皆さんこんにちは!今回も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 歩き方」についてです。
皆さんは、自分の子供の歩き方が不自然だな、なかなか前に進まないな、よく動き回るな、と感じたことはありませんか?
それは、もしかすると「発達障害」の一種、ADHDやASDの可能性があるかもしれません。放っておくと、あらぬ事故につながったり、体が十分に成長しなくなってしまうかもしれません・・・。
この記事では、発達障害に当てはまる可能性がある歩き方にはどんなものがあるか、その対策はどうすればよいかを解説します!
目次
どんな歩き方に発達障害の可能性があるの?
発達障害に関係が深い歩き方に、次の2つがあります。
1.歩き方がぎこちない、つま先立ちで歩く
こんな歩き方の場合は、自閉スペクトラム障害(ASD)と呼ばれる発達障害の可能性があります。
この発達障害の特徴に、感覚がにぶすぎたり鋭すぎたりする、というものがあります。
もし、足の裏の感覚が鈍いと、刺激を感じるために、わざとつま先立ちで歩いてしまうことがあります。そのため、歩くことに恐怖感を覚える子もいて、1歩1歩確かめながら歩くような場合もあるようです。
逆に、足の裏の感覚が鋭いと、ASDでない人なら足の裏で感じ取っても平気なものでも、過敏に反応して気持ち悪く感じてしまうことがあります。このため、刺激を避けようとして、わざとつま先立ちで歩くのです。
私の知人から、「子供がよくつま先立ちで歩いているんだけど、その姿がとってもかわいいんだよね。」と言われたことがあります。しかし、実際その子は発達障害でした。子供の愛くるしい姿には正しい判断ができなくなってしまうことがあります。十分に気をつけましょう。
つま先立ちと発達障害について詳しく紹介した記事はこちら↓
2.落ち着きがなく、ソワソワしながら歩く、動き回る
こんな歩き方の場合は、ADHD(多動性障害、注意欠如)と呼ばれる発達障害の可能性があります。
この発達障害の特徴に、多動性(落ち着きがなく、ソワソワしている)、というものがあります。
そのため、歩いている最中にも周りをキョロキョロ見てしまい、落ち着きがない様子が現れます。特に、学校や保育所など大人数の場所で現れることが多いようです。
ただ、注意すべきなのが、この「歩き方」という特徴は、ASDやADHDの中で必ずしも特徴的ではないことです。これらの発達障害が子供に引き起こす主な障害は以下の通りです。
ASD(自閉スペクトラム障害) | 社会的コミュニケーションと対人関係が困難 行動、興味、活動の対象が限られていて、同じ行動を何度も繰り返す |
ADHD(多動性障害、注意欠如) | 落ち着きがなく注意を持続することが困難 支持は理解できても、他のことに集中してしまい聞くことが困難 |
特に子供がまだ歩きたての頃は、発達がまだまだなので、つま先立ちになることはあります。あくまで判断のきっかけの1つだということを忘れないでください。
・歩き方がぎこちない→ASD(自閉スペクトラム障害)の可能性あり
・歩き方に落ち着きがない→ADHD(多動性障害、注意欠如)の可能性あり
・あくまで判断のきっかけなので、すぐに発達障害を決めつけるのもよくない
歩き方が変なまま放置しないで!異常を起こさない対策
歩き方がおかしいな、と思ったら早めに対策を取るようにしましょう。思わぬ怪我や、足が十分に発達しないといった障害を引き起こしてしまうかもしれません。
1.歩き方がぎこちない、つま先立ちで歩いている場合
この場合は、クッションの上を渡らせたり、平均台や、段差を歩かせる(怪我には注意です)ことによって、足の裏の感覚を養いましょう。ハイキングなど、外遊びもおすすめです。
この平均台は、子供の足の感覚を養うのに役立ちます。平均台ですので、バランス感覚や基礎的な体幹をも鍛えることができ、まさに一石二鳥です。置くスペースが心配・・・という方にも大丈夫です。ちょうどよい大きさです。素材も触り心地が良く、お子さんの足になじむことでしょう。
口コミでは、
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・木材に丸みがあって安全だった
・値段の割に頑丈
などの声があります。
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サイズ:120×30×28cm
ASDの場合は、足の裏の感覚が敏感か、鈍感であることによって歩き方がぎこちなくなってしまうので、正しい足の裏の感覚を養うためにちょうど良い刺激を与える必要があります。
ここで注意すべきは、子供の足の裏が敏感な場合には、不快な素材で歩かせないことです。クッション性のあるものなど心地の良い素材に変えることで、少しずつ慣れていくようにしましょう。
クッション性のあるものとして、こちらの商品がおすすめです。
この商品を使えば、広いスペースを使って、お子さんがのびのびと足を気にせず遊ぶことができます。お子さんも喜ばれること間違いなしです。ちょうどよい厚みで、こけても心配ありません。デザインを気にするという方にもいい色合いです。
縦160cm,厚さ5cmと縦は大きいですが、横幅が狭いのが難点ですが、つなげて使うと解消できます。素材も足に優しく、刺激を嫌うお子さんにうってつけです。
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この歩き方の場合、早めに対策しないとかかとが十分に発達せず、最悪の場合かかとを使って歩けなくなってしまうこともあります。かかとが発達せず、にんじんの様になってしまった足は、見るのも苦しいです・・・。かわいい子どもを、しっかり親が守ってあげましょう。
・普段歩いている素材が気持ち悪いと感じてしまう場合には、クッションなど心地の良い素材を歩かせる
・細い棒の上、段差を歩かせる(怪我には注意です)
・ハイキングなどの外遊びをする
2.落ち着きがなく、ソワソワしながら歩く、動き回っている場合
この場合は、子供をできるだけ1人にしないで、しっかり親が見守っておくことが大切です。他にも、刺激の強いおもちゃや、ものが散らかっていれば片付ける、といったことも肝心です。
ADHDの特性は、多動性(そわそわする、落ち着きがない)というものでした。ですから、動き回ることによって危険な場所(高所、車道など)へ行ってしまったり、他の人に迷惑をかけてしまうこともあります。刺激の強いものが落ちているとすぐに拾ってしまい、歩き回るせいで何をするか分かりません。
ADHDの子供が、交通事故にあったという例を聞いたことはありませんか?たった一回の不注意でも、取り返しのつかないことになってしまう場合があります。親の見守りが、子供を支える鍵です。
・親が常に子供がどこへ行くのか見守っておく、1人にしない
・刺激の強いものがあるとき、部屋が散らかっているときは片付けておく
自分の子供が発達障害だったとき、失敗しないためにできる事
では、もし本当に自分の子供がこれらの歩き方をともなう発達障害であれば、どのように対応すればよいのでしょうか。
1.ASD(自閉スペクトラム障害)の場合
ASDの場合は、人とのコミュニケーションが苦手で、相手の言葉を理解する能力が低いです。そのため、自分が子供になにか伝えたいときは、短く、簡単な言葉で、かつ具体的に話すようにしましょう。例えば、「これ、しまっておいてね。」ではなく、「これ、本棚の下の段に入れておいてね。」と場所を指定するなどです。それでも難しい場合は、絵や行動で具体的に伝えるようにしましょう。
また、刺激に敏感な場合があるので、その子にとって刺激が強いもの、その子が嫌がっているものはできるだけ近くに置かないようにしましょう。
しかし、ASDの子供は、自分に興味があるものには積極的に取り組むことが多いです。電車がとても好きな子、動物がとても好きな子など様々です。そのような興味がある場合は、その子の日常生活で好きなものにたくさん触れさせるようにしましょう。その子のやらなければいけないことをスムーズにこなしてくれる場合があります。
・子供に伝わりやすいよう、短く、簡単な言葉で、かつ具体的に話す
・刺激に敏感な場合はできるだけ刺激のあるものを近づけない
・興味があることに積極的に触れさせる
2.ADHD(多動性障害、注意欠如)の場合
ADHDの場合は、落ち着きがなく、そわそわしていることが多いです。そのため、子供を1人にしないで、常に見守っておくことが大切です。親が見守っていても、衝動的な行動をしてしまう場合は、「ここで走ると危ないからゆっくり歩こうか」とか「ここでは順番に並ぶんだよ」などこまめに呼びかけをすることが肝心です。
また、「じっとしていてね」と言われても、ADHDの子はじっとできず動いてしまうことがあります。「これを取りに行ってくれる?」などと呼びかけし、役割に従って動いてもらうことも肝心です。
ADHDの子は、気が散ることが多いので、忘れ物をしてしまうことも多いです。毎日の持ち物は、親と一緒に確認して、間違えないようにしましょう。メモを使うのも効果的ですね。
・衝動的な行動をしないよう、こまめに呼びかけをする
・常に役割を与えて、じっとする、という時間を作らない
・メモを使って、忘れ物を減らす
ここまで2つの発達障害の向き合い方について紹介しましたが、発達障害に共通する一番大切なことがあります。それは「自分に対する肯定感を下げないこと」です。発達障害の子供は、どうしてもそうでない子と比べてしまい、「自分はやっぱりだめなんだ」と感じてしまうことが多いです。褒めるときはしっかり褒める。指摘するときは短く簡潔に。自己肯定感が低いと、うつ病なども引き起こしてしまうかもしれません。心のケアは親の仕事です。
・褒めるときはしっかり褒める!
・指摘のときは短く簡潔にする!
親のサポートが大切!見守りが一番肝心
それぞれの対策から見てわかるように、いちばん大切なのは子供の成長を「見守る」ということです。
子供のことを見守らないでいると、子供が抱えきれない苦痛や悩みを感じてしまうかもしれません。その苦痛に、気づかないでいるかもしれません。大切な子供を守るために、見守る、ということを常に意識しましょう。
また、常につきっきりでいるのもよくありません。将来的には子供は成長して大人になり、自立した生活を送るのですから、過保護してしまうと子供の将来が大変です。バランスが肝心ということですね。
そして、自分だけで子供のことが対処できそうになかったら、専門家や知人に相談しましょう。一人で抱え込むと、子供にもそれが伝わってしまいますます状況が悪化してしまいます。
まとめ
発達障害の可能性のある歩き方、その対策について話してきました。
・ぎこちない歩き方は「ASD(自閉スペクトラム障害)」の可能性あり
・そわそわする、落ち着きがない歩き方は「ADHD(多動性障害、注意欠如)の可能性あり
・ASDに見られる、感覚が鈍い場合は段差や外遊びを通じて足の感覚を養い、敏感すぎる場合は心地よい素材の上を歩かせる
・ADHDに見られる、落ち着きがない子供にはしっかりと見守ることが大事
歩き方1つとってみても、発達障害の現れとなる場合があります。自分の大切な子供であるからこそ、しっかりと見守ってあげたいものですね。
自分がイライラしてるときや、忙しいときには、子供に対して厳しく注意してしまうこともあるかもしれません。しかし、それはあってはいけないことです。何かおかしいな、と感じても否定せず、様子を見るようにしましょう。
自分のお子さんが手遅れにならないように、まずは見守ることから始めてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。