皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のテーマは「発達障害のルーティン」についてです。
発達障害の方は、日常生活において多くの悩みを抱えていることが多いです。
そこで、そのような発達障害の方、とくにADHDの方にピックアップし、悩みの解決方法『ルーティン』について細かくご説明いたします。
目次
発達障害(ADHD)がルーティンを行う5つのポイント
ADHDの方がルーティンを行うために必要なポイントは次の5つです。
- 環境づくり
- リスト作成
- 視覚的効果(図やイラストなど)の活用
- 動いてOK
- 細かく区切る
この5つのポイントを心がけることで、ルーティンを苦手とする傾向が強いADHDの方にも習慣化され、ルーティンを行うことが可能となります。そして同時に、悩みの解決にもつながります。
それでは、5つのポイントを詳しく見ていきましょう。
ポイント①:環境づくり
ADHDの方は注意散漫になりがちです。落ち着いた環境でないと集中できません。次の2つの対策を心がけましょう
- 片づける
- 作業スペースの視界を遮断する
ポイント②:リスト作成
内容を細かくリスト化します。そして1つずつ順番に終わらせていきましょう。
朝のルーティンの場合、時間との闘いです。時間も含めて細かく表示することをおすすめします。ポイントは3つです。
- 細かくリストを作成
- 朝ルーティンは時間も設定
- 一つずつ順番に終わらせる
【具体例】朝のルーティンの場合
<例>朝のルーティーン
- 7:00:起床&トイレ
- 7:05:顔を洗う
- 7:10:朝食準備
- 7:20:朝食をとる
- 7:40:歯磨き
- 7:45:トイレ
- 7:55:持ち物の確認
- 8:00:出発
朝ルーティンのポイント
・起床時間を一定にする
・タイマーの活用
・朝食と着替えは事前に決めておく
・持ち物リストと前日準備
▼大音量の目覚まし時計なので、朝が苦手な方にオススメです。
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▼発達障害のある方が朝しっかり起きるための方法が動画でもまとめられていますので、参考にしてみてください。
ポイント③:視覚的効果(図やイラストなど)の活用
視覚的に理解することで、何をしたらいいかが直ぐにわかります。
それにより集中の途切れを防止できます。(子供向き)
ポイント④:動いてOK
ADHDの方は、静止することを苦手としています。
歩きながらできることであれば、静止をやめてみることも一つの選択肢として考えてみましょう。
ポイント⑤:細かく区切る
ADHDの方は、浅く長い集中が苦手です。
ルーティンを行う場合は、作業内容を細かく区切ることで、短い集中を繰り返す形となり、投げ出したりすることが減少します。
そもそもADHDの特徴って何??
大きく分けて、次の3つの特徴があげられます。
ADHDの特徴①:気が散りやすい
ADHDの方は、集中が続かなかったり、気が散りやすかったりすることで、すべきことを時間内に終えられないということがよくあります。
ADHDの特徴②:過集中
ADHDの方は、気が散りやすいという特性がある一方で、集中しすぎてしまう「過集中」という状態になることもあります。
何かに集中し過ぎて、気がついたら予定時間を過ぎていたなどがあります。
ADHDの特徴③:忘れ物や失くし物が多い
忘れ物や失くし物が多く、身支度に時間がかかってしまいがちということも、ADHDの方の特徴と言えます。
▼発達障害の方の忘れ物についてまとめていますので、持ち物のリスト化や前日準備について参考にしてみてください。
ADHDで学んだルーティンは子育てにも役立つ
ADHD傾向のある方にルーティンは有効であると前述しましたが、それは子供も同様です。
親御さんと共に生活ルーティンを決め、それをこなし達成することで、お子さんの自信につながります。
また、ルーティンにより、「ツールや仕組みがあれば、自分でできる」ということを学ぶことになり、生活の質を向上する工夫を率先して実行する姿勢が身につくことにもなるかもしれません。
それは、生涯に渡ってお子さんの役に立つでしょう。ぜひ、「ルーティンの活用」をお子さんと一緒に考えてみてくださいね。
まとめ
今日の記事をまとめると次のとおりです。
- 環境づくり
- リスト作成
- 視覚的効果(図やイラストなど)の活用
- 動いてOK
- 細かく区切る
タイマーや仕組みをその子に合った方法でアレンジしてみましょう!
同時に5つのポイントを押さえることで、ルーティン化しやすくなりますよ。ぜひ実践してみてくださいね。