皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「つま先歩きは発達障害?」についてです。
子供が産まれて、初めて歩いたときの感動は今でも昨日のように覚えています。でも、見守りの中で違和感に気づくこともありますよね。
それが、今回のつま先歩きのお話です。小さな子供がつま先で一生懸命よちよち歩いている姿は可愛らしく、いつまでも見ていたいですね。
何度も見てしまうと、疑問が出てきますよね。そこで、つま先歩きは発達障害と関係があるのかお話していきます。お役に立てれば幸いです。
目次
つま先歩きは発達障害なのか
つま先歩きをしている場合であっても、必ず発達障害であるとは言いきれません。発達障害は、それだけで判断はしないからです。
発達障害の一つに自閉症スペクトラム(ASD)があり、つま先歩きは自閉症スペクトラムの症状の一つに当てはまります。
しかし、自閉症スペクトラムはつま先歩き以外にコミュニケーションや限られた物や行動への執着などの症状があります。
全ての症状を含めて判断されますので、つま先歩きだけで発達障害だとは言いきりはできません。
自閉症スペクトラムの特徴や症状を詳しく書いてある記事をご紹介します。
つま先歩きをする理由4つ
歩き始めの赤ちゃんの場合、発達を自ら促すために、色々な歩き方をするそうです。その中でも、つま先歩きは特に多いそうです。
感覚的な遊びや子供のクセなのかもしれませんが、2歳を過ぎる頃にも続くようなら、それ以外の原因も考えなければいけませんね。
どれくらいの頻度なのか、特定の場所なのか、つま先歩きの時の子供の状態などよく観察してみて下さい。
つま先歩きが直らない原因にどんなものがあるのか調べてみました。
①骨折や炎症が原因
小さな子供は、自分の痛みや違和感を訴えるこどが出来ません。歩き方がおかしくなったり、歩かなくなったら骨折や炎症の場合も!
しかも、小さな子供の骨折はレントゲンで確認しにくいため、数日後に再度のレントゲンで確認できる場合があるそうです。
他にも、先天性の股関節脱臼や脚の長さの違いが原因でつま先歩きをしていることも考えられます。
②特発性つま先歩行が原因
特発性つま先歩行の話を小児神経外科医の西須先生がお話されていました。
「歩き始めてから3カ月以上、2才ごろまで続く場合は、『特発性つま先歩行』の可能性があります。ヨーロッパでは5%の子どもに見られますが、5才までに60%、10才までに80%が自然治癒することがわかっています。原因はわかっていないのですが、親子例が多く、親が子どものころにその状態だった場合、遺伝しやすいことがわかっています」(西須先生)
引用:「つま先歩き・片足だけつま先歩き」あんよは出来るけど…問題ある?【小児整形外科医】
自然治癒率が高いことに安心しがちですが、その判断は自己判断せずに、医師に相談することをおすすめします。
③痙性(けいせい)まひが原因
脳や脊髄に障害が出現し、手足の突っ張りや手足を思うように動かせなくなるなどの症状がみられます。
痙性まひの原因になる病気は脳性麻痺、脊髄損傷、脳血管障害、重症頭部外傷などです。こちらは早めに治療することが必要です。
④発達障害の症状が原因
感覚が過敏であり、足裏全体を着けて歩くことに過剰に刺激を感じてしまって、不快感でつま先歩きをしてしまうのです。
また、逆に感覚に鈍感な部分があるために、感覚を覚醒させるために、つま先歩きで刺激を自ら与えています。
つま先歩きとはどんな歩き方?足への影響は?
つま先歩きとは、床にかかとをつけない状態のまま足の指の根元だけで歩くことです。通常は、かかとから地面に下ろして歩きます。
字の通りつま先から下ろして歩くため、歩き方も不安定で太ももやふくらはぎの筋肉に負荷がかかりやすくなります。
つま先歩きの詳しい動画をご紹介します。
つま先歩きが長引くと身体に影響が出ることも!
つま先歩きは姿勢の改善やむくみ、冷え性の改善など嬉しいメリットがあるのですが、長引くつま先歩きはデメリットもあります。
つま先歩きは尖足(せんそく)になりやすくなります。特徴はアキレス腱が硬直し、足首の角度が減少し曲がりにくくなったりします。
そうなってしまうと、衝撃が吸収しにくく疲れやすくなってしまったり、足などに痛みの症状が出ることもあります。
つま先立ちは不安定な態勢になりやすく、普通なら踏ん張りきれるところでも、転んでしまうことが増えます。
つま先歩き中の不安定さで転倒をする回数も増えると同時に、怪我をする回数も増えていくことで、悩まれる保護者も多いですね。
つま先歩きをする時は、骨盤が後傾になる姿勢になりますので、それを長く続けてしまうと、骨盤を傷める原因にもなります。
また、太ももの筋肉が硬くなり、柔軟性がなくなりやすく、それが原因で膝を傷める原因にもなってしまうのです。
つま先歩きは通常の姿勢ではないため、身体に負担がかかります。その中でも腰やお腹には大きな負担がかかります。
過剰なつま先歩きが長引くことが原因で、腰痛が発生してしまう。無理な姿勢だと身体に影響が出てしまいますね。
つま先歩きをすることで前ももの筋肉が硬くなりやすく、この筋肉が硬くなると血圧が上昇しやすくなる傾向があります。
血圧が上昇すると、心臓や脳に大きな負担を掛ける場合がありますので注意が必要です。
つま先歩きを改善する方法は?
始めにお伝えしたいのが、つま先歩きが長引く時は、何かの原因があることは確かです。自己判断で無理に改善するのはやめましょう。
身体に問題がなく、感覚的な問題なのであれば、自宅や外遊びでできる感覚的な遊びがおすすめです。
クッションを並べて歩いていく遊びです。感覚に過敏さがある場合、子供が嫌がらない素材のクッションに変えてあげるといいですね。
柔らかいクッションの上なら、かかとをつけることを嫌がらないかもしれませんね。
布団などで山を何個か作り、その山をジャンプしていく遊びです。柔らかい場所なら安心して飛び移れますね。子供も好きな遊びです。
平均台がない場合でも、それに似た少し高いくらいのコンクリートなどで、バランス感覚を試すように遊んでみるのもありですね。
山登りとかそんな大きなことでなくても、坂道を登ったり、下りたりなど散歩のコースに取り入れてみる感じです。
自宅で遊べる商品紹介
自宅で遊べる商品の中で、トランポリンをご紹介します。
▼商品概要
商品名 | イトセ トランポリン |
価格 | 4,870円(送料込み) |
仕様 | サイズ:直径 102cm×高さ 20cm 足の数:6本 重量:6kg 耐荷重:110kg |
▼良い口コミ
発送が早かったです。子供の希望でライムグリーンを購入しましたが、明るくきれいな色でした。子供たち(3歳、小1、小3)ピョンピョン跳んでいます。なかなか外に出られない時期、子供たちだけでなく私の運動不足解消に良さそうです。
引用:楽天
▼悪い口コミ
ちょうど一年の使用で、トランポリンの脚が折れてしまいました。
もう、危ないので、使用できません。
子どもが怪我しなかったのが不幸中の幸いです。
脚は鉄でできているみたいですが、溶接が甘いのではないかと思います。
ショップに連絡しましたが、一週間以内でないと、対応不可とのことでした。
子どもが遊ぶものですので、安全な物を購入したかったのですが、非常に残念です。
引用:楽天
まとめ
今回のつま先歩きとはは発達障害なのかをまとめます。
- つま先歩きをしているからといって、発達障害であるとは言いきれない
- 発達障害の症状の一つにつま先歩きはあるが、他にも骨折や炎症、痙性(けいせい)まひなどの病気が原因の場合もある
- つま先歩きが長引くと、怪我をしてしまったり、膝や関節を痛めてしまう、腰痛や血圧上昇で脳や心臓に負担をかけてしまう可能性がある
- つま先歩きを改善させる前に、まず子供の状態を確認し、状態に応じて病院受診も視野に入れる
- 自宅や外での遊びの中で、感覚的な遊びを入れることで改善されていくこともある
発達障害以外にも怪我や病気の場合も考えられますので、悩み続けるよりは専門家の医師に相談をおすすめします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。