性があるので、家族で相談してから決断して下さいね!