みなさんこんにちは!今日も知って役立つ情報を皆さんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 心配し過ぎ」です。

うちの子発達障害かも…、心配し過ぎかな…。

こんな考えにはまってしまい抜け出せずにいるあなたへ。一人で考えていても解決はしません。どんどん悪い方へ考えがいってしまって、苦しくなるだけです。

心配し過ぎなあなたが最初にすることは、専門家の診断を受けること。助けてくれる人、進む方向を一緒に考えてくれる人はたくさんいます!

まずは診断を受けて「知ること」から始めましょう。

発達障害を心配し過ぎなあなたの最初の行動はコレ!

お子さんが発達障害かもしれないと心配で仕方ないなら、専門家の診断を受けてください。

今悩んでいるということは、なにかきっかけがあったのではないですか?一人で悩んでいても調べてみてもその不安は解決しません。

発達障害と診断するのには複数の専門家が問診や観察、検査などを総合してやっと出来ることなのです。

発達の途中にいるお子さんは、これからの育ちでまだまだ発達します。環境次第で発達障害の特徴が見られなくなることもあります。

発達障害がなくても検査結果からお子さんの気持ちや得意なこと、苦手なことが分かると対応方法が分かってきます!

ポイント

行動することで状況は変わります!

診断を受ける

最初はどこに相談したらよいでしょう。

医療機関に直接行く場合と、保健センターなど地域の相談窓口からスタートする場合があります。もしどこかで指摘されたのなら、そこで聞いてみてもいいです。

あなたが一番アクセスしやすいところへ相談するのが良いでしょう。

医療機関

専門医はたいてい大きな病院であることが多いので、その場合は「紹介状」が必要になります。

その前にまずは行きつけの小児科の先生に相談してみましょう。検査をすることになれば「紹介状」は小児科の先生が書いてくれます。

小児科では発達の相談と言って受診するといいですよ。お子さんの成長記録や日頃の気になっている行動、どこで何を指摘されたのかなどを伝えるとお医者さんも判断しやすいです。

発達障害に関する相談を受ける主な診療科はこちら。

  • 小児科
  • 児童精神科
  • 小児神経科
  • 発達外来

参考:『一般社団法人日本小児神経学会 発達障害診療医師名簿

相談機関

病院以外で相談を受けているところはこちらです。それぞれに専門の相談員がいて、悩みを聞いてくれます。

検査へつないでくれたり必要な支援が受けられるところもあります。

ポイント

病院と違って、費用はかかりません。

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都築
今回は様子を見ましょう、と言われて終わってしまうことはないですか?
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小野田
月齢から、まだはっきり診断できないこともあります。

そんなときは、あなたが何に困っているのかを話してみるといいですよ。

診断の流れ

診断を受けることになったら、病院に「紹介状」を持って診察を受けに行きます。検査にいくには必ず予約が必要です。

予約を取る

相談機関や小児科で紹介状をもらったら、病院へ電話をして予約を取りましょう。

診察、検査にかかる時間は短くても1~2時間かかります。予約する日時は時間に余裕のある日にしましょう。

ポイント

あらかじめ大丈夫そうな日をピックアップしておくと話が早いですね!

情報を整理する

病院へ行くまでにお子さんの様子を書き出して持っていきます。何に困っているのかなど書き出すことでお子さんの情報が整理され、問診の時にスムーズです。

ポイント

伝え忘れがないように!

【伝えたい情報】

  • 成長の様子(母子手帳・保護者の記録)
  • 普段の気になる行動
  • 困っていること
  • 家庭環境(家族構成など)
  • 診断を受けようと思ったきっかけ

予約当日

忘れ物はないですか?普段の病院の診察時間と違って長くかかるので、飲み物やちょっとしたおもちゃがあると助かります。

【持ち物】

  • 母子手帳
  • 保険証
  • 紹介状
  • あれば医療費助成の受給券など
  • お金
  • お子さんの情報をメモした紙
  • 飲み物・おやつなど
ポイント

1~2時間はかかるので、持ち物はよく考えて!

それでは病院へ行きましょう!

受付

初めての来院では、いろいろ手続きがありますから少し早めに到着するようにしましょう。

病院によっては受付が2段階で行われるところもあります。

診察

診察ではお子さんがじっとしていられない、泣いてしまうなど心配事があるかもしれませんが、お医者さんは慣れていますからいつものままで大丈夫です。

もし、いつもと違って不安定な様子が見られるのなら、それもちゃんとお話ししたらいいですよ。

ポイント

お医者さんは1人ではなく、2人以上のときもあります。

検査

問診が終わったら別室に移って心理士さんによる検査です。

心理検査、発達検査、知能検査などの検査以外に、脳波検査や血液検査などの医学的検査をすることもあります。

お子さんの年齢によっては保護者と離れて別室で検査を受けるので心配かもしれません。

でも大丈夫!何かあれば声をかけてくれますよ。

ポイント

検査室の見えるところで待ちましょう。

次の予約(検査結果)

次回、検査結果を聞きに行きます。

早くても2週間以上あとになりますが、経過観察をして再診になることもあります。

参考:『発達障害の診断が確定するまで——診療の流れについて

発達障害と診断されたら、特徴によって上手につきあう方法を解説したこちらのサイトも参考にどうぞ!

いつ頃からわかる?

発達障害の特徴によっては、ある程度の月齢になるまでは診断ができません。年齢が上がるたびに診断が変わってくることも。

お子さんの発達がまだ途中段階にあることを理解して、今わかることに対応していくようにしましょう。

一般的な時期:1歳半健診・3歳健診で簡単なチェックが行われています

  • ASD…1歳半健診。指差しや視線をみています。
  • ADHD…3歳健診。多動を見ていますが、じっとしていられないことは小さい頃は良くみられるこです。
  • AD…文字の読み書きや計算が始まるまで分からないので、小学校入学準備ころになって気づくことが多いです。

診断を受けることのメリット・デメリット

診断を受けるのは少し勇気が必要ですよね。

しかし、お子さんの困った行動の原因が思っていたことと違っていたら、対応も違ってきます。

本人も出来ないことに困っているのに、怠けていると判断されて強く叱り続けたら……。二次障害を起こして問題行動は悪化してしまいます。

逆に、その子に合った方法なら発達の手助けになってくれるでしょう。

診断することの意義

その子にとって物事がどのように見えているのか、どのような学びのスタイルを持っているのかを明らかにします。それにより、その子に合った療育方法や進路を考えたり、将来の見通しを立てたりする上で重要な手がかりとなります。

者保健福祉手帳)の取得、福祉施設の利用など、公的・福祉サービスを受ける際に診断が必要となる場合があります。

公的・福祉サービスを受けるための診断医療費助成や手帳(療育手帳・精神障害)

メリット

お子さんの行動の「なぜ」が見えて理解しやすくなります。

行動にはすべて理由があるので、診断結果によって言葉では説明の出来ないお子さんの気持ちに少しでも近づくことが出来るでしょう。

困った行動の謎が解けてスッキリするかもしれません。問題行動の理由が違うなら、対応の仕方も違うはず!

気づいていなかったお子さんの「得意」と「苦手」が分かることで、さらに理解が深まるでしょう。

デメリット

発達障害と診断されたときには、覚悟していてもやはりショックを受けるものです。問題に感じていなかった部分を苦手と指摘されて傷つくかもしれません。

しかし、障害があるかないかの白黒をつけることが大事なのではありません。

お子さんが何に困っているのか、どんなサポートをしてあげたらいいのかを知ることが大事なのです。

大人が診断を受けに行った感想が語られています。

チェックリストはきっかけに過ぎない

発達障害の診断にはいろいろな医学的検査に加えて、チェックリストを補助的に使うことがあります。これは多方面のより多い情報から正確に診断を行うための材料の一つでしかありません。

自分でもWeb上で見つけたチェックリストで調べることは出来ますが、選択肢を選ぶ基準は人によって違うので結果は大きく変わってきます。

もしかしたら、と気づくきっかけにすぎないのです。

傷つく言葉に流されない

時には信頼を寄せている人からの言葉がきっかけで傷つき、不安が大きくなっていることもあるでしょう。

身近な親族だけでなく、保健師さんや保育士さんからの言葉かもしれません。残念ながら心無い言葉を安易に口に出す人は少数います。

「言葉に傷ついた」場合は取り合う必要はありません!そうはいっても傷ついた心は簡単には癒えませんね。

そんな時は誰かに話しを聞いてもらいましょう。同じ思いをした経験のある人は案外多いです。

https://twitter.com/kinokuniyanet/status/197897153849462784?s=20

ひどいことを言う人は全体的には少数です。ほとんどは親身になって相談に乗ってくれます。

納得がいかない傷つく言葉を投げかけられたら、そこから離れて別のところへ相談しましょう。

発達はデコボコ

あとから追い付く発達

子どもは今、成長・発達の途中にあります。そしてその成長は、順番や速さが一人一人違うのです。

  • 人より遅く歩き始めても数年後にはリレーの選手になっていた子
  • 2歳まで言葉が出なくて心配されていたけど急に言葉があふれておしゃべりさんになった子
  • 早期に発達障害と診断されていても成長して発達障害の特徴が見られなくなった子

その子に合った環境があれば、成長・発達を助けることが出来ます。今、お子さんに何が必要なのかを知ることはとても大事なことなのです。

出来ること・出来ないこと

発達障害の有る無しに関係なく、人には出来ることと出来ないことがあります。

出来ないことばかりに目が向きがちですが、出来ないこと以上に出来ることを見つけてください。

誰かと比較するのではなく、お子さんが前よりできるようになったことが大事なのです。

得意を見つける

得意を見つけることはお子さんの自己肯定感を高めるのにとても役立ちます。なかには将来の仕事に結びつくものが見つかる子もいます。

得意なことを見つけて伸ばしてあげられるのは身近な大人だけです。

苦手をサポート

日々の生活に困りごとを抱えている子の場合は、やり方を工夫したりサポートをすることですこしでも楽にしてあげたいです。

苦手なことの対処の仕方が身に付けば、生活がグッと楽になりますね。

まとめ

心配し過ぎなあなたへ。

専門家の診断を受けて、お子さんの特性を知ることから始めましょう。」

障害の有る無しに関係なく、お子さんは何をしているときが楽しくてどんな時に困っているのかが分かります。

分からないままでは、何もできずにただ悩んで苦しいところから抜け出せません。

ありのままのお子さんを受け止めて、少しでも多くの楽しい時間を一緒に過ごしてほしいです。