皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「放課後等デイサービス」についてです。

発達障害のお子さんを抱える親御さんの悩みの1つに、放課後や長期休暇をどうやって乗り切ろうかがありますよね。共働きのご家庭なら、地域の学童を利用するといった選択肢はあるでしょうが、発達障害のお子さんの場合、周囲と上手に過ごすことが難しかったり、時にはトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

お子さんに適した場所をお探しでしたら、放課後等デイサービスの利用がおススメです。

「それって聞いたことがあるけれど、良く分からない。」そんな親御さんの為に、この記事では、放課後等デイサービスの概要や、利用方法について解説します。後半では、具体的な申し込みの手順や、利用する際の大切なポイントを3つ紹介します。

この記事を読むことで、放課後等デイサービスを知って、お子さんが楽しく放課後の時間を過ごせる機会を作れたらいいですね。

放課後等デイサービスってなに?

放課後等デイサービスとは、障害のあるお子さんが通える福祉サービスです。主に、6歳から18歳の就学しているお子さんが利用することができ、放課後だけでなく、夏休みなどの長期休暇にも通える施設です。

過去には、障害ごとに施設が分かれていましたが、2012年の法改正後は、障害の種類ではなく、同様のサービスを受けられるようになりました。

従来の放課後等デイサービスでは、特別なカリキュラムなどを用意せず、子どもたちを預かることをメインにした、学童に近い形が主流でした。しかし、最近の傾向としては、各デイサービスが特徴を出すようになり、運動・スポーツ系、コミュニケーション、パソコンなどを使ったITカリキュラムなどバラエティ豊かになっています。

放課後等デイサービスの目的とは?

放課後等デイサービスの目的は、2015年の厚生労働省のガイドラインから、3つの役割を示されています。

子どもの最善の利益を尊重する

子どもたちが自立した生活が送れるような訓練や、集団生活が出来るような訓練など、子どもの成長に合わせた支援を行っています。ただ、障害の特性だけでなく、個々それぞれの個性や成長段階に合わせた支援が大切です。

親御さんからの聞き取りや、本人の様子を観察しながら個別の指導計画を立て、その子の力を最大限伸ばしていくことを目指します。

共生社会の実現に向けた後方支援

障害をもった子どもたちが、社会の中で生活をしていくには、集団の中で学んでいくことが大切です。学校が終わった後に、友達同士で過ごせる機会が少ないと、親御さんも心配ですよね。他の人と関われる機会をつくるだけでなく、喜びを感じられることは、将来大きく成長した時の力となるでしょう。

子どもたちが、地域の中で健全に過ごしていけることを目指し、専門的な支援サービスを提供しています。

保護者支援

障害のあるお子さんを育てるのは、とても大変なことです。意思の疎通がスムーズにいかないこともあるでしょうし、時にはお子さんがイライラして爆発しちゃうってこともあります。親として、子どもと向き合い、育てていくのかといった悩み相談を受けることができます

また、お子さんを預かっている間に、親御さんが仕事に行けたり、家事に時間を充てることも出来ます。時には、自分の時間を持つことでリフレッシュする時間も必要でしょう。障害を抱えるお子さん本人だけでなく、それを支える親御さんへの支えも提供しています。

放課後等デイサービスってどんな人が働いているの?

放課後等デイサービスには、児童発達支援管理責任者、管理者、児童指導員、指導員(保育士)さんなどが働いています。それぞれの職種の役割などについて説明しますね。

児童発達支援管理責任者

放課後等デイサービスでは、中心的な役割を担っています。個々のお子さんの特性や親御さんの意向を聞きながら、個別の支援サービスを計画する人です。保育士やヘルパーなどの有資格者であったり、一定の福祉施設の勤務経験を積んでいる方が行っています。

管理者

事業所の管理を担っています。運営やスタッフの管理、他機関との調整や連携など多岐に渡ります。他の職種と兼任して行っている事業所もあります。

児童指導員

直接的に子どもたちの療育にかかわるお仕事を担っています。日々のプログラムの運営や、支援計画をベースに、個々の子どもたちへの課題を解決出来るようにサポートしています。

大学や専門学校にて、社会福祉学や教育学を学んだ人や、2年以上の福祉現場の実務経験がある方が行っています。

指導員

児童指導員と同じように、子どもたちの支援などを行います。どちらかと言えば、児童指導員の補助業務や、子どもの送迎などサポートする働き方がメインになります。

有資格者でなくてもなれますが、実務経験を積んだ後、児童指導員にステップアップしていく人が多いです。

放課後等デイサービスっていくらするの?

放課後等デイサービスは、市区町村が発行する受給者証があれば、1割負担で利用することができます。利用料金は、1回あたり750円~1200円となっていますが、世帯収入によって上限額があります。自治体によっては助成金制度などもありますので、一度お住いの自治体にお問い合わせいただくのが良いでしょう。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯 0円
一般1 市町村民税課税世帯
(所得割28万円(注)未満)
通所施設、ホームヘルプ利用の場合 4,600円
入所施設利用の場合 9,300円
一般2 上記以外 37,200円

(注)収入が概ね890万円以下の世帯が対象となります。

出典:厚生労働省

放課後等デイサービスの申し込みは?

放課後等デイサービスの利用には手続きが必要です。利用までの流れについて、順番に説明していきますね。

1.自治体に相談する

放課後等デイサービスの利用を検討する場合は、まずお住いの自治体の福祉担当窓口にご相談してください。申し込みの流れや必要な書類などを教えてもらえます。また、利用可能な地域の施設一覧などももらえる場合があります。申請方法は自治体によって違ってきますので、ご確認ください。

事業所の一覧は、こちらからご確認ください。

2.施設の見学をする

利用をしたいなと考えている施設に見学に行きます。施設によっては、体験をさせてもらえる場所もあります。実際にお子さんを体験させて、本人の反応などを見てみるのも1つです。

ただ、発達障害のお子さんは新しい場所に行くこと自体に抵抗を感じる子も多いですので、体験などをする場合は、予め本人にどんな場所で何をするのかを説明してから体験会に参加しましょう。

3.障害児支援利用計画案をつくる

障害児支援利用計画案という書類が、申請に必要になります。自分で作成することもできますが、相談支援事業所に依頼して作成してもらいます。

4.自治体に申請書を提出する

自治体の窓口に、障害児支援利用計画案を含む書類と一緒に申請をします。その際に、障害者手帳の提示が必要ですが、持っていない場合は、予め窓口にご相談しておくと対応がスムーズに運べます。

5.利用要件の調査や審査

受給者証の発行に必要な調査(面接など)が行われます。給付の可否の決定や、月ごとの利用上限回数などが決まります。決定するまでに数か月かかることがあります。

6.受給者証の交付

受給者証の交付が認められた場合は、受給者証が発行されます。

7.障害児支援利用計画の作成

受給者証を基に、相談支援事業所に障害児支援利用計画を作成してもらい、いよいよ準備が完成です。

8.サービス利用の開始

利用を希望している放課後等デイサービスの事業所に、受給者証と障害児支援利用計画を提出します。契約手続きを行えば、晴れて利用が開始できます。

すべての手続きには数か月程度かかる場合があります

放課後等デイサービスの探し方や選び方は3つ

放課後等デイサービスを選ぶ基準はどうしたら良いのかと迷うことも多いかと思います。ここでは、選ぶ際のチェックポイントや、施設を見学や体験をするときに、注意する点などについて3点説明しますね。

療育の目的によって選ぶ

放課後等デイサービスの数は増えていて、サービスの内容もそれぞれの施設によって特徴があります。

運動系:鉄棒やマット運動、ダンスなど身体を動かすことが多い

工作系:絵画や工作などのアート系のプログラムが多い

IT系 :パソコンやタブレットを使ってプログラミングやゲームを楽しむ

音楽系:楽器や歌などクリエイティブなプログラムが多い

学習系:学校の宿題や本人の学習意欲を高めるようなプログラムが多い

お子さんの特徴にあったプログラムを得意としている場所の方が、本人も楽しく通うことが出来るでしょう。同じことに興味を持った友人が作りやすいといったメリットもありますね。

通っている児童の年齢や能力などで選ぶ

以前と比べて選択肢が増えた放課後等デイサービスでは、通っている子どもの中でも、高機能(知的な遅れがない)の子や、知的な遅れがある子が混じっていることが多くなります。

いろいろな子がいることのメリットもありますし、逆に同じぐらいの能力がある子がいる方が、馴染みやすいということも。見学や体験などの際に、他のお子さんの様子などを見てみるのも良いでしょうね。

口コミも集めてみる

最後は、やはり口コミです。実際に体験している人や、関係者に話を聞く情報が、生の声として大切でしょう。実際に、利用している保護者の声を聴くことが良いかもしれませんが、それ以外にも手段はあります。

1つは、自治体の窓口で申請する時に、担当者に利用状況を聞くことも出来ます。必ずしも利用者の数と内容が比例しないかもしれませんが、大切な情報の1つです。

また、お子さんが通っている学校の先生(養護教諭・特別支援コーディネーター)の情報も大切です。利用しているお子さんと関わる機会も多いですし、保護者からのお話を聞く機会も多いでしょう。様々な人たちからの口コミを参考にするのも1つでしょう。

まとめ

放課後等デイサービスについてまとめてみました。これから利用しようと考えている方には、自分の大切なお子さんを預ける場所ですから、お子さんに合った場所を選んであげたいですよね。

この記事で紹介したように、手続きには少し時間がかかる場合もあります。すぐに利用しないとしても、少しずつ情報を集めてみるのもよいかもしれませんね。