皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「子育て 絵本」についてです。
「子どもの読み聞かせ用に絵本を用意したいけど、オススメがわからない」「読み聞かせのコツを知って、絵本に興味を持ってもらいたい」と思っていませんか。
発達障害のお子さんの場合、絵本に集中できない、そもそも興味を持ってくれないというお悩みも多く耳にします。
そこで、この記事では、子育てでオススメの絵本から読み聞かせの効果とポイントについて解説します。この記事を読むことで、お子さんが絵本に興味を持つきっかけとなるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。
目次
【子育て 絵本】オススメ3選
はじめに、子育てでオススメの絵本を3冊ご紹介します。
①こわいきもちとちょっとのゆうき
②じぶんだけのいろ
③いただきますあそび
この記事では上記の3冊をオススメします。
それでは1冊ずつご紹介していきます。
①こわいきもちとちょっとのゆうき
作者の長男の子育ての経験をもとに書かれており、発達障害の子どもがテーマの作品です。
▼概要
著者 | たかみやかなえ |
出版社 | みらいパブリッシング |
価格 | 1,650円(税込) 送料無料 |
発売日 | 2020年9月28日頃 |
▼口コミのご紹介
内容紹介(出版社より)
うまく話せなくてもいい ゆっくりでもいい。みんな ひとりぼっちじゃない。しんやくんは、みんなと話すこと、遊ぶことがにがてです。でもひとりぼっちはとてもつらく、友だちに声をかけようとしますが、言葉がでてきません。心が「いっぱいいっぱい」になってしまったしんやくんを おばあちゃんが 見守っています……。発達障害の子を持った著者が、その切実な体験をもとに紡ぎ出したお話に、子どもの目線から みた景色を、叙情性豊かに描いた絵を添えた感動の一冊。
引用:楽天ブックス
著者の子育てを実体験に描かれた作品であり、発達障害のお子さんを持つ保護者の方も一緒に読める絵本だと思います。著者のたかみやかなえさんのSNSも合わせてご紹介します。
②じぶんだけのいろ
自分の色を持たないカメレオンが主役のお話。まわりと違うことを悲観するのではなく、個性を大切にという意味で、発達障害の子どもを育てる保護者の方にもオススメの作品です。
▼概要
著者 | レオ・レオニ、谷川俊太郎 |
出版社 | 好学社 |
価格 | 1,174円(税込) 送料無料 |
発売日 | 1978年6月 |
▼口コミのご紹介
- とにかく絵が綺麗
- 内容が深く大人にもオススメしたい
- 明るい未来や希望を感じられる
- 世代を超えた名作である
などといった声が多く見られました。
子どもだけでなく、大人が読んでも心に響く作品ともあり人気の絵本です。ストーリーだけでなく、美しい絵も印象的な作品となっています。
③いただきますあそび
こちらは赤ちゃんから楽しめる小さなお子さん向けの作品。子どもの興味が湧くような仕掛けつきの絵本です。
▼概要
著者 | 木村裕一 |
出版社 | 偕成社 |
価格 | 748円(税込) 送料無料 |
発売日 | 1996年6月 |
▼口コミのご紹介
この絵本はページを上から下へめくるタイプで、そういった絵本を初めて購入しました。ミケやコロが飲んだり食べたりする動作を表現していて、とても気に入りました!食の細い息子に、0歳の頃から読み聞かせしていますが、いまだにお気に入りです。購入したのが『おでかけ版』なので、外出する時も持ち運びできて、大変お世話になってる一冊です。(プッちゃさん 20代・愛知県 男の子2歳)
引用:楽天ブックス
こちらの絵本はシリーズものです。お子さんが喜ぶ作品を集めてみるのもオススメです。
関連記事
この記事は絵本についてですが、当サイトでは保護者の方にオススメの本を紹介している記事があります。ぜひ合わせてご覧ください。
発達障害のお子さんを持つ保護者の方に、おすすめしたい本についての詳しい記事はこちらからどうぞ。
次に、絵本の効果についてご説明します。
【子育て 絵本】読み聞かせのメリット7選
子育て中に絵本を読み聞かせることで7つのメリットがあります。
①語彙力を伸ばすことができる
②数学力が上がる
③将来的に高い収入を得る可能性が期待できる
④親子のコミュニケーションになる
⑤感情が豊かになる
⑥想像力を養うことができる
⑦集中力を身につけることができる
上記の7つが、絵本を読み聞かせることで子どもが得られるメリットです。
1つずつ解説していきます。
①語彙力を伸ばすことができる
子どもは絵本の読み聞かせを通して、様々な言葉を覚えます。人間は文字・絵・音からの情報がもっとも記憶に残りやすいと言われています。
この3つを全て満たすのが絵本の読み聞かせです。そのため語彙力を伸ばすことができるのです。
②数学力が上がる
語彙力が伸びることで、同時に読解力も高まります。数学力は計算力の他にも、問題の条件や問いを正しく理解する必要があります。
そのため、読解力を身につけることで、問題を正確に読み取る力が必要な数学力も上がるのです。
③将来的に高い収入を得る可能性が期待できる
子どもの頃から絵本に触れることで、読書の習慣がつきます。その結果として、学力が身に付き、将来的に高収入な職につける可能性が期待できるのです。
しかし、高収入と絵本(読書)の関連性を証明するデータはありません。あくまでも参考程度にしてください。
④親子のコミュニケーションになる
絵本の読み聞かせが、親子の良好なコミュニケーションになることは言うまでもありません。両親が共働きで多忙な家庭が増えた現代では、親子水入らずの時間も少なくなりがちです。
そんな中でも、絵本の読み聞かせは、子どもとコミュニケーションを取る貴重な時間と言えるでしょう。短い時間でも構わないので、ぜひ親子で絵本を楽しんでみてはいかがでしょうか。
⑤感情が豊かになる
子どもは絵本の物語から、日常生活以上の感情を受け取ります。その結果、好奇心が刺激され感情が豊かになるのです。
さらに登場人物に感情移入することで、思いやりの心や道徳を身につけることもできます。感情が豊かになるということは、他人の気持ちを考えられることにもつながるのです。
⑥想像力を養うことができる
物語の展開を想像したり、登場人物の感情を予想することによって、想像力が養われます。自分なりにストーリーを理解する力がつくのです。
また効果的な「絵」が挿入されていることで、文字が読めない子どもでも、絵から想像力を養うことができるのです。
⑦集中力を身につけることができる
絵本を読んであげることで子どもは絵本の物語に夢中になります。物語の内容を理解しようと一生懸命聞き入るでしょう。
それが短い時間であっても、集中力を身につけるには十分なのです。特に発達障害のお子さんの場合、集中力が続かない子も多いです。
最初は1冊すら聞いていられないかもしれません。しかし続けることで習慣となり、次第に子どもも興味を持つようになります。その結果、自然と集中力が身につきます。
読み聞かせのポイントを解説します。
【子育て 絵本】読み聞かせのポイント5選
子育てでお子さんに絵本を読み聞かせる際のポイントを5つご紹介します。
①環境を整える
②親自身も楽しむ
③子どもの反応を観察する
④読み方を工夫する
⑤ジャンルを考える
そんなお子さんにお悩みの保護者の皆さんのためにポイントを5つご説明します。1つずつ詳しく見ていきましょう。
①環境を整える
環境で気をつけるべきことは、場所・音・量の3点です。
気をつけるべき3点のポイントについて解説します。
場所
- 読み聞かせは、子どもが普段過ごすお部屋で
- 絵本の保管場所は、いつも目につき、子ども自身が手に届くところ
いつもと違う部屋に移動することで集中できなくなるため、なるべくいつも過ごすお部屋にしましょう。また保管場所も工夫することで、子どもが自発的に絵本と触れ合う環境が作れます。
音
- 読み聞かせに集中できる静かな環境がオススメ
- 集中が途切れるようなテレビやスマホの音は止めましょう
特に発達障害の子どもは、外部からの音や光、匂いなどにも敏感です。お子さんが落ち着いて、なおかつリラックスできるような環境に配慮しましょう。
量
絵本の量やレパートリーが、子どもにとって十分か確認しましょう。
特に、今まで絵本を読んでいたのに、急に読まなくなった(興味を持たなくなった)といった場合は、飽きてしまった可能性があります。
たくさん用意する必要はありませんが、ローテーションできるように何冊か用意しましょう。
②親自身も楽しむ
保護者の私たちも、子どもと純粋に楽しむことも大切なポイントです。義務になってしまうと、苦痛やストレスとなり、子どもにも伝わってしまいます。
そのようなマイナスな感情に子どもは敏感なのです。親子で楽しめる絵本を選んでみても良いのではないでしょうか。
疲れている時は無理をしないことも大切ですよ!
③子どもの反応を観察する
読んでいる時の子どもの反応を観察してみましょう。退屈そうに、そっぽを向いてはいませんか。
つまらなさそうにしていたら、もしかしたら内容が理解できていないのかもしれません。お子さんの成長にあった絵本を選んでみたり、どんなジャンルが好きか聞いてみましょう。
④読み方を工夫する
読み方のコツは以下の3点。子どものペースに合わせて、読むことが大切です。
- 適度な強弱をつける
- 過剰な演出や棒読みを避ける
- 早口にならないようにする
棒読みになってしまうと、子どもは内容が頭に入らず飽きてしまいます。かといって、過剰な演出は子どもを興奮させてしまい集中が途切れてしまいます。
また子どもは内容だけでなく、そのページの「絵」も楽しんでいます。もしかしたらお気に入りのシーンをゆっくり楽しみたいかもしれません。お子さんのペースに合わせて読み進めましょう。
▼読み方の参考になる動画
こちらの動画の方は、読むスピードも強弱の付け方も良く参考になります。動画で紹介されている絵本は、「すずちゃんののうみそ」という発達障害の子ども目線の作品です。
⑤ジャンルを考える
お子さんが好きな(興味のある)ジャンルを用意しましょう。
オススメは、
- 食べ物
- 乗り物
- 動物や昆虫
などの生活に関わるジャンルです。これらは、子どもにとって身近であることから興味を持ちやすいでしょう。
また、ジャンルのレパートリーは、異なるものでも同じようなものでも構いません。特に発達障害の子どもは、いつも同じルーティーンによって心の安定を得ます。
知らないことや、予想外のことに不安を感じやすいのです。そのため同じ絵本ばかりに偏るかもしれませんが、焦らず徐々に興味の幅を広げましょう。
それでは今回の記事のまとめに入りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当記事を簡潔にまとめます。
▼オススメの絵本3選
- こわいきもちとちょっとのゆうき
- じぶんだけのいろ
- いただきますあそび
▼読み聞かせのメリット7選
- 語彙力を伸ばすことができる
- 数学力が上がる
- 将来的に高い収入を得る可能性が期待できる
- 親子のコミュニケーションになる
- 感情が豊かになる
- 想像力を養うことができる
- 集中力を身につけることができる
▼読み聞かせの5つのポイント
- 環境を整える
- 親自身も楽しむ
- 子どもの反応を観察する
- 読み方を工夫する
- ジャンルを考える
子育てに絵本は欠かせないことが伝わったかと思います。絵本を読むことで、子どもの成長に良い影響をもたらすだけなく、良好な親子のコミュニケーションともなるのです。
子どもと保護者の私たちが一緒に楽しむことで、素敵な時間が過ごせるのではないでしょうか。発達障害のお子さんでも楽しみながら自然と人間として大切なことを学び、多くの経験ができるのです。
今日からさっそく楽しい親子の時間を作りたいものですね。この記事が、皆さんの充実した子育てライフを助けるものとなれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。