皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報をみなさんと共有していきます!今回のキーワードは「発達障害 個別指導塾」についてです。
発達障害のお子さんを育てている親御さんの中には、学習面での不安を抱えている人が多くいらっしゃるのではないでしょうか。特性上、ある分野の学習が著しく苦手であったり、授業に集中できずに学習が遅れてしまったりなどが見られるかもしれません。
ところで、そんな発達障害のお子さん向けの個別指導塾があるのをご存じですか?
この記事では、そんなお子さんのために発達障害の子供向け個別指導塾の特徴や家庭教師との違いを紹介しています。ぜひ最後までお読みください。
目次
発達障害の子供に個別指導塾が合うの?
お子さんの学習面が気になっている人は、個別指導塾を検討してみる価値があります。文字通り「個別指導」ですので、お子さん一人ひとりにあった指導を受けられるからです。
一口に個別指導塾と言っても、特徴やプログラムなどは様々で、発達障害の子供に特化した塾もたくさんありますよ。
発達障害の種類により、見られやすい特性は決まっていますが、人によって出方は異なり、苦手なことも違います。特性の出方が様々ですから、お子さんに合った指導を受けやすいのが1番のメリットと言えるでしょう。
たとえば、発達障害者向けのSSTという社会性を向上させるトレーニングがあります。このSSTを実践してくれる個別指導塾もありますよ。
良い点、悪い点を教えて!!
マイナスポイントも知っておくと検討がしやすいですよね。まとめてみました。
良い点 | 悪い点 |
・その子に合った対応、関わりをしてくれる。 ・「苦手」にとことん向き合ってくれる。 ・落ち着いて学習「できる環境が整備されている。 ・発達障害の子供を指導してきた実績がある。 ・先生方が発達障害について知識を持っている。 ・社会性やコミュニケーション面を サポートしてくれる塾もある。 ・同じ境遇の保護者と交流が持てる。 | ・先生との相性が合わない可能性はある。 ・塾の環境が合わない可能性はある。 ・プログラムが合わない可能性はある。 ・校舎が近くに無いと、親の送迎が不可欠になる。 ・一般的な学習塾より料金が高額になる。 |
個別であることや、発達障害の子供向けプログラム・オリジナルプログラムにより、料金は高めの設定になっています。とにかく学習面が心配、金銭的に余裕がある場合に限られてしまうかと思われます。
送迎面での負担に関しては、オンラインで授業が受けられる塾もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
放課後デイサービスも視野に
放課後デイサービスとは、主に小学生から高校生までの障害を持ったお子さんが利用できる福祉サービスです。放課後や休みの日も利用でき、親御さんへのサポートもあります。
普通の学童などとは違い、ここでも障害や特性に合わせたプログラムや学習指導を受けることができます。定員も少人数制であり、お子さんも落ち着いて過ごしやすいのではないでしょうか。
個別指導塾と比べると、「居場所」としての要素が強く、その子を尊重した自由度の高いケアとなっています。
自治体から利用料の割は補助金が出ますので、金銭的面がネックになっているご家庭は検討してみましょう。ただし、利用にはお子さんの障害児通所支援の受給者証が必要です。
放課後デイサービスについて気になる人は、下記の記事をご覧ください。
家庭教師もあるけど、どちらが良いの?
同じく個別指導なら、家庭教師も思い浮かびますよね。どちらも個別指導ですので、その子の特性や性格を見て、その子に合った方法で学習を進めてもらえる点は同じです。
どちらが良いかはお子さんの特性やご家庭の事情によりますので、一概には言えません。
では、個別指導塾との違いはなんでしょうか?良い点と悪い点を紹介しますので、参考にしてみてください。
良い点 | 悪い点 |
・慣れ親しんでいる「自宅」で学習ができる。 ・親の目が届きやすい。 ・送迎する負担から解放される。 | ・個別指導塾よりも更に料金が高額になる傾向。 ・家の中をキレイに保たねばらないと プレッシャーを感じる人もいる。 ・生活感が丸見えになりやすい。 |
環境が変わることが極端に苦手なお子さんや、近くに校舎がなく送迎が負担になるご家庭であれば、家庭教師の方が向いているかもしれません。
しかし、自宅に先生を招くことで、料金が高額になる傾向があり、特に主婦(夫)にとっては見られたくないところも見えてしまう可能性は大いにあります。
また、受験対策を依頼したい場合、実際の試験は試験会場で行われます。自宅以外の環境でも集中して取り組めるよう、練習を兼ねて個別指導塾の方を検討しても良いでしょう。
個別指導塾の選び方
ここまでお読みいただき、ぜひ個別指導塾にお願いしたいと思った親御さんもおられるでしょう。それでは具体的な個別指導塾の選び方をご紹介します。
- お子さんが先生方や個別指導塾の環境・雰囲気などに合うか。
- 親御さんが先生方の対応や個別指導塾の雰囲気が良いと感じるか。
- 先生方が発達障害の知識を持ち、接し方などのノウハウを持っているか。
- お子さんや親御さんが求めるレベルと個別指導塾の内容が合致しているか。
- 学習面以外の「苦手」も見てもらいたい場合、指導内容やプログラムは合っているか。
1番大切なのはお子さんに合うかどうかです。
また、発達障害の子供向け個別指導塾に入会したとしても、親御さんのサポートは必要不可欠です。情報交換や相談が気軽にできる方が、親としてもやりやすいですよね。先生方や、入会している子の親御さんたちの雰囲気が合うかも大事になってきます。
殆どの個別指導塾では、無料で相談会や体験授業に参加でます。実際に体験したり、直接話をしたりした方が分かることもたくさんあります。入会する前に、必ず親子で相談会や体験授業に参加しましょう。
まとめ
- 発達障害のあるお子さん向けの個別指導塾がある。
- その子に合わせた指導が可能であり、発達障害のお子さんにぴったり。
- 同じく個別指導には家庭教師もあるが、お子さんの特性や目的で選択すると良い。
- 入会する前に、親子で相談や体験授業に参加する。
特性のあるお子さんが利用できるサービスはいくつかありますが、目的や相性が合えば個別指導塾を検討してみてはいかがでしょうか。
学校の学習や受験対策以外にも、社会性やコミュニケーションの困り事などにも対応してくれるところもあります。お子さんも親御さんも周りのサポートを利用して、少しでも不安を減らしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。