皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 認めない親 迷惑」についてです。
自分の子どもが発達障害だと言われて困惑されてこの記事に辿り着いた方もいるのではないでしょうか?中には、発達障害じゃないかと指摘された人に「発達障害なんかじゃない!」と怒ってしまったなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
認めることは、実は勇気のいることで、とても難しいです。
ここでは自分の子どもが発達障害だと認めない親は迷惑なのか、どうすれば迷惑だと思われないのか、やはり認めた方がいいのか……などなど、発達障害と言われたらどうすればいいのかについて考えていきたいと思います。
目次
発達障害を認めない親は迷惑?
認めたくない気持ちはわかります
自分の子どもは「普通」でいてほしい「障害者」だと思いたくない。
その気持ちは痛いほどわかります。人は普通でありたいとも周りと同じようでいたいとも思うものです。特に日本人はその傾向が強いと言われています。
しかし発達障害は決して珍しいことではないのです。誰にでも起こりうるものでありますし、現在発達障害を持った子どもは数多くいるのです。
子どもにとっても迷惑
発達障害といっても様々な種類があります。人と仲良くなりたくて多弁になって空回りしたり(主にADHD)、一人遊びが好きでこだわりも強かったり(主にASD)。
どちらにしても発達障害を持った子どもは、周りとうまく馴染めなかったりするなど苦悩を抱えがちです。
その発達障害を抱えたまま正しい療育をせずに大人になってしまうと、結果として苦しさに耐えきれず、精神疾患などの二次障害を発症させてしまったり、学習・就職・仕事にまで影響を及ぼすことがあります。二次障害については以下の記事に詳しく書かれてあります。
子どもにとって、親が障害を認めてあげて正しい療育を受けさせることが必要なのです
放置は周りにとっても迷惑
ご承知の通りかもしれませんが小さい頃の子どもの責任は親にあります。
発達障害の特性が現れてしまって、叩くなどで誰かを傷つけてしまったり問題になってしまった場合には、とても残念なことに、親が謝らなれければなりません。
それが一回ならまだしも何回も人を傷つけるようであるならば、「この人はどんな躾をしているのか?」「育て方が悪いんじゃないのか」と疑問や苛立ちを感じさせてしまいます。他の親はそのような子に自分の子どもをわざわざ近づかせたくなくなってしまうのです。
発達障害の治療をせずにそのままにすることによって、自分の子どもだけでなく周りの子どもやその親たちに迷惑をかけてしまうのです。
つい「うちの子は障害児じゃない!」と怒ってしまう
親自身が理解ができていないから
知らないことは怖いですよね。どうしても怖いから「発達障害なんじゃないの?」という保育士や周りの大人たちからの言葉を跳ね除けてしまいます。
子どもにとって障害を受け入れてもらえないことはとても辛いことです。
ここで発達障害の方のツイッターの声をご紹介します。認めてもらえないと気持ちの面でこのような苦労をしてしまうのです。
発達障害とは「障害」と書きますが、その子の特性のようなものです。例えば集中力が高く、何か一つのことに集中させると力を発揮する子もいます。またどうしても困ることがあれば、早期に対応することによって困りごとも最小限に抑えられるのです。
発達障害について書かれた記事は当サイトに数多くあります。特に初めての人にもわかりやすい記事がありますので、よろしければご覧ください。
怒ってしまうということは
怒ってしまうということは、実はお母さん自身がもう本人の「性質」や「育てにくさ」について気がついているのではありませんか?発達障害の子は以下の傾向があります
目が合いにくい、表情が乏しい、抱っこを嫌がる、夜泣きの頻度が高すぎる……など
言葉の遅れ・極度の偏食、砂や水に触れるのを嫌がる、特定の衣服を好むなどの感覚過敏、数字や文字に対する異常なこだわり
このような特徴はありませんか?
上の子がいたとしたらより違いに気がつくかもしれません。どこかで他の子と比較して「この子は育てにくいな」と違和感を感じているのでしょう。すでに気がついていることを心のどこかで押し殺しているからこそ、「発達障害疑いです」と言われると、怒ってしまうのかもしれませんよ。
認めたがらない心理として、以下の動画がとても参考になりますのでご覧ください。
母親目線で認められない理由を述べています。
保育士や先生から「発達障害かも」と言われたら
最初は驚くかもしれませんが、「うちの子は発達障害なんかじゃない!」「認めない!」と思って跳ね除けるのではなく、まずはなぜそう思われたのか理由をきちんと聞きましょう。親がしっかり聞くことが理解への第一歩です。その子の将来のためにも先生たちは真剣に考えてくれていますよ。
もし発達障害疑いの理由を聞いて納得できないことがあれば、どうしてそう思うのかを徹底的に聞きましょう。子どもの責任を負うのも将来を預かっているのも親のあなたです。
発達障害かも?と認められたら
育て方が原因ではない
発達障害を認めてしまうと、次についありがちなのが責任追求です。「育て方が悪かったのかな」という間違った考えをしてしまいます。しかし責任はどこにもありません。誰も悪くないのです。
発達障害は、生まれつきの脳の障害です。
ですが、まだその原因がわかっているとは言えません。一つは遺伝子が関係しているとも言われていますが、家族に発達障害の人がいるからといって必ずしも発達障害になるわけでもありません。実は詳しいことはわかっていないのです。
遺伝と自然発生と、そしてその子の育つ環境が絡み合って発達障害であるとわかるのです。そのため、親の育て方は発達障害には関係ありません。
どこに相談すればいい?
自分の子どもを発達障害と認めることができて、症状の対処法についてどうすれば良いのかわからない時、症状があまりにも気になる時などはきちんと医師に相談してみましょう。
発達障害の子は保育士や学校の先生、特別支援学校の先生、医師、地域の福祉だけでなく親も交えて支援を行なっていきます。発達障害の診断を下すのは医師です。もし気になるのであれば近くの精神科・心療内科に行ってみましょう。何かわかるといいですね。
参考までに、政府が交付するコミュニケーションハンドブックのリンクを載せておきます。何か困った時にお読みください。
参考資料:発達障害・知的障害・精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブック
声かけに気をつけましょう
子どもにとって「発達障害」とはそれだけで苦しいものなのです。親のできることとしたら、一緒に発達障害の症状を和らげていくことです。ぜひ声かけに気をつけましょう。そこで「楽々かあさんの伝わる!声かけ変換 発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた」をご紹介したいと思います。
著者 | 出版社 | 出版年 | 値段 |
大場美鈴 | あさ出版 | 2020年6月 | 1760円(2021/10/04時点) |
・子供のことにも少し悩んでいたので、購入できてよかったです
・実践できるよう繰り返し読み返したいです。
・この本をよんで 少しでも優しいママになれるようになりたいです
・子育ての忙しい合間でも、サラッと開いて読める本です。
ページごとに大切なところがわかりやすくまとまっていて、わかりやすいのもありがたいです。
わかりやすい、ためになったというレビューが数多くあり、星の評価も4.5でした。多くの人に読まれているみたいですよ。
発達障害グレーゾーンもあります
発達障害とそうでないギリギリのラインにある状態を「グレーゾーン」と呼びます。
これは「発達障害と診断づけるまでには至らないものの、そうかといって発達障害ではないと明確に言えるものではないこと」を指します。
実はこれも支援が必要なのに見逃される悲しいものです。グレーソーンだからといって発達障害の特性が全くないわけではないのに、現在ではまだ必要な支援を受けられないのです。
そんな中途半端な状態に困っている子どもにとって親の理解は必要不可欠です。積極的に受け入れてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は発達障害をなかなか認められない方に向けて書いていきました。お役に立てたでしょうか。
- 発達障害を認めない親は子どもにも周りにも迷惑がられてしまう
- つい「うちの子は障害児じゃない!」と怒ってしまう人へ
- 発達障害かも?と認めることができたら
- 発達障害のグレーゾーンも支援が必要
発達障害を受け入れるのは苦しく、辛く、大変かもしれません。ですが受け入れずに放置して見てみぬふりをするといつかはより苦しく、辛く、大変な思いをします。
私も発達障害グレーゾーンのような人間です。周りに理解されずに苦しんでいます。どうかこの記事を読んだお母さんお父さんが発達障害を持った子をそのままの形で上手く受け入れあげて、その子にとって正しい療育がされて無事に成長なされることを祈ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。