皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 絵が下手」についてです。

みなさんは、絵を描くのが好きですか? 好きだし上手という人、好きだけど上手ではないという人、下手だから好きじゃないという人。いろいろな人がいますよね。
そんな中で、発達障害の子どもの中には絵が下手だという子どもが多いという話をよく耳にします。

ですが、下手だからといって、諦める必要はどこにもありません。才能というのは、きっかけさえ与えてあげれば、いくらでも伸びるものです。
今回は、発達障害が絵を描く際に及ぼす影響と、上達するための方法についてお届けします。

お役に立てれば幸いです。

発達障害の子どもは絵が下手なのは何故?

まず、発達障害で絵が下手な子どもが多い理由とは一体どんなものなのか、見ていきましょう。

理由は一つではない

様々な原因があり、以下のような理由が考えられます。

一度に違う動作をするのが苦手

右手と左手、手と足など、別の体のパーツで別の動作を同時に行う運動のことを、協調運動といいます。例としてよく挙げられるのは、縄跳びやスキップです。

これが苦手なせいで、目では描くものを見て、それとは別に手では線を引く、という二つの違うことを同時にするということがうまくできないのです。簡単に言うと、身体のパーツ同士のチームワークが弱い、ということになります。

協調運動が苦手なせいで日常生活に困難を抱える「発達性協調運動障害」という障害の影響の可能性もあります。もしも気になるようでしたら、以下の記事もご一読ください。

頭の中でイメージするのが苦手

何かの絵を描こうとしたとき、ぼんやりと頭の中にイメージが湧くものですよね。リンゴなら、丸くて赤いものが、バナナなら、黄色くちょっと湾曲した細長いものが。
ですが、発達障害の子どもは、頭の中で物や景色をイメージするのが苦手なことがあります。

そのため、リンゴを描きましょう、と言われても、頭の中に赤くて丸いものがイメージできなくて描けない、ということが起こるのです。

全体像を把握するのが苦手

発達障害のある子どもの中には、ものを全体的に見るのが苦手、という子どももいます。
例えば、顔を例にしてみましょう。顔には目があり、鼻があり、口があり、耳があり、とたくさんパーツがあります。

発達障害のある子どもは、目、鼻、口、といったように、部分部分は理解できても、顔全体のバランスはつかめない、というのです。

色を識別するのが苦手

発達障害のある子どもは、色と色の違いを認識したり、色の名前を覚えたりするのが難しいことがあります。

例えば、「リンゴを塗りましょう」と言われた場合、多くの人が選ぶ色は赤だと思いますが、どの色を選べばいいのかわからないのです。そして、「赤く塗りましょう」と言われても、そもそも赤という色がわからない、ということもあるのです。

そのため、どの色で塗ったらいいのかわからなくて途方に暮れてしまうのです。

どうやったら、上手になるの?

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橋口
下手な原因はわかりました。それでは、具体的にどうしたらいいのでしょう?
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都築
簡単なことばかりなので、一つ一つ見ていきましょう

とにかく褒める!

褒められるとうれしいと感じますし、自己肯定感が高まります。そして、「褒めてもらえるのならばまたやろう」という気持ちになります。

ですが、ただ単に「上手だね」とだけ言えばいいわけではないのです。
全体的に見ると下手にしか見えないかもしれませんが、いいところは必ずあります。

例えば、色使いがきれいなら、「この色、素敵だね」と褒めてあげましょう。
他にも、楽しそうに何かをしている絵だったら、「とても楽しそうだね」と褒めてあげましょう。

「最後まで一生懸命描いたね」と、過程を褒めてあげることも大切です。

興味や関心を示す

絵に限らず、誰かに興味や関心を持ってもらえたら、とてもうれしいものですよね。
そのため、「何を描いたのか」、「どうしてその色を選んだのか」など、いろいろと聞いてあげるのも効果的です。

色を塗るときに補助してあげる

色を識別したり、色の名前を覚えたりするのが苦手な子どもには、色塗りの補助をしてあげることが大切です。

具体的には、色鉛筆や絵の具に番号を振って、「1番で塗ろうね」と言ってあげる、などです。

ただし、あくまで困っているときに補助するだけです。なんでも、自分でできることは自分でやりたいものです。手を出しすぎると、やる気をなくしてしまうことにつながりかねません。

おすすめのグッズ

クレヨンや絵の具、マーカーなどは、汚れや消耗が気になるものです。今は多種多様なお絵描きグッズがあるので、いろいろと試してみてはいかがでしょうか。

磁気を使ったお絵かきボード

「せんせい」という名称を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
磁石を使ったペンやスタンプで絵を描くことが出来るお絵かきグッズの代表例です。
消すときも簡単で、スライドバーを左右に動かすだけという優れものです。

今は、持ち運びのできるものや、カラフルなものなども出ているようですので、一つあると便利かもしれません。

▼概要

商品名SmartAngel おえかきDEスマイル カラー
価格1,098円
メーカー西松屋チェーン
2021年11月3日現在 楽天市場商品価格ナビより抜粋

場所によって、色が四色に分かれているそうです。

口コミのご紹介です。

ペンの紐短いですが、絵を描くのに丁度いい。

子供が投げる時ありますが割れなくて丈夫です。

引用:西松屋チェーン楽天市場店

子どもが投げても割れないというのは、大きなポイントですね。

悪い口コミは特にありませんでした。

水で描けるお絵かきシート

専用のシートに水を入れたペンやスタンプで絵を描くグッズもあります。こちらは、折り畳みができるため収納に困りません。また、乾けばと自然と消えるので、何度も使えて便利です。

▼概要

商品名スイスイおえかき カラフルシート(1枚)
価格3,300円
メーカーパイロットコーポレーション
2021年11月3日現在 楽天市場商品価格ナビより抜粋

口コミのご紹介です。

1歳半と5歳の姉妹用に買いました。1歳半の娘がペンやクレヨンで描くのが好きなのですが、床やテーブルにはみ出してしまったり、手に持ったまま別の事を始めたりするので見ていなければいけませんでした。水なのでとても楽に準備と片付けもできて買って良かったです。ペンは取り合いにならないようにもう一本買いました。色もしっかり浮き出てきて、楽しいです。

引用:トイザらス・ベビーザらス

やはり、汚れが気にならないことや、片づけが楽なことが人気の理由のようです。

こちらも、悪い口コミは特にありませんでした。

まとめ

いかがだったでしょうか?
発達障害があるからといって、絵が下手なことを諦める必要はありません。コツさえ掴めば伸びていくものです。

まずは、どうして苦手なのか、その原因を把握することが必要です。原因がわからなければ、何事も対処できません。
そして、褒めたり興味を示したりすることで、子ども自身に「描きたい」と思ってもらうことが大切です。好きこそものの上手なれ、というように、好きになってしまえば、上達は早いものです。

この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。