皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは、「発達障害英語教室」です。

英語が小学校の必修科目になったことがきっかけで、昔よりも英語の習い事をしたいと望む保護者が増えました。

しかし、発達障害を持っている子どもを英語教室などに通わせて、クラスに馴染んだり内容について行けるか不安という保護者は少なくありません。

英語は発達障害児にも学べるのか、英語教室に通わせる価値はあるのか、考えていきましょう。

発達障害児に英語学習は可能?

初めに、発達障害を持っている子どもでも英語は学べるのでしょうか。

発達障害でも、自閉症(ASD)、注意欠陥・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などの種類があり、症状や程度も各個人で異なりますので、一概に学べる、学べないとは言えません

発達障害のある子どもは特に好き嫌いや得意、不得意ははっきりしています。

そのため、英語を学ばせたいのであれば、本当に興味があったり、楽しんでいたりしているのかを確認してから始めるのが良いでしょう。

効果的な学習方法

発達障害の子どもは、感覚的(音、リズム、芸術)な右脳の方が、論理的(言語、数字、分析)な左脳より、過剰に働いている、発達していると言われています。

一見、英語は言語の一つなので左脳の領域だと思われますが、発達障害児には右脳にアプローチする方法で英語を学ばせることが良いです。この方法は、右脳の働きが活発な3歳児まで子どもが母国語を覚えることに似ています。

英語の学習というと、「単語の綴りと発音を学んで文法を覚える」という流れを想像しますが、これでは左脳へアプローチをする勉強方法になってしまいます。

そうではなく、幼児がどのように言語を覚えるかを想像してみてくだい。

  • 周囲の人から、意味はわからなくても言葉の発音を覚える
  • 書き方がわからなくてもその単語が何を指すかを覚える
  • 初めに覚えるのは、「ママ・パパ」「これ」「やだ」など、結果に直接つながる単語
  • 一語から二語の発話になっていく

右脳の方が発達していると言われている発達障害児には、このように耳や目から情報を得る方法で英語を学べば習得できる可能性が高くなると言われています。そのため、具体的には絵本や遊びを通した学習方法が効果的なのです。

https://twitter.com/onakakirei/status/1234434377666498561?s=21

つまり、発達障害だから諦めるのではなく、その子の特徴や好きなことを生かして伸ばすことが重要になっていきますね。

英語教室を選ぶ時のポイント

では、先に述べた内容を元に、英語教室(英会話教室)に通う価値を吟味していきましょう。

保護者の心構え

メリットとデメリットを見る前に、保護者の心構えについて以下のことを常に考えるようにしてみてください。

  • 初めは勉強科目として英語ではなく、遊びや趣味としての英語に触れているという考え方
  • 子どもは「テストで○点取る!」というような目標を持って取り組む訳ではないので、成果をすぐに求めない方針

この2点を最初から保護者の念頭にあるのとないのでは、その後の子どもと保護者の悩みやストレス、辛さも変わってきます。

先に述べたように、好き嫌いがはっきりしているので、保護者からのプレッシャーなどで英語が嫌いになってしまっては、せっかく好きなことが増えても伸ばすチャンスをつぶしてしまうかも知れないので気をつけましょう。

続いて、英会話教室に通う場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 主に英語の音楽を聴いて歌ったり、絵や色で単語の発音を学んだりするので、上記で述べたアプローチ方法に近い
  • マンツーマン指導なら、細かな対応をしてもらいやすい
  • 年齢によって、親子で一緒にレッスンを受けられる教室もあるので、英語に対する興味を間近で見られる
  • 英語の発音において、舌や口周りをよく動かすので、日本語の発音が苦手でも良くなる
  • 外国人講師がいる教室であれば、他人と違ってもいいことを発見できるので自己肯定感があがる

デメリット

  • マンツーマン指導の教室だと、費用が高い
  • 少人数制の教室だと、他の子どもの行動などに気が散ってしうこともある
  • 家に近い所に教室がなければ、送迎の時間を考慮しなければいけない
  • 必ずしも全員の先生が発達障害に関する知識が豊富でない

このような教室があります!

続いて、参考に3つの英語教室を紹介していきます。

以下の教室は、発達障害児専門という訳ではありませんが、発達障害児も受け入れている教室(柔軟な対応をしている教室)なので、入会する前に発達障害であることや症状などを伝えた上で、決定してください。

シェーン子ども英語

シェーン子ども英語は、大人のシェーン英会話のイメージを持たれている方もいますが、2020年オリコン顧客満足度調査で「子ども英語 小学生 低学年」部門で1位になる程、子ども向けのレッスンにも力を入れています。

よくある「学校の授業に合わせた」カリキュラムではなく、それぞれの目標に合わせたカリキュラムになるので、まずは相談して目標を定めてから始めることができます。

また、個人レッスンやご兄弟だけのレッスン(ペアレッスン)も可能なので、「レッスン内容についていけないのでは…」「一人だけでは不安」といった点でも安心できるでしょう。

ネイティブ講師がどのようなレッスンを行っているのか見られる動画があります。また、体験レッスンも行っているので、まずはお問い合わせください。

シェーン子ども英語 ホームページ

教室がある地域東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、静岡県、
愛知県、岐阜県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県
レッスン形式個人、兄弟とペア、少人数(定員4人)
40分レッスン、週1回(個人、ペア)
50分レッスン、週1回(少人数)
入会金16,500円(税込み)
月謝28,050円(個別の場合)+1,650円(管理費)
16,720円(ペアの場合)+1,650円(管理費
14,850円(少人数の場合)+1,650円(管理費)
対応年齢2歳~年少、年中・年長、小学生、中学生

イングリッシュビレッジ

イングリッシュビレッジは、マンツーマン指導にこだわっていることはもちろん、レッスンの日時や先生を毎回自由に予約できる点が魅力です。 さらに、料金が他のマンツーマン英会話教室より安いので、長く続けやすいです。

その都度、ご予定に合わせてネットから希望の時間を選び、担当してくれる先生も選べるので、子どもとの相性の良い先生を見つけられます。「先生との相性が合わないかも…」といったことが解消されるでしょう。

また、多くの英会話教室で採用されているメゾットではなく、それぞれのレベルや目標に合わせたテーマと教材を柔軟に設定するので、「レッスン内容についていけない」という不安もなくなります。

イングリッシュビレッジ ホームページ

教室がある地域東京都主要駅近く、横浜
レッスン形式個別、2人で申し込めるペアレッスン
40分レッスン、月8回
40分レッスン、月4回
入会金31,000円(税別)
月謝16,800円(月8回)、9,200円(月4回)
※ペアは内容によって料金が異なるので要相談
対応年齢記載はありませんが、子どもから大人まで可能

ラボ・パーティ

ラボ・パーティは、少人数の英会話教室になります。料金がマンツーマンの教室とは異なって格段に安いので、検討の際はぜひ選択肢に入れてみてください。

レッスンの内容は、聴覚や視覚にアプローチをして、こちらは日本語も取り入れた内容になっているので、「少しずつ慣らせていきたい」と思うのであれば、おすすめです。

また、レッスンだけではなく、「テーマ活動」というテーマに沿った発表会や異なる年齢の生徒たちとの交流もあるので、「自分だけが違うのではなくみんな違う」というような考え方に変わったり、社会性の成長も期待できます。

ラボ・パーティ ホームページ

教室のある地域すべての都道府県(全国に2000教室)
レッスン形式親子(3歳未満)、グループ
入会金5,300円(税別)3歳未満
6,000円(税別)3歳~小学生
+10,000円(税別)教材セット
※入会時に教材セットの購入が必要になります。
月謝5,300円(3歳未満)
7,000円(3歳~小学校入学前)
8,000円(小学生)
対応年齢0歳~小学生

他の選択肢も?

これまでに英語教室について述べてきましたが、「家の近くに教室がない」場合、オンライン英会話があります。パソコンやiPadとインターネット環境があれば受講できますし、場所や時間の制限がないので、こちらも考えてみてもいいかも知れません。

しかし、注意しなければいけないことが1点あります。それは、リラックスできる家でレッスンをするので、集中が続かない時もあることです。そのため、レッスン中はそばにいたり、集中できる環境を整えなければいけません

リップルキッズパーク

リップルキッズパークは、1レッスンが約25分と短いので、子どもが飽きづらく集中しやすいでしょう。また、無料体験レッスンで9段階のレベル判定を行うので、各自のレベルに合わせた内容を行けられます。

さらに、各レッスンごとに要望も伝えられるのでそれぞれのペースに合った進め方ができ、レッスン後には先生からレッスンのレビューが送られます。そのため、「進み具合は遅れていないか…」という不安も解消してくれるでしょう。

料金に関しては、週に何回のレッスンを受けるかで変わり、回数が多ければ1レッスンあたりの料金が安くなります。そして、その回数はご家族で分けられることができるので、兄弟や親子で分け合うと1人分がさらに安くなります。

例えば、週に3回のレッスンプランを選んだ場合、1回目は長男、2回目は次男、3回目はママが受講できるという訳です。それぞれが別で受講するよりもお得ですね。

体験レッスンの様子の動画がこちらになるのでぜひご覧ください。

リップルキッズパーク ホームページ

レッスン形式個別(1レッスン25分)
入会金無料
月謝3,122円(税込み)週1回
4,888円(税込み)週2回
6,722円(税込み)週3回
8,352円(税込み)週4回
9,953円(税込み)週5回
対応年齢幼児ぐらい~大人(子どもと一緒に受講の場合)
※大人だけの受講はできません。

まとめ

説明や紹介を続けてきましたが、まとめがこちらです。

  • 発達障害を持っているからと英語の学習を諦める必要はない
  • しかし、勉強科目としてではなく、好きなことや趣味として英語を楽しんでもらうことを重視する
  • 学校や塾で教えるような方法ではなく、視覚や聴覚にアプローチする指導の英会話教室を選ぶ
  • 地域や料金、レッスン形式によって様々な教室がある
  • 近くに教室がなければ、オンライン英会話もある

多くの発達障害児は好き嫌いがはっきりしているので、何度も繰り返しますが、押し付け過ぎないことが大事です。

英語を好きになってもらえれば、集中しやすくなり、上達もしていくので、長い目で英語の成長を見ていきましょう。

現在では、発達障害を持っていても受け入れる教室は多いので、上記以外でも家の近くに英会話教室があれば、一度聞いてみてもいいですね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。