皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「子育てママに送るねぎらいメール」についてです。

「子どもがいる友だちと久しぶりにメールをしたら、子育てで悩んでいるみたいで元気がない・・・。元気が出るような、ねぎらいの言葉を送りたいけど、なんて送るのが正解だろう?」

産後、慣れない子育てに奮闘するママは、体だけではなく心も疲れています。そんなママになんて言葉をかけるのが正解なのだろうかと、悩んだことはありませんか?誤った言葉選びは、かえってママを追い込んでしまうかもしれません。

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都築
悩んだこと、あります!子育ての大変さは人によって違うからこそ、言葉選びに気を遣いました。
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小野田
だからと言って、当たり障りのない言葉を選ぶのは何だか寂しいよね・・・。

今回は、実際に子育て中にかけられて嬉しかった言葉、逆に悲しく感じた・ムカついたというNGワードを、ママたちの実体験エピソードとともにご紹介します。

また最後に番外編として、メールのやりとりの中でママたちが嬉しいと感じた気遣いもご紹介しますので、あわせて参考にしてくださいね!

【嬉しかった言葉】1番は『共感してくれる言葉』

ママたちが嬉しいと感じた言葉はどんなものなのでしょうか。子育て中のママに送る、すてきな言葉をエピソードとともにご紹介します。

共感してくれる言葉

「まだ独身の友だちと会った時に、たまっていた子育ての愚痴を話してしまいました。相手からしたら興味のない話題もあったと思いますが、その子はすべてに『そうだよね。』と言ってから、話を続けてくれました。本当にシンプルなんですが、まずは私の気持ちに共感してくれることがとても嬉しかったです。」(20代/1歳女の子ママ)

最も多かった回答がこちらです。これは友だちだけではなく、旦那や親から言われて嬉しかった、という方も多かったです。ママたちは24時間ずっと子育てのことを考えた上で、第三者に相談をしています。だからこそ、子育てについて相談された時は、自分の意見やアドバイスは一度飲み込んで、まずはママの気持ちを尊重できるといいですよね。

子どもを褒めてくれる言葉

「自分の子育てに自信がなかった時、母親が『しっかりしたいい子だね。ご飯をたくさん食べて、いっぱい遊んで笑っているからだね。』と、子どもを褒めてくれました。間接的に自分が褒められたようで、これからも頑張ろうと前向きになれました。」(40代/6歳男の子ママ)

自分の頑張りを直接的に褒められることももちろん嬉しいですが、子どもを褒められた時は、自分のこれまでの子育ても褒められたような気がして2倍嬉しいと感じるママが多いようです。

子育ての話をしない

「いろいろな人から子育てについてアレコレ言われて本当に参っている時がありました。もう誰も私の子育てに口を出さないでほしいと感じている時に、親友であり先輩ママでもある友だちと会いました。必然的に子育ての話になるよな・・・と憂鬱でしたが、友だちは最近のドラマや共通の友達の話など、たわいない話をしてくれました。いっぱい笑って本当に心が休まる時間でした。」(30代/2歳女の子と1歳男の子ママ)

もちろん、子育てについて誰かに相談したい!という方が多いと思いますが、この方のように触れてほしくないと思っている方もいることは事実です。ついつい子育てのことをねぎらいたくなりますが、全く違う話題を話すことが救いになる場合もあるようです。

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都築
子育てについてあえて触れないことが、ママをねぎらうことになるなんて、考えてもみませんでした。
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小野田
心に響く言葉を送るためにも、もう少しママたちの気持ちを理解することが必要だね。

つらいと感じる瞬間は?

ママたちが子育てで『つらい』と感じ、その気持ちに寄り添った言葉を受け取った時、ママは『嬉しい』と感じるはずです。ママたちの心をもっと理解するためにも、つらいと感じた瞬間を聞きました。

孤独を感じた時

「孤独を感じた時です。子育てに関わらない旦那、昔の知識を押し付けてくる母親、子育てを楽しんでいて順調そうなママ友・・・。自分の周りに人はいるのに、1人だと感じてしまう時が本当につらかったです。」(40代/3歳男の子ママ)

お話を伺ったママたちは、『孤独』を感じている方がとても多かったです。初めての子育ては、誰でも正解が分からなくて不安なものです。そんな時に、自分の不安を受け止めてくれる人がいたら、1人じゃないと感じられてすごく安心しますよね。共感する言葉が子育てママに響くことも、うなずけます。

▼孤独を感じるママの心については、下記ページもぜひご参照ください。

子どもに強く当たってしまった時

「仕事に家事に育児に追われて、本当に余裕がなくてイライラしていると、子どもの何気ない行動にカーッとなってしまうことがあって・・・。そんなに怒らなくていいのに、声を荒げてしまった後に、こんなの母親失格だ、子どもがかわいそうだと、すごく落ち込みます。」(30代/3歳女の子と1歳男の子ママ)

ママも人間です。どんな時でも落ち着いて子育てができる訳ではありません。毎日子育てを頑張るママのことを、認めて褒めてくれる人がいれば、自分に自信を持てるのではないでしょうか。

本当になんでもない、ささいな時

「毎日、なんでもない瞬間につらくなります。箸を1本落とした、洗剤が無くなった、買い忘れがあった。日頃からストレスがたまっているから、ささいな出来事で全てが嫌になって投げ出したくなるんです。」(30代/2歳男の子の双子ママ)

働くママも専業ママも、24時間365日「ママ」という役目から逃げられません。子どもはかわいいし、家族も大だけれど、全てを投げ出して1人になりたい!という時がありますよね。ママではなく、1人の人間として接してほしいと感じている人もいるかもしれませんね。

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都築
ママたちは毎日、いっぱいいっぱいのところで踏ん張って子育てしているんですね。
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小野田
子どもはかわいいだけじゃない。だからこそ、ママの気持ちに寄り添った言葉が必要になってくるんだね。

言ってほしくない!NGワード

人によって子育ての状況は違うため、嬉しい言葉も千差万別です。正解は分からないけど、NGワードを言うことだけは絶対に避けたい・・・!という方も多いのではないでしょうか。今度は、これまでに言われて悲しかった・ムカついたという言葉を聞いてみました。

母乳について聞く

「本当に驚くほど、『母乳?ミルク?』って聞かれます。どうしてそんなことを他人に言わなければならないのか。特に私は母乳が出なくてミルクでした。そう答えると、なぜか残念な空気を出されます。本当に嫌な質問でした。」(30代/3歳女の子と1歳男の子ママ)

この答えが圧倒的多数でした。また、ママ友同士の会話で『母乳が出て嬉しい』などと母乳の方が良いと思わせる発言があった、という例もありました。最近のミルクは成分も母乳に近いですし、誰でもあげられて赤ちゃんとのコミュニケーションが取れるというメリットがあります。とてもセンシティブな話なので、不用意に話すことはやめておきましょう。

他の子どもの発達と比べる

「うちの子は、発達が全体的に平均よりも遅く、ネットで調べて不安になっていました。こちらから聞いてもいないのに、『うちの子は9カ月で歩いていたよ』とか『友だちの子どもはもう話していた』とか言われた時は、しばらく距離を置こうかなと思ってしまいました。」(30代/4歳男の子ママ)

子どもの発達は個人差があり、早い子もいれば遅い子もいます。ママは、自分の子どもが問題なく育っているのか、いつも心配しながら子どもの成長を見守っています。そんなママの不安を助長するような発言は控えましょう。

育休や時短勤務をうらやましがる

「学生時代の友人たちが集まる機会があり、子どもを親に預けて少し顔を出しました。中には独身の友人もおり、『大変だとは思うけど、正直毎日お休みって気持ちが楽じゃない?私も早く結婚して出産して育休が取りたいな~』と言われました。うちの子は全然寝なくてよく泣く子で、早く復職したいと思うほどつらかったので、ふざけんな!と言いたくなりました。」(20代/2歳女の子ママ)

子育て中の大変さは、やはり当人にしか分からないものです。『休み』と入っているので、うらやましく感じるかもしれませんが、子育ては未知との闘いです。実際に、東京都では2022年6月に育休から『育業』へ名称を変更しており、休みではないという認識が広まりつつあります。

育児は「休み」ではなく「大切なしごと」です。だから「育休」ではなく「育業」です。

引用:広報東京都令和4年11月号
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都築
これはママの気持ちを無視した言葉ばかりですね・・・。
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小野田
どんなに考えてねぎらいの言葉を送っても、一瞬で水の泡になってしまうね。

【番外編】嬉しかったメール中の気遣い

直接的なねぎらいの言葉ではなくても、メールのやり取りの中でされたちょっとした気遣いが嬉しかったという例もあったため、ここでご紹介します。子育てママが喜ぶ気遣いとは、どんなものでしょうか?

メールの返信スピードを合わせてくれる

子育て中のママは、メールをゆっくり打つ時間があまりありません。それにも関わらず、友人から即返信が来ると正直負担に感じてしまうそう。ママの返信スピードに合わせて、こちらも返信するようにしましょう。また、小さなお子さんがいる場合には、返信する時間にも注意が必要ですね。

幸せアピールをする機会をくれる

かわいい我が子のことを自慢したい!と思っても、友人の状況も分からないため、送りにくいそう。自分から「写真を送って!」「赤ちゃんの話が聞きたい!」などと言ってもらえると、遠慮なく送れるので嬉しいというママがいました。ママもいろいろと気を遣っているので、こちらから送りやすい状況を作りたいですね。

選択肢を提示してくれる

何かを決めようという時に、子育てママの状況を配慮した「AとBだったらどちらが良いか?」という選択肢を提示してくれると助かるというお話がありました。「どうしたい?」という問いだけだと、自分の状況に1番適した選択肢は、友人にとっては面倒な場合もあるので言いにくいそう。もし自分が自由に動ける身であれば、子育てママにとって1番負担のない選択肢を提示してあげたいですね。

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都築
ママは私たちが考えているよりもずっと、こちらに気を遣ってくれているんですね。
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小野田
多方面に気を張って疲れてしまうね。少しでも負担を軽くできるように気を遣いたいね。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回のテーマをまとめると3つのことが重要になるようです。

  • 自分の頑張りや不安を受け止めてもらえることが、安心につながる。
  • ママとしてではなく、1人の人間として接する。
  • NGワードには不用意に触れない。

コロナ禍で友人とも会う機会がなく、孤独を感じているママもいます。親しいあなたからの言葉は、ママを元気にできます。ママの気持ちを尊重しながら、ねぎらいの言葉をメールに乗せて送れるといいですね。