皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 マイペース」についてです。

発達障害を持つ子はマイペースな性格が多く、子育てでは色々と大変な場面に遭遇することがあります。

人間は日常生活の中で共感・協調せざるを得ない場面が多々あります。しかし、マイペースである彼らは周囲に合わせられないことが多く、ママ・パパそして周囲の人達はどのように接していいけば良いのか悩むことも多いのではと察します。 

そこで今回はマイペースな彼らへの接し方について、ママ・パパが自分を犠牲にせず実践できる方法や体験談をご紹介します。

自分を犠牲にしない!マイペースちゃんへの接し方とは?

自己中。いやいや「マイペースちゃん」。

空気が読めずに自分の道をどんどん進んで行き、超正直者で心のボイスをストレートに相手に伝える。自分が満足しないと暴れたり、興味がなければ一切見向きもせず…

そんな「マイペースちゃん」との共存はママ・パパ、そして周囲の人達はどのように接していけば良いか分からず、悩むことも多いと思います。

でも、「マイペースちゃん」を優先に考え、合わせてばかりいることで自分を犠牲にしていませんか?

その結果、ママ・パパが滅入ってしまい可愛い子供を疎ましく思えてしまう可能性があります。

そんなネガティブな状態になってしまわないように、下記の3つの接し方や方法を実践してみてはどうでしょうか?

「自分を犠牲にしない」と思う気持ち作り

あなた自身もマイペースになりましょう。

「マイペースちゃん」に合わせるだけではあなた自身への負担も増え、彼らにとっても必ずしも良い状況になるとは限りません。

合わせることも大切ですが、それはストレスをお互いに溜めることにもつながります。

まずはあなた自身を犠牲にせずマイペースになりましょう。そして、気長に付き合うことに意識を向けてみませんか?

子供が何かに集中している時は放置する

「マイペースちゃん」に限ったことではありませんが、人は何かに集中している時は回りのことには、無関心であることが多いです。話しかけても曖昧な返事をしたり、全く気が付かなかったりと自分の世界に入り込んでいます。

普段ママ・パパは「マイペースちゃん」の行動には気をつけていなければと思うことが多いと思います。(何をしでかすのか分かりませんから…)

でも、何かに集中している時はお友達等に害を与えないレベルであれば大丈夫です。あまり気にせずに放置してみようという位のメンタルを持てれば悟りを開いたも同然ではないでしょうか!

ストレートな言葉・ジェスチャーで接する

普段のコミュニケーション方法も意識してみて下さい。「マイペースちゃん」は相手の感情を理解するのが苦手な場合が多いので、こちらが良い意味での言葉を投げかけても気づいていないこともあります。

感情を理解することが苦手なので、「自分は嫌われているのかなぁ」と悲しい気持ちでいることがあるかもしれません。

「ありがとう!良くできたね!」や「大好き!」といった欧米のストレートな言い方をする。言葉と交えて、「拍手する」、「ギュッと抱きしめる」を普段より大げさなジェスチャーでした方が「マイペースちゃん」にはすんなりと通じるはずです。

自分の時間を作る

「マイペースちゃん」を気にしすぎるあまり、自分自身を疎かにしていませんか?

発達障害があり、何をするか分からないマイペースな行動をする彼らから目を離すことができず常に気を張っていなければという気持ちは私にも分かります。

しかし、彼らのことばかり気にしていると「好きなこともできない…。自分は一体何をやっているのだろう。」というネガティブな気持ちになってしまうかもしれません…

あなたの気持ちにゆとりがなければ、彼らへも影響します。日々、大変な状況であると思いますが、まずは一旦落ち着いて自分のペースを作りながら接してみるのがオススメです。

毎日の生活の中で、わずかな間でも「自分の時間を作る」ことはできます。

マイペースな小僧の特徴。 我が家の場合。

ここでは我が家の事例をお伝えします。

私には2人の息子(5歳・3歳)がおり、下の子は先天性の障害を持っています。まだ言葉はしゃべれず、他の子に比べてやれることも少ないのですが、特定の遊びや状況・食事には強いこだわりがあります。

例えば、

  • 白飯(ちょい固め)、ふりかけご飯大好き! でもお茶漬けは嫌い
  • ドアの開閉。 少しの隙間も許しません!
  • 丸いもの回すの大好きです!

といったこだわりがあります。今回は1つの事例として、「回すもの大好き!」を紹介します。

リビングの床やテレビ台の上でお皿やお椀などをひたすらクルクル回す。

クルクル、クルクル回してお皿の回転が止まると再び回す。

それをジーっと見つめてニヤっとする。

永遠に回し続けるのかよというくらいクルクル回し続けて遊んでいます。

このクルクルしている時の床とお皿のこすれる音が、なんとも不快な音の大きさと音程でイライラします。しかし、マイペースな本人はおかまいなし。

そして、イライラのピークに達した私がお皿を取り上げると、不機嫌になり怒りだします。(まだしゃべりませんので、あからさまに不快な表情になります)

また、取り上げると今度はかまってくれと言わんばかりに後を付いてきたり、抱っこを要求します。

「かまってちゃん」モードの間は他のことができません…

自分の興味のあることができなくなったら、放置されることを嫌がる。超自己中な小僧です。

我が家での「自分を犠牲にしない」実践方法

そんな息子と日々暮らしている中で最近気づいた点があります。

それは、「ひたすら回し続けている間は自分の時間を作れるじゃないか!」ということです。

上記で記述しましたが、本当にずーっと回し続けます。

他に興味のあることができるか、取り上げない限りは遊んでいますので、その間は放置プレイでいけます。

その場合、常に見ている必要はないので自分の時間が作れちゃうことになりますよね。その点に気づいたきっかけがママのある行動でした。

ママの行動

私は人と比べて音に敏感な方で、寝ていても些細な物音や子供・ママの寝言(いびき)に反応します。

リビングでゴロゴロしている時にクルクルお皿が回り続ける音が嫌で、「やめなさい!」と怒ることもあるのですが、ママはあまり気にならない様子。

なんでだろうと思い行動をよく見てみると、その間にご飯を作ったり、スマホをいじったりと息子が、「かまってちゃん」モードになっていない間に自分の時間を作っていました!(ママは鈍感な方なので意識していない可能性もありますが)

パパが実践した方法

私は音に敏感なので、回り続ける音を気にせずに他の事を同時に行うのは拷問です。そこで行った方法が以下の2つです。

1. イヤホン装着

イヤホンを付けてスマホをいじったり本を読むと、お皿の音をあまり気にすることなく心にゆとりが出てきたと実感しました。

2. 隣の部屋へそっと避難

息子が皿回しに夢中になっている時に隣の部屋へ避難します。(もちろん扉は開けっ放しでこちらからは見える位置で居ます)

今までは、何をするか分からないし近くでいないとダメかなと思っていましたが、思い切って行動してみると案外いけました。飽きれば探しに来るか音で分かりますので危ないことは未然に防げます。

それに「自分の時間を作る」ことで、少しの間でも好きなことができてリフレッシュになります。

注意!

パパ達、気をつけて下さい。これはママがお出かけ時限定です!

以前、居る時に実践すると
「放置プレイか!ワンオペか!」と怒られました…

実践してみての効果

今までは息子が「かまって〜!」と来た時は、お皿が回る音へのストレスからイライラ真っ只中の精神状態だったのが、心にゆとりが持てるようになった分、穏やかな気持ちで接することができるようになりました。

子供も自分の好きなことに夢中でしている。ママ・パパもその間にやりたいことができる。お互いにWin-Winの関係が良い家庭生活を気長に続けるのにベストではないかと考えます。

まとめ

発達障害があり、マイペースな子に接する時には以下のポイントを実践してみてはいかがでしょうか?

ポイント

・「自分を犠牲にしない」と思う気持ち作り
・子供が何かに集中している時は放置する
・ストレートな言葉・ジェスチャーで接する
・自分の時間を作る

「マイペースちゃん」のやりたいことを自由にさせ、それを認める方が様々な個性を伸ばすことに繋がるでしょうし、親である私達にとってもストレスなく接して行けるのではないかと思います。

是非、「自分を犠牲しない!」と思う気持ちを持って関わってみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。