こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害の子どもへのタイマーの活用」についてです。

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時間通りに動けないことが多いのが悩み。どうしたら時間を気にしてくれるようになるのかしら?
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時間管理が苦手なお子さまにおすすめしたいのが「タイマーの活用」です。

「〇〇時に出かけられるように〇〇時までに準備しようね」などと、声かけをしていても、結局予定時刻に間に合わないことが多く、どうしたらよいのかとお悩みの方もいらっしゃると思います。

本日は、そんなお悩みをお持ちの親御さんにおすすめ「タイマー活用」についてお伝えします。

発達障害の子どもへのタイマー活用について

発達障害のお子さまの中でも、特にADHD(注意欠陥多動性障害)のお子さまは、時間の感覚が弱いところがあったり、待つことが苦手だったりといった特性があります。

普段の生活の中で、物事に熱中しすぎて(過集中)切り替えがしにくく、やめるように言うと癇癪を起こしてしまったりということもあります。そんな場合の対応について考えていきましょう。

時間の見える化(視覚化)の大切さ

「あと〇分」という表現は、時間の長さや量を実感しづらい発達障害のお子さまにとってはわかりづらいことが多いものです。こちらは伝えたつもりでも上手く伝わっておらず、夢中でしていることが、前ぶれなくいきなり終わってしまうという感覚になり、パニックを起こす子もいるようです。

そんなお子様には時間を見える化して共有することがおすすめです。残り時間を量として可視化することで、時計の読めないお子さまにも活用できます。操作も簡単なものが多く、小さなお子様でもスムーズにお使いいただけます。

おすすめのタイマー

次に、おすすめのタイマーについてご紹介いたします。

①タイムタイマー

残りの時間を視覚化できる時計としては、非常に有名なタイマーですね。

商品説明
メーカー名Timetimer
価格8480円
サイズ幅30cm x 高さ30cm x 奥行き4cm
素材プラスチック、金属
良い口コミ

・残り時間が赤で表示されるので直感的にわかりやすい。
・カチカチ音(秒針音)がしないので、感覚過敏の人にはよい。
・操作が簡単で使いやすい。

悪い口コミ

・秒単位の設定ができない。
・アラーム音が短く、ボリュームの強弱が操作できない。
・お値段が高い。

時っ感タイマー

タイムタイマーは少し高いなと思われる方にはこちらがおすすめ。

商品説明
メーカー名ソニック
価格2100円
サイズABS
材質幅103mmx 高さ101mm x 奥行き46mm

良い口コミ

・デジタルタイマーよりも目視で残り時間が分かるのは分かりやすい。
・時計の文字盤を同じ並びなのがよい。
・ホワイトの部分のマットな感じの質感がとても好き。

悪い口コミ

・乱暴に扱ったわけではないのに、すぐに動かなくなった。
・アラーム音が小さくゲーム中の子どもはきづかないことがあった。

タイマーのおすすめの活用方法

続いて、タイマーを上手な活用方法についてお伝えします。

タイマーで見通しをもたせてあげる

私たちは、普段の生活の中で何かに熱中している時でも、あと何分くらいで終わりの時間だな、などといった風に先のことを見通し、自然に段取りを組み立てることができます。

しかし、発達障害の子どもの中にはその感覚がないために、なかなか切り替えがうまくいかないケースがあります。そんな場合、残りの時間をわかりやすく視覚化したタイマーを使用し、終わりの時間を伝えておくことで安心につながり、時間管理ができるようになります。

ますは、タイマーに興味をもち、慣れるようにしましょう。

楽しくゲーム感覚でやってみる

まずは、おやつの時間までをカウントダウンしてみるといったように、好きなことや待ち遠しく感じることに使ってみましょう。

最初から、ゲームやスマホの時間を制限するために使用すると、タイマーは楽しい時間を制限するものだという印象をもってしまうことも考えられます。

タイマーの活用は、あくまでもお子様の時間感覚や自己管理能力を育てるためのツールとして捉えていただくと良いと思います。

ほめる材料として活用する

タイマーを使うことで、今まで1時間以上かかっていた食事の時間が短くなったり、自分でゲームを終わらせたりすることができた時は、たくさんほめてあげてください。

一見、できて当たり前と思ってしまうような事でも障害を持つ子どもたちにとっては、たいへんな努力をしていることも多いものです。親御さんがその努力とお子さまの変化を見逃さず、しっかりと言葉にだしてほめてあげることで、成功体験となり、自信とやる気につながっていきます。

まとめ

本日は、下記内容をお伝えいたしました。

・時間の見える化の大切さについて

・おすすめのタイマーの紹介

・具体的なタイマー活用方法について

発達障害のお子さまをお持ちのお母さま・お父さまは、子育てをされる中で、様々な工夫をされていると思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!