皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 親」についてです。
今まで生きてきて、皆と行動が違うので生き辛かった。発達障害という障害を知った。
親に「自分は発達障害かも」と話した。
忘れ物が多い。おっちょこちょい。場の空気が読めない。友達が中々できない。字が読めない。計算ができない。
でも親はわかってくれない。
「そんな事誰だってあるよ」「治せば治るよ」
自分の発達障害を一番認めてほしいのは親なのに、わかってくれない・・・
それは、とても不幸なことです。
目次
発達障害を親は理解してくれない
発達障害者支援法が2004年にできて、今現在は発達障害の事が段々知られるようになりました。
しかし今も発達障害を知らない人、2004年以前は発達障害という存在、言葉すら知らない事がほとんどでした。
わかってくれない親
自分の子供が、周りの子供と比べて違う行動が多い。
宿題も毎回提出してないのも言われちゃった。
H君
いえいえ、発達障害だから仕方がないんですよ。本当は謝らなくてもいいのに、親が発達障害を理解してくれないため、怒られてしまいました。
親が発達障害を理解していないから、先生にも自分の子供が発達障害という事を先生に伝えていないため、母親も先生に注意されてしまいました。
発達障害当事者→親、先生に怒られる
親→子供に怒る、先生に注意される
学校の先生→発達障害の子に注意する、親にも注意するように促す
という悪循環がでる可能性があります。
発達障害の当事者としては、忘れ物や皆に合わせる等の発達障害の行動は、悪気があってやっている訳ではありません。
先生は困ってしまうかもしれませんが、発達障害の子に普通に注意しても同じ事の繰り返しで、ただ不毛なだけです。
この連鎖を断ち切るには、発達障害の子の親が、発達障害の知識や対処法を学校の先生に伝えて、自分の子供の発達障害を認めて理解するのが解消方法なのですが・・・
発達障害の一般の認知度
2004年の発達障害支援法ができるまで、一部の発達障害(自閉症、知的障害)以外は知っている人はほとんど一般人にはいなかったと思います。
そして2004年以降でも、発達障害という障害が一般に知れ渡るのに、5年以上はかかったと思います。
このグラフでわかるように、発達障害はどんどん増えています。
増えているというより、発達障害が一般に知れわたって、発達障害を病院に調べに来る患者数が増えたからだと思います。
偏見が多かった昔
発達障害という障害を知りました。
だけど、障害です。
この障害を、受け入れられる親と、受け入れられない親とわかれます。どうして発達障害を受け入れられない親がいるのでしょうか?
脳の障害という事に偏見がある?
もしかしたらお年寄りの方に多いかもしれません。
昔は「精神病院」というと、頭のちょっとおかしな人、危ない人、何をするかわからない人、という偏見があったのだと思います。
実際に精神病院の建物には、窓に鉄格子が付いていて、病院の中に閉じ込められて怖い人が入院しているイメージがありました。
患者さんが外に出ると危ないので、周りの人達も「あの病院には近寄るな」と言われることもあったかもしれません・・・
そして、まだまだ脳の医学が発達していなかったのも原因かもしれません。
普通で無い人は、恥ずかしい
「ブラックジャックによろしく」という病院の研修医が主人公の漫画があります。
精神科で研修中のときに、患者で「総合失調症」という精神病の青年の母親が病院に来た時のシーンで・・・
母親は、自分の子供が精神障害になったことよりも、周りから噂されるのを怖がっています。
当事者の立場からだと、「母親は自分の病気を恥ずかしがっている。」と、自分の病気を否定されたと思い、その事で傷ついて、当事者の青年は自殺未遂をはかろうとします。
それだけ、この母親の行動は当事者を苦しめます。
著者 | 佐藤秀峰 |
値段 | 電子書籍、漫画アプリなら無料で読める |
概要 | 自分の患者を無謀に治そうとする研修医の漫画 |
※「ブラックジャックによろしくは」著作線フリーなので、無料で読めるサイトや漫画アプリ等、あります。
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努力すれば治る?
「努力で治る、努力が足りない」などと、間違った考えを子供に言う親もいます。
新しい知識を得ようとしない、自分の考えが一番正しいと思っているみたいです。
せめて自分の子供だけでも発達障害を受け入れ、どのようにサポートすればいいか勉強してほしいです。
努力しても治らないのが障害なのです。
どうしたら、発達障害を親にわかってもらえるのか
発達障害という障害がある。
でも、当事者の親で大人であっても、自分の子供に障害がある事を否定する。
もしかしたら、自分の育て方が悪かったからと、認めたくないのかもしれません。
なんとしてでもわかってもらう!
精神科医の樺沢先生です。どうやって親に病気を理解してもらうか、方法を教えてくれる動画です。
脳の病気は、経験した人でないと、理解するのは難しいみたいです。
その場合は、説得して何回も何回も一緒に病院に連れて行って、先生と話をするのが一番と樺沢先生は言っています。もちろん当事者でないと完全に理解するのは無理でしょう。
でも理解ができなくても、理解しようとしてくれる気持ちがあると無いとで全然違います。
自分の事を肯定してくれる親がいるだけで、心強くなります
発達障害の当事者は諦めないで、親を説得してください。
病気の説得を試みたけど、理解してくれない場合
どんなに説得しても理解してくれない場合、無理に説得するのは諦めたほうがいい場合もあるかなと思います。
説得するというパワーで疲れてしまうし、無駄な時間になってしまいます。
その時に注意した方が良いと思う行動が、攻撃を受け流す、という技を身に付けるといいです。
- 宿題をやらないで、怒られる
- 忘れ物をして怒られる
- 友達と喧嘩して怒られる
- 勉強ができなくて怒られる
と、怒られだらけなのですが・・・
H君
と受け流し、(周りの友達も親に怒られるのは一緒だな)という風に深く考えないという手もあるのかなと思います。
ひろゆきさんは、発達障害の質問者さんに、「別に発達障害でもいいじゃん」的な考えで、目からウロコがでました。
理解してくれる他人を味方に引き入れる
発達障害支援法ができて、けっこう時も経ち、学校ではスクールカウンセラーが週に2回位学校に来てくれてます。
カウンセラーさんと、学校の先生を味方にして、親に病院に連れて行くように説得してもらうといいと思います。
まとめ
やはり、身近な親が子供が発達障害だという事を理解して、協力し合うのが当事者の為には一番です。
もしわかってくれないのであれば、実行してください。
- なんとしてでも親と一緒に病院に連れていってもらうように、何回もしつこく説得する。
- 学校のスクールカウンセラーさんと先生を味方にして、親を説得する。
- 病院は何回も行って、先生に親を発達障害の説明をしてもらう。
- 発達障害をわからない人には、上手くスルーする技を身に付ける。(これは将来にも役立つ技です)
やはり親と一緒に病院に行って、先生に説明してもらうのが一番です。
一番身近な親が発達障害を理解してくれるように、頑張って下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。