皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害/普通学級/迷惑」についてです。
発達障害をお持ちのお子さんがいる場合、親としては就学・進学についてどうするべきか悩ましいですよね。普通学級に入ることで、周りに迷惑をかけないか? うまくやっていけるのか? 気になると思います。
どんな環境の学校に通わせてあげるかは、お子さんが学校生活を楽しめるかどうかにも繋がってくると思います。この記事を読むことで、「発達障害の子が普通学級にいると迷惑にならないか」と不安に感じている親御さんの参考になればと思います!
目次
普通学級と特別支援学級の違い
特別支援学級のメリット・デメリット
1クラス8名までの少人数制
発達に合わせたカリキュラムで、一人ひとりサポートしてもらいながら授業を進めてもらえる。一斉の授業だとついていけるか不安であれば、少人数制できめ細やかに見てもらえるのは安心ですよね。
学校が近くにない場合、遠くまで通うことになる
特別支援学級を設置している学校は、小学校でも中学校でも全体の7割以上と増えてきてはいるものの近隣の学校をまずは調べてみる必要があります。
高校には特別支援学級がない
特別支援学級があるのは中学校まで。特別支援学級から普通の高校に進学するのは学習面から考えても厳しいのが現状なので、全日制や定時制などの選択肢も考えた方が良さそうですね。
普通学級のメリット・デメリット
広く同級生と交流ができる
集団生活の中で多くの人と交流できるのは刺激になりますよね!一方で、集団生活だからこそ心配なことも…
周囲に迷惑をかけてしまう可能性もある
学校の先生や同級生からの理解やサポートが得られないと、環境に適応できずに問題行動に繋がるケースが多いようです。
どんなことが「迷惑」になる?
授業を妨げてしまう場合
授業中に歩き回ったり大声を出したりして授業を止めてしまうことで、他の生徒の学習を妨げてしまうことになります。
相手を傷つけてしまう場合
相手の気持ちを推し量った発言ができず相手を傷つけてしまう場合や、感情をうまくコントロールできずすぐ手が出てしまう場合はトラブルが多くなるかもしれません。
「お世話係」になる子がいる場合
先生だけでは目が行き届かない場合、隣の席の子などが「お世話係」に任命されることがあります。その場合、時間を拘束してしまうので自分のことが後回しになるなど本人やその親御さんが迷惑だと感じることもあるようです。
迷惑にならないために親ができること
先生とよく相談して理解してもらう
学校や先生によっても、対応に違いが大きいようです。学校側とよく相談して理解を得ることがまずは大切だと思います。
ちなみに、筆者が小学生のときに同じクラスに「チック症状」がある同級生がいました。本人の意思とは関係なく頻繁に声が出てしまうので(チック症状)、授業中に教師から注意されたり、「うるさい」「なんでそんな声出すの?」と、同級生から言われている場面もありました。
子どもにあった選択を
「普通学級に通って色々な友達ができて良かった」「特別支援学級に通うことで、安心して学習できた」など、どの選択が良いかはその子によって違います。親のエゴで決めるのではなく、子どもと向き合い、発達の程度と本人の特性や希望によって選択していけるといいですよね。
まとめ
集団生活の中では様々な性格・特性の子がいるので、互いに迷惑をかけあうものだと思います。
ただ、発達障害があって普通学級に通う場合には、周囲にどれだけ理解・協力してもらえるかがとても重要だと思います。
普通学級にするか特別支援学級にするか、発達の程度もそれぞれなので親御さんにとっては悩ましい問題だと思いますが、状況に応じて本人や先生とよく話し合って、無理のない選択ができるといいですね。