皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害中学受験」についてです。
ネット上で様々なうわさが飛び交い、わが子にとって何が最適解なのか、情報の取捨選択が難しいものです。
そこで今回は、発達障害のお子さんの志望校選びや塾選びのポイントについて考えていきます。
発達障害のお子さんが中学受験するメリット・デメリットについてもまとめました。
目次
発達障害のお子さんが中学受験に成功するために大切なこと
「勉強ばかりさせるのはかわいそう」
「子供はのびのびと育てるべき」
このような考えから、以前は批判されがちだった中学受験。最近では教育に関心のある家庭が増え、随分と見方が変わりました。ママ友との世間話で話題になることもしばしばです。
発達障害のお子さんを持つ方はどのように考えているのでしょうか。中学受験について、親御さんの声を集めてみました。
このように、中学受験をする理由は家庭によって様々です。お子さんの進路については皆さん悩んでいる様子がうかがえます。
中学受験をする理由をよく考える
まず「お子さんにとって、なぜ中学受験が必要なのか」を考える必要があります。
周りの雰囲気に流されるのではなく、お子さん本人にとって何が大切なのか、家族で話し合ってみてください。
人間関係がうまくいかない
学習に不安を抱えている
このようなお子さんの悩みが解決できる環境があれば、中学受験は1つの選択肢となりえます。
発達障害のお子さんに起こりやすいトラブルについての記事はこちらです。
次に、お子さんの好きなことや将来の夢についても考えてみましょう。
今熱中していること
将来なりたい職業
好きなこと、挑戦してみたいことについてお子さんにヒアリングしてみると、これから進むべき方向が定まりやすくなります。
お子さん自身が受験を望んでいる場合は、ぜひ応援したいものですよね。なぜ中学受験に興味があるのか、ご家庭で十分に話し合ってみましょう。
中学受験に成功するための志望校選び
発達障害のお子さんの志望校選びにおいては、お子さんが安心して過ごせる環境であるかということをよく調べる必要があります。
知名度や偏差値で選ぶのではなく、お子さんに合っている学校をよくリサーチしましょう。
ポイントその1 学校の施設
学校見学会では、きれいな校舎や体育館などが目につきますよね。しかし、まずは発達障害のお子さんが落ち着いて過ごせるかということを確認していきましょう。
・保健室・個室のトイレ・図書館など、一人で落ち着ける場所があるかどうか
・教室が散らかっていないか
・持ち物を置く場所が分かりやすいか
このように、一人でクールダウンできる場所があるか、気が散る環境ではないか、自分で持ち物を管理できるか、といったことをお子さんの性格に合わせて十分にチェックしてみてください。
ポイントその2:カリキュラム
次に、お子さんが長所を生かせるカリキュラムが学校にあるかどうかを確認してみましょう。
タブレット教育でお子さんの学習をサポート
タブレット端末やパソコンの授業が充実している環境では、板書が苦手なお子さんの大きな支えになります。
発達障害のお子さんがタブレット教材を使うメリットについては、こちらの記事で説明して詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
独自の行事や教育課程で学びが広がる
ASDのお子さんなど、決まったスケジュールをこなすのが得意なお子さんは、毎日の講義が充実している学校が合っているといえます。
「授業になかなか集中できないけれど、創作意欲がある」というタイプのお子さんは、フィールドワークや海外留学など、課外活動が多い学校を選ぶと毎日が充実しそうですね。
部活動でお子さんの「好き」を表現できる
私立中学校は、珍しいクラブ活動を行っているところがたくさんあります。お子さんの趣味や得意なことができる部活動があれば、毎日楽しく通ってくれそうです。
こちらは、ある中学校のすべての部活動を各10秒でイッキ見できる動画です。「奇術部」など、とてもユニークなものも。ぜひご覧になってみてください。
個別の支援体制があるか調べよう
発達障害のお子さんは、学習に苦手な分野を抱えていることが多いものです。
そこで、個人のレベルに合わせ、フォローしてくれる体制が整っているかどうか、よく調べておくとよいでしょう。
中学受験に成功するための塾選び
中学受験において、塾選びは一番の悩みどころですよね。どのように選ぶとよいのか、ポイントをまとめました。
大手の集団塾
発達障害だから集団活動は無理、と決めつけていませんか。学校の授業が好きではないお子さんも、塾で伸びる可能性もあります。
プロ講師の授業はすごい
「先生の影響で得意な科目が出来た」という経験はありませんか。
人気の講師は担当教科を分かりやすく、楽しく説明する技術を持っていらっしゃいます。子供を惹きつけるために、相当の努力と研鑽を積まれているのでしょう。
学校では退屈そうにしているお子さんも、魅力あふれる講義にひきこまれ、勉強が好きになるということも十分にありえます。
授業風景を動画で配信している塾もあります。一度、お子さんと一緒に視聴してみてください。
負けず嫌いなお子さんには合っていることも
塾の中には、毎月クラス替えテストがあり、席順も成績で決められるようなところもあります。塾の生徒同士で切磋琢磨することで、お互いに高めあうことも期待できるのです。
日ごろから一番を取ることにこだわっているお子さんは、集団塾が合っているのではないでしょうか。
個別指導
発達障害のお子さんは、集団塾ではきめ細かく対応できないと考え、個別指導塾を選ぶ方も多いようです。
オーダーメイドの計画を立てられる
発達障害のお子さんは、得意なこと、苦手なことの凸凹が大きいという問題が起こりがちです。
個別指導塾では、科目ごとにお子さんのレベルをよく確認し、お子さんだけのカリキュラムを立ててくれるということがメリットといえるでしょう。
お子さんの様子を見ながら教えてくれる
集団の講義形式ですと、講師は子供一人一人が理解できているかというところまでは把握できません。お子さんが分からないまま取り残されてしまう、というリスクがあるのです。
個別指導では、お子さんと1対1で授業が行われるため、お子さんの理解度を確認しながら指導を受けられる、ということがメリットです。
一つに決めるのではなく、いくつかの塾を訪れ、お子さんとの相性を確かめましょう。
家庭教師
それぞれのお子さんに合わせて指導してもらえるという点では、家庭教師と個別指導塾との違いが分かりづらいかもしれません。
ここでは、発達障害のお子さんにとっての家庭教師のメリットについて説明します。
自分の部屋で安心して勉強できる
発達障害のお子さんの中には、いつもと違う場所では力を発揮できないという方も多くいらっしゃいます。
慣れていない環境が苦手。
外出することに不安を感じる。
人が出入りするなど、騒がしい環境が苦手。
小さな音・置いてあるものなど、些細なことに気を取られてしまう。
このように、環境が変わるとうまく対応できないお子さんにとっては、家庭教師のスタイルがよく合っているといえます。
保護者が近くで見守ることができる
お子さんが塾でどのように過ごしているか、保護者からは分かりづらいものです。
特に、こだわりが強い性格など、フォローが必要な場合、保護者から離れているとお子さん自身も不安になってしまうことも。
家庭教師だと、勉強している様子を保護者がすぐ近くで見守ることが出来ます。講師に来てもらい、家庭で教えてもらえると安心です。
発達障害専門の塾・家庭教師をご紹介
塾や家庭教師センターには、発達障害のお子さんに特化しているところもあります。今回は、2か所の事業所をご紹介します。
個別指導のコーチング1
コーチング1は、「発達障害の特性」と「中学受験の特殊性」の両方について専門的なノウハウを持っているとのことです。
こちらの学習機関では、個別指導塾と家庭教師のシステムを学習状況に合わせて選択できます。
次に、コーチング1ならではの強みについて紹介いたします。
①中学受験では、志望校の傾向や対策の相談などについて専門的なノウハウが必要となります。また、中学受験特有の特殊な問題が出されます。
発達障害専門の塾では通常、特別支援学校やフリースクールに進学することを想定したカリキュラムになっています。①の観点から考えると、このような塾では中学受験のノウハウを持っていないことが弱みとなります。
②発達障害のお子さんの学習指導を行う際には、発達の特性についての専門的な知識が不可欠です。
個別指導型の中学受験塾では、個人に合った計画を立てることは出来るものの、発達障害への知識がある講師が少ないことが現状です。
このことをふまえると、中学受験専門の塾は、②の知識がないことが弱みとなります。
コーチング1は、①と②の両方のノウハウを兼ね備えた学習指導ができる唯一の塾なのです。
コーチング1では、臨床心理士による発達検査を受けることも出来るそうですので、興味のある方は問い合わせてみてください。
個別指導塾「エグゼ大阪」
エグゼ大阪では、特別支援学級の担任や療育士として活躍されてきた講師が個別指導を担当しています。
受験指導では、志望校合格率は97%なのだそう。合格実績では、人気の学校の名前が並んでいます。最後まであきらめない心意気で指導してくれるとのことです。
受験を目指されてる方や、学習のサポートなど、専門講師が担当し個別指導で導きます。
お子様が自信を持ち、自己肯定感を高く、主体的に生きていく
お手伝いをさせていただきます!
グレーゾーンの方々の為の学習指導、発達障害についても専門の講師、
奥田幹子先生が担当します。
必ず出来ることが増えるのでご安心ください。
目標を達成するまで一緒に顔晴りましょう!
個別指導塾「エグゼ大阪」:発達障害・グレーゾーンの方々の特別学習
中学受験をするメリットとデメリットを知ろう
これまでは、発達障害のお子さんの志望校・塾の選び方について説明してきました。
ここからは、迷っている方のために、発達障害のお子さんにとっての中学受験のメリット・デメリットについて述べていきます。
中学受験をするメリット
はじめに、中学受験のメリットについて説明していきます。
1.高校受験をしなくてもよい
高校受験の「内申書問題」に悩まなくてよい
忘れ物をしない
ノートをきれいに取る
どの科目も手を抜かずに取り組む
授業で積極的に発言する
活動の中で、リーダーシップを発揮する
どの家庭でも悩ましい内申書問題。内申書の点数を上げるには、全科目をまんべんなくこなし、様々な活動に積極的に取り組む必要があります。
発達障害のお子さんは、このようなことは苦手な方が多いのではないでしょうか。
発達障害のお子さんの苦手については、こちらの記事で詳しく説明しています。
中学受験ではほとんどの学校で、当日の点数だけで合否が決まるようです。苦手なことを無理強いする必要がないということが、中学受験の最大のメリットだといえます。
中高一貫校で6年間のびのびと過ごせる
高校受験がないので、進路についてじっくりと考えることが出来ます。
お子さんに合った学校を選べば、独自のカリキュラムの中で個性を伸ばすこともできるでしょう。
2.人間関係をリセットできる
通っている小学校で人間関係に悩んでいるお子さんは、環境を変えることでリセットすることが出来ます。
また、中学受験では各学校独特の「校風」があります。価値観が似ている生徒が集まりやすいため、お子さんがありのままの自分を出しやすいといえるでしょう。
こちらの動画では、いじめから「逃げる」受験でもよいのかということについて、専門家の先生がメッセージを配信しています。悩んでいる方はぜひご覧になってみてください。
中学受験をするデメリット
ここからは、発達障害のお子さんが中学受験に挑戦するデメリットについて説明していきます。
1.ストレスがかかる
優秀なお子さんでも、中学受験の数年間は厳しい闘いとなります。大切なお子さんの未来がかかっているので、保護者の方も成績に一喜一憂してしまうのは仕方がないかもしれません。
発達障害をお持ちで受験に挑戦している方の声を取り上げました。
発達障害のお子さんは、ストレスがかかると癇癪など、様々なトラブルを起こしてしまうことも。
2.通学時間がかかる
近所にぴったりの学校があれば一番良いのですが、たいていは電車やバスで通学することになります。
狭い空間が苦手なお子さんは、満員電車で不安を感じてしまう。
早起きや準備が苦手なお子さんは、登校が苦痛になる可能性がある。
感覚が過敏なお子さんは、通学だけで疲れてしまうかもしれない。
お子さんが不安に思ったことについて、よく話し合うことが大切です。
通学する時間を想定し、お子さんとシミュレーションしてみることが大切です。
まとめ
今回は、中学受験を検討している発達障害のお子さんに向けて、志望校・塾選びのポイントについてまとめました。
志望校選びにおいて、発達障害のお子さんは、以下のポイントを確認する必要があります。
- 安心できる環境であるか
- 個性を生かせる場があるか
- 支援体制が整っているか
次に、塾選びについてのチェックポイントもまとめました。
- 有名講師の授業に魅力を感じたら、集団塾もおすすめ
- 個別指導塾では、お子さんの得意・不得意に合わせた計画を立てられる。
- 安心できる自分の部屋で勉強したいお子さんには家庭教師がおすすめ
最後に、発達障害のお子さんが中学受験に挑戦するメリット・デメリットについてもまとめました。
メリット
- 高校受験をしなくてもよい
- 人間関係をリセットできる
- 同じような雰囲気の生徒が集まる
デメリット
- ストレスがかかる
- 通学時間がかかる
お子さんがのびのびと過ごせる学校が見つかるとよいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。