皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 クールダウン」についてです。

発達障害の我が子が癇癪やパニックを起こした時、早く落ち着かせないと!と焦ってしまいますよね。自分が大変なだけでなく、本人も辛いし、周りからの冷たい視線も注がれることがあるかと思います。

困った時のために、事前にクールダウンの方法を決めておくといいかもしれません。この記事ではクールダウンの必要性や方法についてまとめていきたいと思います。

発達障害のクールダウンとは?

「クールダウン」とは、癇癪やパニックを起こした時に感情を落ち着かせることを指します。

発達障害などのお子さまなどが癇癪を起こしてしまった時、

・なかなか落ち着かない時に静かな場所や環境へ移動したり

・落ち着くために音楽を聴いたり

などの方法により落ち着かせることを「クールダウン」と言います。

癇癪を起こした環境にいるとなかなか治らない

まず第一に、癇癪を起こしたその場所を速やかに移動することです。まずはお子さまが心からリラックスしやすくするために、落ち着く場所を選んで移動することから始めましょう。

叱らずに淡々と連れ出すのがコツ

この時に、パニックになったことをお子さま本人に怒っても癇癪を責めてもいけません。彼らはどのようにこの感情を表現して良いのかわからずに、苦しくてこのような癇癪を起こしています。

だからこそ、さっさとその場から引き離すように黙って淡々と連れ出すことがいいとされています。

発達障害児にとってクールダウンの必要性

うまく伝えられないから癇癪を起こす

発達障害のお子さんが癇癪やパニックを起こすと大変ですよね。しかし癇癪は自我の目覚めにつながっているので成長する過程で必要なものなのです。

自分の気持ちを言葉で表現できないからこそ癇癪を起こしてしまうのです。癇癪についてのより詳しい記事は、こちらをご覧ください。

もちろん本人も好きで癇癪を起こしているわけではありません。「伝えきれていない」だけで、ちゃんと理由があります。

そのため、発達障害を持った子がストレスを溜め込んでしまい癇癪を起こしそうになったとき、早めにクールダウンさせることが重要です。

発達障害の子は感情をコントロールするのが難しい傾向にあります。その感情を、自分でもどう対処すればいいのかわからない場合もあるのです。

周りから見たら「我慢ができない子」

また、感覚が過敏なことが多いのも発達障害の特性の一つです。感覚過敏については以下の記事も参考になりますのでお読みください。

多くの人にとって気にも留めない音や光が、発達障害の子にとってはストレスになっていることもあります。それらが爆発して癇癪やパニックにつながってしまいます。

それによって周囲からは「わがまま」と感じられて「自分勝手な子だ」と思われてしまい誤解に繋がりがちです

癇癪は自分が苦しいもの。そしてそれを見ている相手も辛いもの。

自分がこれ以上苦しまないためにも周りにこれ以上迷惑をかけないようにするためにも、早めのクールダウンは必要です。クールダウンをした上で、しっかり話をして解決させていきましょう。

クールダウンの方法

望ましいクールダウン方法

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小野田
ここでは望ましいクールダウンの方法を列挙していきます。
  • その場を離れ、学校ならば保健室などの静かな場所に移動する
  • 感覚が過敏になっていることもあるため、刺激を減らす(先ほど挙げた記事の中に出てくるイヤーマフを使うと効果的です)
  • 深呼吸などを行なって心を静かに落ち着かせるようにしてみる
  • 時間が経って落ち着くのを待つ
  • イライラした原因を突き止めるために日記をつける
  • ストレスや疲労を溜め込まないように体を動かしたり睡眠時間を確保したりする

やってはいけないこと

クールダウンのために連れ出す場所は落ち着ける場所が望ましいです。

おもちゃが置いていたりテレビが置いていたり、まるで遊び場のようなお部屋だと、クールダウンするのに逆効果となってしまいます。その遊び場に行きたいがために癇癪を起こしてしまうことも考えられ、本末転倒になってしまう可能性もあります

また、クールダウンさせずに癇癪を起こした時の欲求にそのまま応えるのは、その子のためにやめておいたようが良いようです。その子の欲求に応えるのではなく、まずは落ち着かせて、その上でしっかりと話をして解決させていきましょう。

以下は癇癪を持つ子どもの療育方法についてわかりやすくまとめられた動画です。やっていいこと、やってはいけないことについて述べられていてとても参考になります。

周りはどうやって対処すればいいの?

周りの人ができる対応策を4つ挙げていきます。

・まずは本人に気がつかせる

・本人に伝えたいことは紙やカードを使ってみる

・本人をひとりにするなどして、落ち着かせる

・話し合いは、本人が落ち着いてからにする

順に説明します。

①まずは本人に気がつかせる

発達障害の本人がイライラしていることに気づいていないこともあるので、まずは気づかせることが大事です。

発達障害の特性が出てしまって癇癪を起こしている時は本人も癇癪の辛さがわかっていないことがあります。すぐに気がつくことは難しい場合もありますので、毎回根気よく気がつかせてあげるようにするべきです。

自分自身がストレスを溜めていることをまず客観的に教えて気づかせてあげること。そして冷静になるように努めさせてあげましょう

②本人に伝えたいことは紙やカードを使ってみる

パニック中の本人に口で伝えることは難しいです。そこで、この時に伝えたいことは「紙やカードを使ってみる」と良いでしょう。

本人がイライラしていると、言葉は耳に入っていきません。特に発達障害の子は視覚優位なので、「目で見てわかるように」工夫してあげましょう。

特に絵のカードを使うとより効果的かもしれません。絵カードについては以下の記事もお読みください。

③本人をひとりにするなどして、落ち着かせる

もしかしたら一人になりたいのかもしれません。しかし本人も自覚していない場合も多いので、本人を一人で落ち着ける空間に置いてあげましょう

④話し合いは、本人が落ち着いてからにする

もしかしたら、パニックを起こしている間は感情をコントロールできなくなっているかもしれません。

できるだけお子さまには根気よく気づかせてあげて、落ち着いたら話をするように心がけましょう

おうちで設けるクールダウンスペース

おうちが広くて、または適当な場所がなくてクールダウンさせづらいという方に、おうちで用意できるクールダウンスペースがあります。

ここではおうちに置くことができるクールダウンスペースの商品を紹介したいと思います。家の中で程よく狭くて落ち着ける場所がないという方もいるかもしれません。そこでクールダウン用に設計されたものをお伝えします。

商品名メーカー値段 
キャプテンスタッグ CS_ユウ_ジュニアティピーテント_ブルー UX2585CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)4780円
(2021/09/23時点の最安値)

おうちの中で組み立てできそうですし、まるで秘密基地のようで子どもも喜ぶかもしれませんね。

ちょっと高いなと感じた方はお手持ちのキャンプテントでも応用できるかもしれません。狭くてそれほど明るくないところが落ち着くと言われています。

外でクールダウンできる場所とは

外出先でパニックになってしまった時は、クールダウンできる場所が限られると思います。

クールダウンが比較的うまくいきやすい環境は、

・誰もいない部屋/階段の踊り場などのスペース

・プールや砂場、海岸などの自然が多い場所

・車の中

です。

お子さまによって落ち着ける場所にはこだわりがあると思いますのですが、発達障害のクールダウンに最適な場所の傾向があります。

・余計なものが置いていない静かな場所

・ある程度自然な環境である

・ある程度狭いか、人がいないし人が来ない

あくまで保護者の監視のもと、お子さんの安全だけは確保しながら誘導されてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は発達障害のパニックや癇癪を起こしてしまった時の「クールダウン」についてまとめました。

  • 発達障害のクールダウンとは?
  • 発達障害児にとってクールダウンの必要性
  • クールダウンの方法
  • クールダウンスペースというもの

癇癪を起こしたら、本人のためにも周りのためにも早く落ち着かせてあげたいものですね。

この記事が困っている方のお役に立てたら嬉しいです。