皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害の見分け方」についてです。
毎日、子どもの心配ばかりで気が休まらない日々かと思います。この記事では、発達障害の見分け方や病院の受診について詳しく解説しています。
是非、最後までご覧いただき子育て中の親御さんたちのお役に立てればと思います!
目次
ズバリ!?発達障害の見分け方
現時点で、明確な発達障害の見分け方はありません。というのも、発達障害には種類がありそれぞれで症状が異なります。少しでも気になることがあれば、早めに病院や専門機関に相談しましょう。
定期健診などで指摘を受けることもあります。特に自閉スペクトラム障害の場合、今後のコミュニケーション能力にも関わってきますので早期発見がとても重要です。少しでも疑いがあれば、迷わず病院を受診してください。
※「明確なもの」はありませんが、発達障害の種類によっては目の動きでチェックできるものもあるようです。
「発達障害」ってどんなもの?
発達障害とは「生まれつきの脳の特性」とされており「病気」ではありません。
発達障害のある子の特徴を以下にまとめてみました。
- 簡単な質問に黙ってしまう
- 会話が成立しない
- 極度な人見知り
- 思いつきで突然な行動が多い
- 新しい場所や人を執拗に嫌がる・不安がる
- 同じ歳くらいの子と遊べない
- お気に入りへのこだわりが強い
- 逆に気に入らないことがあると手が出てしまう
- ちょっとしたことでも怒りっぽい
- 「ごっこ遊び」をしない
成長がゆっくりな子、ひとりで遊ぶのも好きな子もいます。あくまで基準の参考程度にしてください。
発達障害は何歳から分かるの?
一般的に、発達障害は2~3歳頃から目立ち始めることが多いようです。
また、2歳より前に発達障害かどうか診断するのは難しく、人との関わりが多い保育園や幼稚園、学校の先生がそのサインに気付く場合も少なくありません。
発達障害とグレーゾーンの違い
発達障害は診断基準があります。国際的に利用される「DMS-5」と「ICD-10」の2種類を用いて診断されます。
グレーゾーンは、上記の診断項目の傾向はあるけれど、診断基準を満たしていない状態のことです。診断基準を満たしていなくても、日常生活に困難さを感じていることも多くあります。
発達障害の種類
また、その種類によって発症する年齢が変わってきます。
自閉スペクトラム障害(ASD)
発症基準年齢:1歳頃より
閉症スペクトラム障害は、自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などの診断名の総称です。ASD(英名:Autism Spectrum Disorder)と略されることもあります。
主な症状として、
・他の子への興味が薄い(ひとり遊びが好き)
・こだわりが強い
・集中すると周りが見えなくなる
・同じ動作を繰り返す
・感覚が過敏または鈍感である といったものが挙げられます。
ADHD
発症年齢:7歳頃まで
ADHDは、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害とも呼ばれています。
主な症状として、
・集中力がない
・じっとしていられない(多動性)
・思いつくと行動してしまう(衝動性) といったものが挙げれらます。
学習障害(LD)
発症年齢:8歳~10歳頃
学習障害とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算」が思いどおりできない発達障害のことです。知的障害には特に影響が出ないのが特徴です。LD(英名:Learning Disabilities)と略されることもあります。
どこに相談すればいい?
まずは、かかりつけの小児科に相談してみましょう。その他、児童精神科・小児神経科、総合病院、大学病院などでも発達障害の診断が可能です。
※小学生や中学生の場合は学校の先生に相談してみましょう。
スクールカウンセラーや必要に応じて専門機関を紹介してくれます。
受診の際に準備しておくと便利なもの
以下2つを用意しておくと便利です。
- 母子健康手帳
- メモ
『母子健康手帳』は、出産時の状況・今までの病歴・歩き始めた時期などを話す時に便利です。『メモ』は、保育園や小学校などでの子どもの様子を事前に書き出しておきましょう。
もし発達障害と診断されたら
発達障害の原因は、未だはっきりとは解明されていないのが現状……。
しかし、ほとんどの場合「遺伝子の異常」が影響しているといわれており、育った環境や子どもへの愛情不足などが原因ということはありません。
もし発達障害と診断されたなら、今まで以上に子どもの行動を観察するようにしてください。
しっかりと話を聞き、できるだけ分かりやすい言葉で伝えるようにしてみてくださいね。
まとめ
今日の記事をまとめると次のとおりです。
- 現時点で発達障害の見分け方はない
- 2~3歳頃から症状が出始める
- 早期発見が大切!
- 受診は小児科へ
- 原因は育った環境や子どもへの愛情不足などではない
発達障害を完治させるのは極めて難しく、だからこそ家族の協力が必要不可です。子どもの生活環境を整え、本人が社会生活を送りやすくなるように支援してあげましょう!