みなさんこんにちは!今日も知って役立つ情報を皆さんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 特徴 大人」です。
最近、「大人の発達障害」という言葉をよく聞くようになりました。
大人と子どもでは発達障害の特徴が少し違うのはご存じですか?
日々の生活であなたが生きづらさを感じているなら、問題を解決して楽にしたいですね。
困りごとを減らすためにはまず、自分の特性を知ることが重要です。
目次
大人の発達障害の特徴
大人と子どもでは発達障害の特徴が違います。
子どもは発達の途中ですが大人は発達がほぼ完成しているのです。
子どもの発達障害との違い
発達はその順序やスピードに個人差が出やすく、特に年齢の低い頃は大きな差が見られることが多いものです。
子どものうちは大きな差が見られていても、いずれ追い付き追い抜くことさえあります。
発達障害を診断する目的
・発達の遅れを早期に見つける
・発達を助ける適切な支援を受ける
・今かかえている困りごとを減らす
・より良く生きるための方法を手に入れる
発達を支援するのか困りごとを減らしていくのか、これが子どもと大人の違いです。
なぜなら、大人はすでに発達がほとんど完了しているからです。
大人の発達障害に対する支援が困りごとを助けることに重点をおくのはこのためです。
生まれもった特性
生まれもった特性が見逃されていた原因には次のようなことが考えられます
- 子どもの頃は軽度で目立たなかった
- 家族や周囲の人のサポートで困りごとが軽減されていた
- 家族が注意を向けなかった
このように大人になってからの特性ではなく、生まれたときから持っていた特性が見逃されていて、大人になって分かったということです。
二次障害の可能性
発達障害の特性が原因で日々の生活の中で大きなストレスがかかっていると、それが原因となって二次障害が起きる可能性があります。
二次障害の症状が現れてはじめて発達障害の特性を持っていたことを知ることも少なくありません。
主な二次障害
- 適応障害…ストレスが原因で体の機能に障害が生じ、ストレスが無くなれば症状が無くなる精神障害。
- うつ病…気持ちが落ち込み、不眠、食欲低下、不安など様々な苦しい症状が見られる精神障害。
- 統合失調症…幻聴や幻覚、行動の異常が見られる精神障害。仕事・対人関係・自己管理が難しくなります。
参考:
適応障害 – Wikipedia
うつ病 – Wikipedia
統合失調症 – Wikipedia
二次障害は発達障害ではないので治すことが出来ます。
自分を「知ること」は二次障害を見つけ出すことにもつながるのです。
生活の困りごとを解決
大人が発達障害を調べる目的は生活の困りごとを解決することです。
もし、あなたが発達障害の特性をお持ちでも、あなたやあなたの周囲の人が困っていなければ調べる必要はありません。
あなたの困りごとが発達障害の特性なら、あなた自身の努力や怠慢のせいではないことが分かります。
ここからは、どうやって困りごとを減らしていくかの方法を探っていきましょう。
ミスが多い
発達障害の人にミスが多いのは、指示が上手く伝わっていないのが原因のようです。
指示を受けたら数字を使って具体的に復唱する
具体的な指示がないと相手の求めていることが分からず失敗につながりやすくなります。
そこで、何か指示を受けたら必ず自分から具体的な内容を入れて復唱しましょう。
上司:時間のある時に、少し多めにコピーしておいて。
こんなときは、人によっては当たり前だろうと思われることでも出来るだけ具体的に確認することを習慣にしていきます。
あなた:14時までに50部コピーを用意すればいいですか?
ホチキス止めもしますか?
もし、具体的な内容が分からなかったら。
あなた:何時までに用意すればいいですか?
何部必要ですか?
このように、あなたがスッキリ理解できるような確認を忘れないようにしましょう。
指示を具体的にできるだけ細かく伝えてもらう
周囲の人の協力も得られるようお願いしておくとさらにミスは減ってきます。
遅刻が多い
遅刻の原因の一つに、朝の支度時間が必要以上にかかっていることがあげられます。
それでは朝の時間を短縮する方法を紹介します。
ルーティンタイマー
朝の作業をルーティン化するのに便利なアプリです。
ルーティン化した作業を登録し、音声で残り時間や次に何をするのかを知らせてくれます。
作業と作業の間に次の作業へ移るための時間を30秒ほど入れると、余裕をもって次へ移れます。
寝る前に翌朝着る服をすべて用意しておく
翌日の気候もチェックして着るものを決めておきましょう。
小物はまとめておく
いざ出かけるときに物が見つからないと、探すのに時間を取られて遅れてしまいます。
こんな時のために小物の居場所をあらかじめ決めておきます。
2つほどのグループに分けてまとめておくといいでしょう。
忘れ物が多い
忘れ物対策はアプリの利用が有効です。
せっかくメモをしても、メモをなくしたり見ることを忘れてしまうこともありますが、スマホならいつも持っていてよく見ますよね!
タイムツリー
複数の人でスケジュールを共有できるカレンダーアプリです。
コメントや写真を入れることもできて視覚的にも分かりやすい!
仕事用、プライベート用に分けて使えるようになるとさらに便利になりますよ。
Todo
ホーム画面にウィジェットとして設置することが出来るのでひと目でやることが確認できます。
操作がとにかくシンプルで、習慣化するのに最適です。
感覚過敏で辛い
聴覚過敏
音に敏感で、騒音の多い場所にいると体調を崩してしまう人には、騒音を20デシベルカットしてくれる耳栓がおすすめです。
騒音は軽減しますが近くにいる人との会話は聞こえてきます。
クオリネ 税込1,485円 送料250円 参考:楽天市場2021年4月時点
下界の音をすべてシャットアウトするのではなく20㏈ほどをカットして、大きな騒音を軽減して会話や警報音は聞こえる耳栓です。
音が気になって眠れないときにもおすすめです。
視覚過敏
サングラスがおすすめです。
強い光が少しでも遮断できれば、頭痛対策にもなるでしょう。
この他、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を受けるという方法もあります。
これは子どもから大人までを対象とした「コミュニケーションの取り方」を学ぶトレーニングです。
詳しくはこちらのサイトで紹介されています。
↓↓↓
診断を受けるメリットデメリット
大人が発達障害の診断を受ける理由は日々の困りごとを軽減するためです。
実際には診断を受けて安心する人と受け入れられずにショックを受ける人に分かれるようです。
特性が強くないと診断が下りないのでは?と心配ですか?
特に大人の場合は程度の重さではなく、本人が困っているかどうかが問題なので心配はいりません。
それでは診断を受けるメリットとデメリットを見ていきましょう。
診断を受けるメリット
- 自分の怠慢のせいではないと分かってホッとした
- 自分の知らなかった得意部分、苦手な部分を知ることが出来た
- 専門家のアドバイスが受けられる
- 症状によっては薬を処方してもらえる
診断を受けるのはすこしハードルが高いかもしれません。
しかし、困りごとの解決へ向けた一歩になるのは間違いないでしょう。
診断を受けるデメリット
- 発達障害がありますと言われることでショックを受ける
- ネガティブな面を指摘されて落ち込む
大人になって初めて「あなたは発達障害です」と言われたら誰でもショックを受けるでしょう。
しかし、今の生きづらさが改善されて楽になるなら。
メリットの方が大きいのではないかと思います。
まとめ
大人の発達障害について見てきました。
大人の発達障害の特徴は
- 生まれながらの特性が大人になって表れてた
- 二次障害をおこして明らかになった
- 診断は今抱える困りごとを解決するためのもの
自分の生きづらさの原因が自分のせいではないと分かったら、少し気持ちが楽になるのではありませんか?
苦手な部分を誰かに頼ることは決して悪いことではありません。
自分の苦手や生活の困りごとは
- 道具を上手く使う
- やり方を変えてみる
- 誰かの助けを借りる
自分では難しい時は助けを借りたらいいんです。
この方法で生活がグッと楽になるでしょう。
この記事が、あなたが幸せに一歩近づく助けになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。