皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!
今回のキーワードは「子育て オムツ」についてです。
乳幼児期の子育てとは切っても切れない「オムツ」。
物価高が続く昨今、経済的側面と、スムーズなオムツ外れの両面から、オムツ生活の新スタイルを提案していきます!
目次
赤ちゃんからトイレは可能!? そのメリットとデメリット
子育ての中でも少しでも節約したいオムツ代。
一回のおしっこの量が少ない時期に、紙オムツ性能の良さに甘えて、つい時間放置してお尻をかぶれさせてしまうこともありますね。オムツが早く外れている子をたまに見かけると、「うちも早めにオムツを卒業してくれたら助かるのに・・・」と焦ってしまいます。
通常、トイレトレーニングは「自分の意思を伝えることができるようになる」事と、「おしっこの間隔が3時間以上あくようになってから」等、条件が整ってから始めるものです。
そうでなければ、無理なトイレ経験から親子共にストレスを抱える事になりかねません。
保育園では2才半ぐらいから様子を見て取り組んでいきますね。
ですが、トイレトレーニングを始める以前からトイレを取り入れる考え方もあるようです。
赤ちゃんのトイレの方法とは?
一時期流行した「おむつなし育児」という、赤ちゃんのうちから専用のおまるでの排泄を促すものもあります。赤ちゃんの様子を見極めて、トイレやおまるに連れて行くやり方です。
うまく進めていくと、赤ちゃんでも自分から専用のトイレポットに座りに行くと言うのですから驚きです。
しかしそれを実現するには、赤ちゃんの排泄の兆しを注意深く観察する必要があり、子育てに気が抜きづらくなる一面もあります。奥深い教育理念ですが、一般的にはハードルが高い部分がありますね。
しかし、うんちだけならその一部を取り入れることは比較的容易です。
ここでは、完璧に対応することが目的ではなく、「トイレやおまるに座ってうんちをする」という抵抗感を、赤ちゃんのうちからなくす事が大切なのです。
・早期からオムツやお尻を広範囲に汚さずに気持ちの良い排泄経験に繋がる。
・トイレでうんちをするハードルを早期から下げることでトイレトレーニングの進み具合が変わる。
・他の人に預かってもらう場合、そのようなお世話をお願いする事はできない。
・赤ちゃんの排泄に気をつける必要が増える。
僕もこうしてもらってたそうです。
オムツにかかる金額
現在オムツの選択肢は、紙オムツを購入する他に「紙オムツサブスク」や、従来の布オムツも「レンタル布オムツ」など、様々な形態があります。経済的な点ではどのような利用がお得なのでしょうか。
紙オムツ
紙オムツ1枚30円として、オムツが外れる3才頃までフルで使い続けたら、全額20万円以上となります。
紙オムツサブスク利用
紙オムツを定期便で届けてくれるサービスがあります。
保育園で希望者に取り入れられる場合、定額の料金で保育園に届くオムツが使い放題というプランを取り入れる園もあるそうです。
これによって、自宅から園に持って行くオムツが必要なくなり、オムツ代が助かるというもの。
ただし、使用頻度が多いときも少ないときも一律料金が同じということや、サブスクのオムツが肌に合わないお子さんには利用できないという欠点も。
業者にもよりますが、料金は月2,500円~3,500円程度。
家庭でこのサービスを利用した場合、便利ではあるが結局サブスクの方が若干高くつく場合がある。とする人もいるようです。
布オムツ
布オムツは、オムツカバーに布オムツ本体(1枚150円、数ヶ月で買い換え)、つけ置き用バケツに洗うためのバケツ。2年ほどでトータル20,000円程度なので、圧倒的な安さです。・・・しかし、使用済みオムツを洗う日々の手間が不可欠です。
レンタル布オムツ
布オムツのレンタルサービスも選択肢の一つです。
近年、エコロジカルな観点から見直されている布オムツ。
洗うのが大変なので、敬遠されがちですが、汚れたオムツを洗ってくれる定期レンタルサービスも広がっています。
清潔な布オムツはとても心地の良いもの。
紙オムツでも、布オムツ同様、濡れたらなるべく頻繁に取り替えるように気をつけるお母さんもいますね。
ある一社のリース料金を例に見ると、オムツの利用頻度によって大きく違いますが、よく使う一週間100枚の時期で税込み2,600円程。その月だと10,000円を超えます。一週間で50枚以下の場合は2000円(ひと月で8000円)。割高ではありますが、布オムツなので、通常より早く2才頃にはオムツが外れることを考えると・・・経済的にはオール紙オムツと大差ないところかも知れません。
・通気性が良くかぶれにくい
・排泄したときの不快感から、早めにトイレを覚えられる
・レンタルなら洗う必要がなく、清潔に使用できる
・頻繁に替える必要がある
・レンタル料金は高め
トイレトレーニングの本来の目標
それにしても、そもそもオムツを卒業することやその課程は、経済面だけではなく本来子どもにとってどのような意味があることなのでしょう?
目的がズレてしまって、親子ともに負担になる事がないよう、注意すべき留意点を見ていきましょう。
意外な盲点
ここではあえて、少し斜め上の盲点にフォーカスしたいと思います。
ズバリ、ママ同士への開示です。
仲の良いママ同士に軽い気持ちでオムツの工夫を話すと、思いもよらない反応に戸惑ったという話も少なくありません。
「おむつなし育児」を実践している人の中には、ママ同士の付き合いの中では秘密にしているという人も多いようです。
・工夫していると「自分はできていない」と気にする人がいる。
または変わり者と思われる。
・紙オムツ代の節約をうらやましがる人がいる。または下に見られる事がある。
・意識の高い子育てができているように思われて、うらやましがる人がいる。またその逆もある。
子どもにとって気持ちの良い排泄とは
子どもの排泄は親のプライドとは関係ありません。
そもそも気持ちの良い排泄は、子どもの心身の発達にとって下記のような課題があるものなのです。
・快、不快の感覚を覚え、外界への信頼の土台となる
・自分の身体の理解を深める
・恥やプライドの感覚を獲得し、自尊心や防衛力を高める
これらは発達心理学的にも、子ども自身が「やりたい!」と、突き動かされる意欲の原点です。
どんなオムツをどのように利用しても、子どもが成長に伴って身につけていく事は同じです。この部分は子どもの自発的な心の発達であり、親の意思や希望とは関係のないもの・・・正にプライバシーの土台なのです。
要支援育児の先輩の経験から
要支援育児の経験は知恵の宝庫です。
お子さんのハンデの有無にかかわらず、様々な育児の知恵は要支援子育てにあると言っても過言ではありません。
それでは、オムツ卒業に苦戦するケースから、どのようなことが見えてくるのでしょうか。
その実際を検証しましょう。
子どもは紙オムツに依存する
日本製の紙オムツは、海外では高級品として高い人気を誇ります。
お肌に合うか合わないかはありますが、日本の紙オムツは総じて質が良く、履き心地が良いので、親としてもありがたいものです。
しかし一方で、その性能の良さがゆえにオムツを外すことが困難になってしまうケースもあります。
例えば、広汎性発達障害は、一度覚えて覚えてしまった事を修正するのが難しい特性があります。
また、身体の感覚を自覚しにくいといった事は、どんなお子さんでも起こりえます。
いくつかまとめると、以下の声がトイレトレーニングが困難になってしまった原因としてあげられます。
・紙オムツで排泄するものと思い込んでいるのを修正するのが大変
・身体の感覚に気づきにくい事がある
・トイレが怖いと感じてしまっている
・排便の痛みから排便そのものが苦手になってしまう
子どもは大きくなると、うんちは意図的に「出さない」と、決定することもできてしまいます。
原始反応的にうんちができる赤ちゃんのうちから、トイレでのうんちが心地よく、養育者が喜んでくれるという経験があるとベターなのです。
子どものためにできる事
親が子どもの自立的な排泄のためにできる事を、改めて確認してみましょう。
環境作り
当然のことのようですが、子ども自身が自立的に生活できる環境作りは子どもが主体的に自分の生活を営む喜びに繋がります。
◆汚れても掃除しやすいように床を整える。
◆使いやすい補助便座や踏み台を導入する。
◆言葉や身体の発達の段階や親自身の生活スタイルに合わせ、快適なオムツやパンツを利用をする。
◆失敗しても前向きで適切な声かけをする。
ノンバーバルなお子さんへの対応
言葉での意思表示ができないお子さんには、手話や絵カード、トイレに行くシンボルとして「トイレットペーパーを持って行く」という方法などがあります。
抵抗感を減らす
トイレの中に気に入ったキャラクターのセッティングや、清潔で気持ちが良く明るい雰囲気を心がけましょう。
小学校での対応
万一、小学校に上がるまでにオムツが外れなかった場合は・・・
支援担当者との具体的な対応を検討していきましょう。
場合によっては理解や協力を得ることにとても骨が折れることもありますが、発達の現状や現段階の目標を現在の支援者からしっかり引きついでいただきましょう。
学校によっては、トイレの個室のドアの一つをカーテンにしてくれているなど、工夫されている事もあります。
通常のトイレの個室より明るく柔らかい雰囲気になり、手助けもしやすいです。
そして「スモールステップ」や「待つこと」は最も重要な注意点でしょう。
自分でオムツの対処を覚えるところからなど、お子さんのペースを尊重しながら進めていけると良いですね。
野菜の摂取
うんちが堅い原因に偏食があげられることも多いです。
野菜に抵抗があるお子さんの親御さんの努力や工夫は涙ぐましいものがあります。
スープやハンバーグに混ぜ込んだり、はたまた、一緒に育てたり。色々な試行錯誤がされますね。
最近の野菜嫌い対策としては、野菜スティックを赤ちゃんの歯固め代わりに与えると言うものです。
赤ちゃんのうちから野菜に慣れることで、抵抗感がない子になるそうですよ。
衛生面や折れてしまった場合の誤嚥には気をつけて取り入れてみるのも良いかもしれません。
保育園では
年齢によって差がありますが、紙オムツは常に5~10枚ほどのストックが必要になります。
「うんちはなるべくトイレで」とか、布オムツ等の、家庭独自の対応は求められません。
しかし、家庭での様子をその都度伝えて、連携してもらう事で早い段階で対応してもらうことが可能です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お子さんがどのようにオムツを離れていくかを深掘りすると、早い時期のうんち対応がオムツ外れが長引く原因に有効である事が見えてきました。
お子さんの大切な成長の過程に欠かせないオムツ。いつどのように卒業しても間違いでも失敗でもありません。
使用するオムツの種類なども合わせて、ご家庭のやり方を見つけて下さい!