皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害親のせい」についてです。

発達障害の子どもの強い個性や、その言動に日々対応に追われているお父さんお母さんも多いと思います。そんな生活の中で、こんな悩みを持つ方はいらっしゃらないでしょうか。

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都築
子どもが発達障害なのは親のせいなのかな…
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小野田
自分に責任を感じてしまう発達障害の子どもを持つ親も少なくないんだ!

今回の記事では、子どもの発達障害が親のせいではないことについて解説していきたいと思います。

子どもの発達障害は親のせいではない!

結論から言うと、子どもの発達障害は親のせいではありません。
なぜなら、実際のところ親の育て方や愛情不足などが原因で、発達障害が引き起こされるという医学的な根拠は全くないのです。

発達障害の子どもを持つと、周囲からもあなたの育て方が悪いなどと非難され、辛い経験をしてしまうケースがあるようです。それにより、余計に発達障害は親のせいという考えがのしかかってきます。

「あの時こうしていれば…自分の育て方が間違っていた…」などと考えてしまうのは、自分を否定しているようですが、今現在の子どもの存在をも否定することになってしまいますよね。

自分への後悔が徐々に怒りとなって、子どもに向かってしまうなんていうことは絶対に避けたいところです。

もし発達障害は親のせいだと自分を責めている方がいれば、すぐにでも止めるべきです。

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小野田
発達障害の子どもについて悩んでいることがあれば、気軽に電話相談をしてみるのもひとつの手だよ!

発達障害に関する誤解は未だ多い!

発達障害は脳の機能が正常に働かないことによって引き起こされるものです。ですが、こういった発達障害の特性を親や周囲が正しく理解していないということが多いのが現状です。

発達障害に対する誤解の例

・発達障害は病院に行かなければ治らない
・発達障害であっても一般の子どもたちと遊ばせていた方が発達する
・普通教育を受けさせている方がいいし、発達にも影響がある …など

こうした親や周囲の誤解、こうであるべきだという押し付けによって、子どもたちはさらに生きづらさを感じてしまうことになります。そんな子どもの姿は見たくないですよね。

まずは、発達障害の子どもをどうにかするのではなく、親や周囲が育て方など発達障害に対する認識を改めることが大切です。

こちらの動画でも発達障害に対する誤解について解説されています。

発達障害は何が原因で発症するの?

発達障害が親のせいでなければ、発達障害が発症する原因は何なのでしょう。
実際のところ現段階ではまだ詳しい原因の究明はできていません。しかし、最新の研究などにより、以下の2つが発達障害の要因として影響するということがわかってきています。

遺伝的な要因

発達障害の発症は両親からの遺伝によるものという見方です。

例えば、どちらかの親が自閉症スペクトラム症やADHDを持っていたとした場合、その症状が子どもにも遺伝してしまうということです。しかし、発達障害と遺伝は少なからず関連がありますが、親の持つ発達障害が子どもに必ず遺伝するとは限りません。

事実、発達障害の症状の発現は様々です。「自分が発達障害だから…」と子どもの発達障害が遺伝的なものだとは一概には言えないのです。

環境的な要因

親のしつけ、育て方や愛情不足などが発達障害を引き起こす直接的な原因でないことは先ほどお伝えしましたね。

ここでいう環境とは「子ども本人の健康状態や出産時の状態」のことを言います。

例えば子どもが栄養不良であったり、出産時に何らかのトラブルや、その後の発育に問題があったりする場合に発達障害の発現に影響してくるという見方です。

こちらも遺伝的な要因でお伝えしたとおり、必ず発達障害になるというものではありません。環境的な要因に関しては、両親や公共機関のサポートを得ることで対策できるのではないかと思います。

遺伝的な要因、環境的な要因が発達障害の発現に少なからず影響しています。発達障害についてはまだまだ医学的にもわかっていないことが多いです。そんな中で私たちが子どものためにしなくてはならないことは何なのでしょう。

自分を責めないで子どもと向き合おう!

私たちのしなければならないこと。それは自分を責めることではなく、子どもにしっかり向き合うことです。

発達障害の子どもは、自分たちの特性に生きづらさを感じながらも懸命に生きています。そんな中でも、子どもなりに日々の生活の中で喜びを見つけたり、その喜びを共有したいという思いがあります。

子どもは自分の感情を上手く表現することができません。そのため、こちらが子どものサインに気付いてあげる必要があるのです。

発達障害の子どもを持つ親に参考になる書籍を紹介します!

発達障害の子どものサインに気付いてあげるには、子どもの特徴をよく理解する必要があります。その理解の手助けをしてくれる書籍を紹介します。

「発達障害の子どもの心と行動がわかる本」

発達障害を基礎理解する上でおすすめしたい一冊です。発達障害の子どもの行動の特徴をイラストを交えながら解説しているので、抵抗なく読み進めることができます。

この本のレビュー(Amazonより)

・教育現場に一冊置いてほしいくらいの内容でした!
・簡単に書いてある分、複雑に考えずシンプルに理解できます!
・ページの見出しが大きく、読みたいところをさっと読むことができた!
・より踏み込んで理解するのであれば、他の書籍を参考にした方が良い

参考価格:1,650円 (Amazon 3月現在の価格)


「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」

発達障害の子どもには、様々なシチュエーションに応じた声かけが必要です。本書では楽しみながら行える声かけを、具体的かつわかりやすく解説しています。

この本のレビュー(Amazonより)

・発達障害のない子どもにも通じる内容、育てにくいと思ったら読むべき!
・お守りのような本です!
・簡潔に絵で伝えられているので分かりやすくて読みやすい!
・年長ではなく、年齢が小さい子を対象にしていると思った

参考価格:1,540円 (Amazon 3月現在の価格)

※こちらの書籍については、当サイトで紹介している記事もありますので、ぜひ購入の参考にしてみてください。


まとめ

子どもの発達障害が親のせいではないということについてお伝えしました。

・子どもの発達障害は親のせいではない!自分を責めない!

・発達障害に関する誤解はまだまだ多い!

・発達障害は遺伝的な要因、環境的な要因が少なからず影響している!

・自分を責めるのではなく、子どもとしっかり向き合うことが大切!

自分を責めながら子どもを育てていくことで、どこかでそのストレスが爆発し、自分のみならず子どもにまで悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

どんな状況であれ、子どもはあなたが必要です。
「今してあげられること」を考えて子どもと向き合ってみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。