皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害に生まれて」です。

発達障害の子供を育てるのはとても大変です

そんな大変な方に「発達障害に生まれて」という書籍を紹介します

自分の子供は普通で健康な子供に生まれてほしい、というのがどの親も本音ですよね?

でもやはり一定数で、障害をもって産まれてしまう子供がいるのは否めません。でも考え方次第で発達障害を育てるメンタルが楽になります。

その体験談が「発達障害に生まれて」の本に載っています

「発達障害に生まれて」の紹介

著者松永 正訓
価格¥1,760(2021/12 参照Amazon)
発売日2018年9月7日
概要シングルマザーの母親が自閉症の子供を17年間育てた母子のノンフィクション
特徴子供の自閉症を始めは認められないが、育てていくうちに受け入れて母子で成長していく話
第8回(2019年度)「日本医学ジャーナリスト協会賞」を受賞!

(この本の主人公の母はシングルマザーですが、その事情はこちらの本には載っていません。ご了承下さい)

母親は子供が自閉症と認めたくない

赤ちゃんが産まれました。おめでとうございます!さあ、子育ての始まりです。

この本の母親は自分の子供が発達障害に生まれてくるなんて考えた事なんてない・・・

だけど子育て中に、親は自分の子供の行動のおかしさに気づき、呆然としてしまいます。

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母親
何かの間違え、自分の子供は順調に育ってる・・・気のせい

母親は不安をよそに自分の子供が普通の子と違うという事実にうすうすは感づいているのですが、目をそらしながら気づいて気づかないふりをします

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母親
うちの子供普通だよね?発達障害や自閉症じゃ無いよね?

発達障害を理解し肯定して受け入れない事は、親も子供も不幸になって追い詰められて苦しい思いをする事になるとこの本には書いてあります。

なぜ普通の他人の子供と比べると苦しいのか?

施設でおそろいの服を着てお遊戯をしている写真があります。だけど1人主人公の子供は、おそろいの服を着ないで後ろの方で絵本を真剣に見ています。

母親はガッカリしますが、ASD持ちの他のママは「お遊戯より楽しそうに本を読んでいるね。みんな同じ服で同じ踊りするより、本を見ている方が楽しいんだね」

母親は目から鱗で、こうゆう風な考え方があるんだと歓心します。

「発達障害に生まれて」から一部引用 Amazon

発達障害ではない人発達障害に理解の無い人は、人と変わった行動をする人をみると、変な人扱いをします。

もちろん親が健常者だったら「自分の子供は変だ!普通じゃない・・・」と思うでしょう。

発達障害は治らない障害です。普通になれるように無理強いすると親子共々ストレスがたまるだけです。

発達障害を認めましょう

普通の子ではない発達障害の自閉症を認めることによって、育てる事のメンタルがぐっと楽になります

自閉症ってどんな発達障害?

「発達障害に産まれて」の書籍は自閉症の子育ての話です。

そこで自閉症とはどのような発達障害か説明します。

コミュニケーションがとれない

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)に知的障害(知能指数IQが低い)が合併すると「自閉症」になります

自閉症のしくみ

主にどのような行動をするかといいますと(人によって違いはあります)

  • 人に興味がない
  • 人の気持ちを考えない
  • 同じ行動や言葉をくりかえす
  • 自分が気に入った事以外は興味がない
  • こだわりがすごくあり、そのこだわりを崩されると癇癪をおこす
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すごく育てるのが大変そうですね・・・・

でも親が適切なサポートや工夫をして上手く対処すれば、親子でメンタルが楽になり、自閉症の知識が豊富なほど子供への不安は無くなるし、心に余裕が出てきます

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小野田
とりあえず子供の行動が変だと思ったら、発達障害を調べてくれる病院に行くことをお勧めします。早期発見が大事です
↑こちらに発達障害を調べる方法が詳しく載っています

自分の子供の自閉症を受け入れられない

母親は子供の幼児検診で、2歳なのに言葉が遅い旨を先生に伝えたら、幼児専門の精神科の病院を紹介してもらいました。

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小児専門
精神科医
お子さんは自閉症です(おもちゃで遊んでいるのを観ただけで)

とお医者さんに言われたらどの様に考えますか?

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母親
そんな事は無い!この医者は間違っている!うちの子供は普通だ!

そして母親はドクターショッピング(医者を転々と変える)をして、全部の病院で「自閉症です」と言われ、やっと自分の子供は自閉症であるという事実を認めるのです。

障害を受け入れることによって、心は楽になる

子供の発達障害を親が受け入れる事で、発達障害を育てるメンタルがぐっと楽になります

発達障害を認めていない親発達障害を受け入れている親
他の子供が出来ているが自分の子供ができないので、焦って練習させ親子でストレスがたまる他の子供が出来てても「そのうちできるでしょ」と余裕ができる
発達障害の行動は治ると信じて、なかなか治らないのでガッカリ落ち込んでしまう発達障害の行動は治らないと知っているので、工夫してサポートする
発達障害は恥ずかしいので周りには黙っていて、誰にも理解してもらえなくてストレスがたまってしまう発達障害をまわりに公表して色々な人からサポートを受けられるし、理解してもらえる
健常児の学校に行かせると親のサポートが必要で大変支援学校に行けば学校がサポートしてくれるので安心

これだけの違いがあります。

何より周りが健常児の場合、発達障害の行動で自分の子供がストレスを受け、二次障害という大変な精神疾患を発症してしまうかもしれません

発達障害の2次障害とは

発達障害になると、どの種類の発達障害でも生き辛い出来事が沢山おこります

そしてストレスが溜まって、鬱病、総合失調症、適応障害等の精神障害になってしまう場合があります。これが発達障害の二次障害で、この2次障害の方が辛い思いをする事になります

↑こちらに2次障害について詳しく載っています

発達障害を認める事によって親も子供も気持ちが楽になります。

下手すると親までストレスが溜まって親が精神病になってしまったら元も子もありません。親が病気になったら誰が子供の世話をするのでしょうか?

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小野田
やはり発達障害を受け入れて、親子でストレスがたまらないように2次障害を予防しましょう。
そして適切なデイサービスや支援学校等の施設を活用してみて下さい

自閉症を理解する

「発達障害に生まれて」の紹介ばかりだとネタバレになってしまいそうなので、違う自閉症の子供の話をします。

子供目線での自閉症

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小野田
とある人の子供の頃の体験談です

その方Oさん(女性)が子供の頃、隣の家に仲良しの友達Jちゃんと、お兄ちゃんのY君兄妹が住んでいました。

お兄ちゃんのY君は重度の自閉症でした

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子供の頃の
Oさん
一緒に遊ぼう!
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友達の
Jちゃん
うん!みんなで遊ぼう〜
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自閉症の
Y君
あそぼう、あそぼう、あそぼう、あそぼう、あそぼう、あそぼう

(↑自閉症の特色で、言葉を反すうします)

Oさんは物心ついた時から自閉症のY君妹のJちゃん兄妹と一緒に遊んでいました。

Y君は妹のJちゃんとは違っているのは当たり前で、これといった疑問も無くOさんはY君兄妹と遊んでいたそうです

Oさんから見ると、Y君は砂遊びで手に砂をつかみその砂をサラサラと流し、また砂をつかみ流すという行為を延々とやっていたそうです

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Y君兄妹
のママ
道路の近くは危ないから、道路からは離れて遊んでね
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Y君
あぶないから、あぶないから、あぶないから、あぶないから

このように、言葉の反すうをよくしていました。

Oさんは自分の親から「Y君は自閉症なんだよ」と聞かされていました。

Y君は自分達とは学区外の幼稚園、学校に通っていました。

Y君ママは車で送り迎えをしていて「大変そうだな」と子供心に思っていました。

健全者は発達障害を理解するのが困難

Oさんは大人になって子供を産みました。

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Oさん
忘れ物しちゃった〜。まあいいや。

Oさんは子供の頃から忘れ物がすごく多くて、おっちょこちょいでした。

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Oさんの
子供
宿題やってないけど、まあいいや。

Oさんの子供も忘れ物がすごく、おっちょこちょいでした。

Oさんは親子で発達障害の検査を受けたら・・・・

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発達障害
専門医
お母さんも、お子さんも、ADHDです。

昔から幼馴染のY君の重度の発達障害を見ていたので、Oさんは自分も子供も発達障害を受け入れ、逆におっちょこちょいなのは発達障害が原因とわかってホッとします。

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Oさん
私がだらしがないのも発達障害だからで、子供がだらしがないのも私の子育てが悪いからではなかったんだ

だけど旦那さんがなかなかわかってくれず、Oさんは旦那さんを説得するのに苦労します。

結局のところ、いまだに旦那さんは発達障害をわかっていません・・・

自閉症で悩んでいる方「発達障害に生まれて」をお勧めします

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小野田
子供が自閉症かもしれないと思う親の方々「発達障害に生まれて」を読んでみてください!

「発達障害に生まれて」のレビュー

自分の子供が自閉症です。

睡眠障害もあり、私はものすごく大変でいっぱいいっぱいで行き詰まって藁にもすがる気持ちでこの本を購入しました。

難しい文章も無く一気に読めました。

私と同じ思いをしていると共に、母親は自分のお子様の自閉症を段々理解し、療育している姿に涙がこぼれ落ちました。

こちらの本をもっと早く読んでいれば良かったと思い、そしてこの本に巡り会えて本当に良かったです。

この本の母親みたいに焦らずゆっくりと肩の力を抜いて子供と向き合えるようになれたらと思わせてくれる本です

引用Amazonレビュー★★★★★

内容は簡単で読みやすく、一日で読んでしまいました。

ただちょっとお高いなと思いました。

でも自閉症の育て方、母親の心境の変化、発達障害の種類、がわかりやすく載っていて勉強になりました。

自閉症だけでなく、他の発達障害のお子さんを育てている方にもお勧めです。

引用Amazonレビュー★★★★☆

値段が高くて購入できない場合は、図書館でも貸出されている場所もあります。

最近はインターネットでの図書館の本を検索できるので、地元のホームページを調べてから行くと二度手間にならなくて済みます。

リクエストすると、入荷してくれる図書館もありますよ。

普通と言う名の呪縛

この書籍「発達障害に生まれて」を読んでみればわかると思うのですが「普通」に囚われると逆に発達障害の子供を育てるのに苦労してしまいます

周りから変な目で見られたくない、 恥ずかしい、 プライドもある・・・

でも芯のある柔軟な考えを持てる人は、周りにどう見られようと噂されようと気にしません

一番大事なのは、自分と自分の子供なのです!

書籍の意図

周りが自分達を噂しようと、気にしない
何が大事なのかは、自分そして自分の子供
普通を求めると、自分も子供も苦労してしまう
発達障害を受け入れ、肯定し、理解しよう

まとめ

  • 子供が発達障害でも認めて受け入れよう
  • 普通を求めて子供に押し付けると、親子でストレスがたまる
  • ストレスで2次障害にならないように支援学校デイサービスを活用しよう
  • 普通の子育てではなく発達障害の子供に合った子育てをしよう

「発達障害に生まれて」を読んでわかった事は、この本の母親は最初の時点では自分の子供の発達障害の自閉症を認めず、普通の子供と違うのでとても苦しんでいます。

でも親子で色々な体験をして行き、だんだんと母親が自閉症を理解していって、自閉症の育て方が上手くなっていくのです。

途中からは、親が色々と工夫して自閉症の子供を育児している姿は楽しそうにも見えます。

そして母親は、自分の子供が普通では理解し難い遊びを、とことんこだわっても、根気よく付き合ってあげて、その行動はとても素晴らしい姿です。

自閉症や発達障害のお子さんを育てている方、大変で行き詰まっている方、ぜひこの「発達障害に生まれて」を読んでみてください。

あなただけでは無く同じ思いをしている人はいます。そしてこの本を読んで少しでも心が軽くなるといいですね!

最後にYou Tubeで見つけた、とってもとっても可愛い、れお君(自閉症)の動画で終わりにします

最後まで読んでいただきありがとうございました