皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「子育て寂しい」についてです。

「日々の子育ては不安がいっぱい。なんだか一人で子育てしているようで、毎日寂しい。」
そう感じている方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

子育てというものは、大変な事の中にも、子どもとの関わりの中で幸せを感じる場面も多いものです。
しかし、「寂しい」という感情に包み込まれている感覚のある方は、この記事を参考にその原因と解消法について学んでいきましょう。

なぜ子育てで「寂しさ」を感じるのか

日々の子育てに真剣に向き合っているから

子育てで「寂しさ」を感じるのは、子どもに対して真剣に向き合い、親としての責任を懸命に果たそうとしている証拠なのです。

子どもが幼いうちは、コミュニケーションもままならず、体調も急変することが多いため、不安な中で子育てが続いていくことが多いかと思います。

子育ては様々なイレギュラーの連続ですが、それら一つひとつにしっかり向き合っているからこそ、なかなかゴールが見えず「寂しさ」を感じやすくなっているのです。

すべて自分に責任があると考えている

「子育てはママ(パパ)の仕事だ」等と、パートナーに役割を押し付けるような方は、子育てにおいて「寂しい」と感じることはないでしょう。

子どものことが大切であるがゆえに、人に頼れず、「すべて自分で対応しないといけない」状況に追い込まれていないでしょうか?
パートナーの協力を得られない等といった状態にあるならば、「寂しい」と感じても無理はありません。

親として、子どもに関する責任を背負うということは当然のことですが、それは「一人」で背負うものではなく、押し付けられるものでもありません。

産後うつ病になっている可能性

産後の体調やホルモンバランスの変化、パートナーとの関係性等、子育てに関する様々な要因が重なって、産後うつ病となってしまうケースも少なくありません。

産後うつ病はおよそ10%の罹患率があり、気分の落ち込みや楽しみの喪失、自責感や自己評価の低下などを訴え、産後3か月以内に発症することが多いです。(中略)発症の背景要因として、うつ病の既往の他、パートナーからのサポート不足など育児環境要因による影響も大きいとされています

【引用】公益社団法人日本産婦人科医会

自分のことを極端に責めたり、パートナーとの関係がうまくいっていない等の状態ではありませんか?
一人で抱え込むことは、症状を悪化させる危険があります。

育児のやり方で指摘を受けることが多い

ミルクをあげる場面や、排せつ、着替え等の場面で子どものお世話をする際、パートナー等から「なんでそうやるの?」「こうやっちゃダメ」等、様々な指摘を受けることはありませんか?

自分なりに一生懸命やっているつもりなのに、子どもに対するあらゆる関わりで指摘を受けると、「自分が悪いから泣き止まないんだ」「自分ができていないから寝ないんだ」等と、極端に孤独感を感じ自責の念にとらわれてしまいます。

悪いのはあなたではなく、「個人の価値観を無理矢理押し付けてくる」方です。
自分を責め、追い込んでしまう必要はありません。

周りの「優秀な親」像に支配されている

現代は、子育てに関する様々な情報が溢れかえっています。
メディアや本等で目にする、子育てや家事を卒なくこなすカリスマお母さんと自分を無意識に比べてしまっていることはないでしょうか?
「〇〇さんは仕事も育児も家事も、立派にこなしているのに。私なんて…」等といった具合です。

メディア等以外にも、子どもを通わせている保育園のママ友や、近所のスーパーで見かけた親子等、比較対象は見たくなくても自然に情報として飛び込んできます。

人間は、他者に認められたい生き物です。周囲に「できるママ」として認めてもらいたいがために、様々なものを犠牲にして、「できるママ」を表現しているだけ、という場合もあるのです。

そもそも、これらは「隣の芝は青く見える」という言葉があるとおり、あなたの中での幻想に過ぎません。表面的な情報にとらわれて、自分を傷つけないようにしましょう。

子育てで寂しさを感じる場面13選

実際の子育てにおいて、「寂しい」という感情が高まる原因となる事例をあげてみます。
あなたも、知らないうちに孤独感が高まり、「寂しい」という感情に支配されている可能性がないか、チェックしてみましょう。

パートナー編

・「育児」や「家事」に無関心である
・子育てについて頻繁に指摘してくる
・日々の出来事に耳を傾けてくれない
・夜泣き(ぐずり等)に対応してくれない

実の親・義理の親編

・子育てに関する価値観の相違がある
・子どもを気軽に預けられない
・子育てについて頻繁に指摘してくる

対「子ども」編

・常に子どもと一緒に過ごしている
・手料理を食べてくれない
・叱ったり注意をしたあと

その他

・周囲に子育てマウントをとってくるママ(パパ)友がいる
・子どもの急な体調不良で対応に困ったとき
・外出先で「幸せそうな家族」と見たとき

今の子育て環境で、あなたの気持ちに寄り添ってくれる人がいないことに加え、上記の事例に当てはまるケースが多い方は、次章の「子育ての寂しさを乗り越える方法」を読み、対策を考えましょう。

子育ての寂しさを乗り越える方法

「自分」を大切にする

毎日、子ども中心の生活になる中で、「自分のことよりも子どもの事をしなくちゃ」という考え方に偏っていないでしょうか?

子育てにおいて、「寂しい」と感じる根本的な原因を解消するためには「自分を大切にする」ことが最も大切なことです。
自分に優しくなれて初めて、子どもに対しても十分に愛情を注げるのです。

子どもが寝た後や、ひとり遊びに夢中になっている場面を見計らって、あなたが癒されると感じることを少しずつ始めてみましょう。

少しの間だったとしても、「自分のために自分の時間を使えている」という経験の積み重ねが、自分を大切にするマインド作りへの第一歩となるはずです。

子育て支援センターを活用し社会と繋がる

「誰も子育てを手伝ってくれない」という理由から、自分の時間を確保することは不可能だと感じることも多くあるかと思います。
育児や家事等、すべてを一人で行わなければならない生活を断ち切る必要があります。

そこで、自治体が設置している下記の子育て支援制度を活用することで、専門家や経験者から子育てに関する支援を受けられます。

子育ての悩みは、子どもの数だけあるものです。経験豊富なスタッフの方とのコミュニケーションを重ねていくことで、あなたは「一人じゃないんだ!」と思えるようになるはずです。

子育て支援センターは、主に各市区町村の保健センターを中心に運営されていることが多いようですが、自治体の実情にあわせて設置状況は様々です。そのため、お住まいの市区町村へ問い合わせてみることをおススメします。

子育て支援における様々な取り組みが紹介されています。
≪参考≫厚生労働省 地域子育て支援拠点事業実施のご案内

まとめ

子育てをしていて、「寂しい」と感じる原因は、人間関係や子育て環境といった「あなた以外の要因」の影響を大きく受けているということを学ぶことができたでしょうか?

最後に、もう一度おさらいしていきましょう。

なぜ子育てで「寂しさ」を感じるのか

・日々の子育てに真剣に向き合っているから
・すべて自分に責任があると考えている
・産後うつ病になっている可能性がある
・育児のやり方で指摘を受けることが多いため
・周りの「優秀な親」像に支配されているため

子育ての寂しさを乗り越える方法

・「自分」を大切にする
・子育て支援センターを活用し社会と繋がる

子どもを守るためには、まずは自分を守ることが大切です。
子どもにとって、あなたの存在はかけがえのない大切な存在です。
あなたは十分立派な親です!自分を責めず、今後も子どもと一緒に幸せな時間を過ごしていきましょう。